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ローテーション 10KB 『ローテーション』 一、 「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」」 ペットショップで買ってきた虐待用のゆっくり(100円)を箱から出すと、何も知らない赤ちゃんれいむと赤ちゃんまり さが満面の笑顔で挨拶をした。僕は二匹の赤ゆをじっと見ているだけ。赤れいむと赤まりさはそんな僕の反応が面白くなかっ たのか、 「ぷきゅぅぅぅ!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」 「おにーしゃん!れーみゅがきゃわいくてあいしゃつしゃんもできにゃいの!?」 不機嫌そうに声を上げる。無言で赤まりさをつまみあげると手の平の上に乗せた。 「ゆゆっ?!たきゃいよっ!おしゃらをとんでりゅみちゃい!」 満足そうに歓声を上げる。無言の赤れいむは楽しそうな赤まりさを見て、 「ゆゆぅ…!まりしゃだけずりゅいよっ!れーみゅもおしゃらしゃんとびちゃいよっ!」 僕は赤れいむを無視して、赤まりさのぷにぷにな頬を人差し指でつついたり撫でたりして遊んだ。 「ゆゆぅん…おにーしゃん…しゅごくゆっくちできりゅよ…」 赤れいむは僕の視界に入るような位置で転げ回り、揉み上げを床に叩きつけながらぴーぴー泣き喚いた。構ってほしい一心 なのだろう。 「おにーしゃん!おにーしゃんん!れーみゅも…れーみゅもおおぉ!!!!」 僕が赤れいむに視線を落とすと、何かを期待しているかのような目でずっと僕のほうを見ている。僕は相変わらず赤まりさ をぷにぷにしたりして、そのたびに赤まりさがきゃっきゃと声を上げる。じっと僕を見続けていた赤れいむだったが、やがて 自分の望むように遊んではもらえないということをゆっくり理解したのか、 「ゆぐっ…ひっく…ぅ…ゆぇ…」 本当に悲しそうな表情でぽろぽろと涙を流し始めた。…あぁ…かわいいな、チクショウ…。慈悲の心が芽生えたので、 「れいむ」 声をかけられたにも関わらず、悲しみの感情のほうが大きいのか簡単に僕の方を向きはしなかった。 「お空を飛ばせてあげるよ」 その言葉に赤れいむはようやく、顔を上げて、僕のデコピンで吹っ飛ばされた。状況が飲み込めないのか赤れいむは涙目に すらならず、 「ゆっ?!ゆゆっ?!!」 キョロキョロと辺りを見回している。僕がデコピンで吹っ飛ばしたことすら気づいていないようだ。とはいえ、赤れいむの 顔の中心は真っ赤に腫れあがっている。中身が餡子の癖になぜ真っ赤に腫れあがるのか未だに理解できない。ただやはり後か らじわじわと痛みが襲ってくるのか赤れいむは、腫れあがった部分と同じくらいに顔を真っ赤にして、 「ゆびゃあああぁぁぁん!!!いちゃいよぉぉ!!!!」 声を張り上げて泣き喚く。大声で泣けば僕が優しくしてくれるとでも思ってるのだろうか。時折僕の方に視線を向けるのが 癇に障る。 「まりさ、ご飯にしよう」 「ゆっ♪まりしゃおにゃかぺこぺこだよっ!」 嬉しそうに微笑む赤まりさ。寂しそうに俯く赤れいむ。時折しゃくりあげる声と床にぽたぽたと落ち続ける涙が赤れいむの 悲しみを物語っていた。それより赤まりさは少しは赤れいむのことを気遣ったりしないのだろうか。本当に自分がゆっくりで きればそれでいいと思っているようだ。…クズだな。 「むーちゃ、むーちゃ…ち、ちちち…ちあわちぇえぇぇぇ!!!!!」 すぐ隣でご飯も与えられず、赤まりさの餌皿をただただ無言で涙を流しながら見ているだけの赤れいむには目もくれず幸せ 宣言する赤まりさ。自分と同じような境遇で、自分と同じような赤ちゃんゆっくりで、自分も同じように可愛がってもらえる と思っていた赤れいむは、赤まりさの傍を離れて箱に寄り添い、振り向くことはもうなかった。 体中(顔中?)を震わせて泣いているのが、背中(後頭部?)から伝わる。赤れいむのことなどお構いなしに餌皿のゆっく りフードを食い漁る満面の笑顔の赤まりさの横で、僕は冷ややかな笑みを浮かべた。 二、 「ゆぎゃあああああ!!!!いちゃいよぉぉぉぉ!!!!おにーしゃ…おに…しゃ…ゆっくちやめちぇぇぇぇ!!!!!」 僕は赤れいむの右の揉み上げに水糸を結びつけ、ハンガーから吊るした。何もせずとも重力で下に引っ張られている赤れい むに右の揉み上げは、あるべき姿を保とうと必死だ。その必死は、赤れいむにとっての激痛以外の何でもないわけだが。 「お…おにーしゃん…れいみゅがいちゃがってりゅよ…?やめちぇあげちぇにぇ…?」 赤れいむの必死の形相にさすがの赤まりさも不安になってきたのか、僕に赤れいむへの苛めをやめるようにお願いしてきた。 僕の返事はというと、ただ赤まりさの頭を撫でたり指先ですりすりの真似ごとをしてやるだけ。自分のゆっくり欲のほうが勝 るのか、 「ゆ…ゆゆぅん…」 すぐにご機嫌になる赤まりさ。一方赤れいむの方はもうまったく理解できない。理不尽極まりない。どうして赤まりさだけ が?自分も赤まりさと同じくらい可愛いのに!遊んでもらいたいのに!!痛みに多少は慣れてきたのか、赤まりさと遊ぶ様子 を見る赤れいむの目には悲しみを通り越して怒りの色すら見えた。…当然だとは思うけどね。 赤れいむの顔をつまみ、少しだけ引っ張る。 「ゆっぎいいィィィィ!!!????」 ミチミチ…という音が聞こえたので引っ張るのをやめた。目を見開き、口からは涎を流す赤れいむに赤ちゃんゆっくり最大 のステータスであるはずの“かわいらしさ”は微塵もなかった。 「どぉ…ちて…?」 「ん?」 「どぉちて…れいみゅだけ…こんにゃひどいこと…すりゅ…にょぅ…?」 赤れいむの悲痛な声は赤まりさにも少し堪えたのか、赤まりさも涙目だ。 「どうして、って…。僕は君たちを買ったんだ、100円で。何しようが僕の勝手だろう?道具の分際で自分がされてること の理由なんて求めちゃ駄目さ…。そのハンガー、喋るかい?喋らないだろう?道具だからさ」 「れいみゅ…どうぐしゃんじゃ…にゃいもん…ゆっくち…だもん…ゆっくち…しちゃいよぅ…」 「おにーしゃん!おにぇがいしましゅ!れーみゅをゆっくちしゃせてあげちぇくだちゃいっ!」 赤まりさの懇願。 「道具はね…使われ方を自分で選ぶことはできないんだ。使われて初めて、道具になれるんだよ?」 「でも…こんにゃ…ひどい…」 赤まりさの左頬をひっぱたく。乾いた音が部屋中に響いた。赤れいむも赤まりさも黙りこくってしまった。 「いいかい?君たちは道具。僕の道具。もっと言えば…オモチャだね。オモチャはオモチャらしく…僕に遊ばれてなよ」 二匹の赤ゆっくりはまだ何か言いたそうだったが、僕に見据えられるが怖いのかそれ以上喋ろうとはしなかった。その後も 吊るされた赤れいむにゴム鉄砲で射的をしてみたり、ゴムで顔の一部を弾き飛ばしたりして遊んであげたが、そのたびに涙と しーしーを撒き散らし、絶叫して赤まりさを震え上がらせた。 ようやく水糸から降ろされた赤れいむの元に赤まりさがぴょんぴょんと跳ね寄り、舌を使って赤れいむをなぐさめながら、 「ゆっくちいちゃくなくにゃっちぇね!ぺーりょ…ぺーりょ…」 箱から出されて初めて他者の優しさに触れた赤れいむは、また大粒の涙をこぼした。…喜劇だなぁ。 三、 翌朝。仲良く寄り添って寝息を立てている二匹の赤ゆの一方…。赤れいむをつまみ上げる。さすがに目が覚めたのか、不安 そうに自分の状況を把握しようとしている。そして、僕と目が合った瞬間、全身を震わせ瞳に涙を浮かべた。表情は恐怖に包 まれ怯えきっている。 「れいむ?昨日はひどいことしてごめんね?」 「…ゅ…?…ゆっ?」 意外としか思えない僕の言葉に赤れいむは、疑いの目で僕を見続けている。時折、目を反らしてはまた不安そうに僕をチラ ッと見る。僕は手の平に乗せた赤れいむの頭を人差し指で撫でた。指が触れた瞬間こそ、体をびくっと震わせ一筋涙がこぼれ たが、やがて、 「ゆ…ゆぅ……んゆぅ…?……ゆっ…ゆぇ…ゆゆぅ…っ!」 恐怖感が安心感に変わって行ったのだろうか、まず表情から恐怖が消え、涙が乾き、未だ涙目であることには変わりないが 口元が緩む。頬を染め、嬉しいような照れるような、そんな感情が窺い知れた。 「おに…しゃ…ゆっく…ゆっくちしっちぇってにぇ!!!」 元々が舌足らずなのと、複雑な感情も相まって言葉にはなっていなかったが理解をすることはできた。僕は赤れいむににっ こりと笑顔を向けると、 「ゆっくりしていってね!」 これで完全に元気と笑顔を取り戻した赤れいむは、僕の手の平の上をぴょんぴょんと跳ね回り、 「ゆっくち!ゆっくち~!」 声を上げた。その声に赤まりさがのそのそと起きてくる。楽しそうな僕と赤れいむの姿を見て、赤まりさも楽しくなってき たのか、 「ゆっ!おにーしゃん!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」 笑顔の赤まりさを、無視する。聞こえなかったのかな?表情から赤まりさが何を考えているか理解できる。 「ゆ…ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!!!」 次は大きめの声で僕に向かって挨拶をする。 「それじゃあれいむ、朝ごはんにしようか」 「ゆ…ゆぅ…?」 不思議そうな顔の赤まりさと裏腹に、赤れいむは 「ごはんしゃんっ!れーみゅ、ごはんしゃんたべちゃい!!!」 能天気なものだ。昨日、自分がどんな思いをしていたかはすっかり忘却の彼方らしい。さすがは噂の餡子脳。赤まりさはと いうと、この不可解な一連のやり取りにもやもやしたまま、僕と赤れいむの後ろをぴょんぴょん跳ねながらついてきた。 「むーちゃ、むーちゃ…ちあわちぇええええ!!!!」 どこかで見たような絵面だ。幸せ宣言する赤れいむ。たた赤れいむが餌を食べるのを見ているだけの赤まりさ。 「おにーしゃん!!れいみゅだけずりゅいよ!!!まりしゃにもごはんしゃんちょうだいにぇ!!ぷんぷんっ!!!」 違ったのは、抗議をしてきたことだろうか。もっとも、昨日の赤れいむは精神的にすでに参っていただけ…というのもあっ たかも知れないが、まりさ種のほうが精神的にタフというのは矢意先生の実験結果で立証されている。どんな実験をしたのか は知らないが。 毅然と抗議をする赤まりさの帽子を無言で奪う。するとどうだろう?匠の技で帽子を奪われた赤まりさは…見る見るうちに 泣き出すではないか。 「ゆんやああああああ!!!まりしゃのおぼうち…かえちちぇぇぇぇぇぇ!!!!」 100円でお手軽、朝ゆ虐。赤まりさの帽子を適当な場所に引っ掛ける。どう考えても届くわけがないのに必死にジャンプ して帽子を取り戻そうとする赤まりさ。赤まりさがジャンプした瞬間、着地する地点に竹串を置いてやった。あんよ(底部) に竹串が触れ、そのまま深々と赤まりさの体内を抉っていく。 「ゆぐぎぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」 歯を食いしばり、この想定外の激痛に耐える赤まりさ。僕はそんな赤まりさの頭を押さえ、さらに竹串を深く刺し込んでい った。 「いぢゃいよぉぉぉぉぉぉぉ!!!やべぢぇ!!やべ…ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…ッ!!!!!」 その様子を見て、赤れいむは震えながら涙を流し、おまけでしーしーも漏らしていた。やはり精神的にはまりさ種のほうが タフなのか…。 結局、その日はずっと赤れいむと遊んであげ、赤まりさでも“遊んで”あげた。 四、 次の日、笑顔の赤まりさと、泣き声を上げる赤れいむ。二匹は気づいていないのだろう。一日ごとに愛で用、虐待用と使い 分けられていることに。気づく必要はないのだ。なぜなら、二匹は道具だから。オモチャに過ぎないのだから。 役割を与えられただけでもマシというものだ。ちなみに、僕のいじめは少しずつエスカレートしていき、五日目の夜に赤れ いむが死んだ。その翌日、赤まりさも死んだ。 僕はまたペットショップでゆっくりを買ってきた。 僕は知っている。消耗品は、消耗してなんぼのものだ、ということに。 そこに命など、ありはしないのだ。100円で売られている命など、命と呼ぶことはできないのだ。 *駄文、失礼しました。 余白あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る だよな、内臓があるちゃんとした生き物なら虐めるなんてありえないし出来ないしやってる奴がいたら殴ってでも止めるが饅頭は生き物じゃないから虐めるのに抵抗が無さそう -- 2013-10-05 16 49 58 ↓ゆっくりはおもちゃだからなwww -- 2012-03-06 22 39 20 道具に対する態度では無いな -- 2011-07-05 18 44 11 片方を愛でて片方を虐待するの素晴らしいな -- 2011-02-14 09 36 38 すっ!すっきりー!! 純粋に可愛い赤ゆの虐待って本当にQNQN出来ますね 愛でと虐待のギャップ効果でQNQN度倍増でしたw -- 2010-09-19 19 10 00 死ぬときの描写も欲しかったな -- 2010-09-13 22 49 53
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「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ・・・。ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛・・・。」 「ふぁぁ~・・・。何だもう朝か・・・。よいしょっと。」 とあるアパートの一室、朝8時に1人の男が目を覚ました。今日は誰もが昼まで寝ていたいと思う日曜日。 しかし、彼にとっての日曜日は自分の趣味をフル解放できる貴重な日・・・寝ている訳にはいかないのである。 特に、今回はある任務のために早起きする必要があった。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ・・・。ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛・・・。ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ・・・ゆべぇ・・・っ。」 「さ~て・・・。早速森にでも出かけるかな・・・。」 ちなみにさっきから五月蝿い目覚まし時計の正体は、特製の『ゆっくり痙攣目覚まし(れいむバージョン)』だ。 時間になるとチューブが餡子を吸い出し強制的に痙攣させるのである。1つにつき約3日は使える仕様になっている。 目覚ましを止めると吸い出した餡子が戻るようできていたのだが・・・。 今使ってたれいむはどうやら力尽きてしまったらしい・・・。溜息を付きながら燃えるゴミに放り込んでおく。 「せっかくだし新しい時計用ゆっくりを調達するかな・・・。」 彼は人々からは『痙攣鬼異惨』と呼ばれていた。数少ないSランク所持者であり、政府からその腕を認められ 現在は『ゆ虐七連星』の1人となっている。呼び名の通りゆっくりの痙攣する姿が好きで好きで堪らないという、 ちょっと変わった趣向をを持つ人物だ。 「そうだ・・・。その前に生徒のレポートの評価しないと・・・。はぁ・・・。」 彼の仕事は某大学の教授である。最近出来たゆっくりについて調べる学部の教授であり、彼の講義にはいつも 溢れる程生徒が集まると言われている。 午前11時、ようやく解放された鬼異惨は近所にある森に足を運んでいた。基本ここに人は立ち入れず、 そのせいかゆっくり共がわんさか溢れている。 「ゆ!?にんげんさんだよ!ゆっくりしていってね!!!」 「ゆ~?にんげんさんをみるのははじめてだよ!とってもおおきいね!」 「むきゅ!にんげんさんがここにくるなんておどろきね!」 森に入るとどこからかゆっくりたちの声が聞こえてくる。もう少し警戒心を持った方がいいと思いつつ、鬼異惨は足を進める。 この辺のゆっくりは特に天敵が存在しないため実にゆっくりしており、野生に生きる動物(?)にあるまじき生活を送っている。 そこらを見るとれいむとまりさの家族が子供を連れて散歩をしていたり、大勢で集まって歌を歌っていたり、 みょんが卑猥な単語を連発してありすをレイパー化させたり・・・。本当にやりたい放題やっている感じがする。 ゆっくりからすればここは最高のゆっくりプレイスなのだろう。だがその楽園を鬼異惨は崩さねばならない・・・。 1週間前・・・ 鬼異惨は森の管理人である政府の役人と対談していた。 「あの森はゆっくりの生態を調べるために手つかずの状態にしてあるのだが、最近調査員を派遣したところ・・・。」 「どうだったんですか?」 「ゆっくりの数が異常に膨れ上がっていたのだ。恐ろしい繁殖力でね・・・あのゆっくりとかいう奴らは謎だらけだ・・・。」 「・・・で、私にどうしろとおっしゃるんですか・・・?」 「うむ、もしこれ以上増え続ければ奴らは森の食料を食い尽くし、森の外に出てきてしまうかも知れん。奴らはあの森を ゆっくりプレイスとか言って滞在しているが、いつ外に出て人間に危害を加えるか分かったものではない。 そこで、君に森のゆっくりの駆除を頼みたい・・・。数を適正にして欲しいのだ。」 「・・・腑に落ちませんね。わざわざ私に頼まずとも、適当に役員を動員して駆除すればいいじゃないですか。何故私に・・・?」 「君は森の近くに住んでいるみたいだし、正直ゆっくりのことを我々はよく知らないのだ。ゆ虐七連星である君に頼むのが 一番賢明だと思ってね・・・。もちろん報酬は払う。引き受けてくれないかね・・・?」 そして現在に至るという訳だ。任務とは『適当に数を減らし、尚且つ人間が恐ろしい存在であることを認識させる』ことだったのだ。 「・・・まあ頼られることは良いことだ。それに大量のゆっくりを痙攣させて痙攣大合唱をさせてみるのも面白いかも・・・。」 「ゆ~・・・。にんげんしゃん!ゆっきゅちしちぇいっちぇね!!!」 「何だ赤ゆじゃないか・・・。赤ゆが昼間から外にいるとか・・・どんだけ警戒心無いんだ・・・。」 鬼異惨は呆れつつも切り株に座り、駆除の方法を考えた。何も全滅させる必要は無いのだ。それに歩き回って潰していくのも非合理的だ。 何か有効な作戦は・・・。ひたすら考えた・・・。とにかく考えた。考えたが、雑音のせいで気が散ってしまった。 「ぴゅきゅ~!にんげんしゃん!むしちにゃいじぇね!!!れいみゅとあちょんでね!!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり・・・。」 鬼異惨は赤れいむを左手でそっと持ち上げ、そして潰れない程度に握り絞めた。赤れいむは苦しそうにもがいたが当然逃げられない。 「ゆぎゅぎゅ・・・。ぐりゅじいよぉぉぉ・・・。はにゃちてぇぇぇぇぇぇぇ~・・・!」 「心配いらないよ。今ゆっくりさせてあげるからね・・・。」 すると鬼異惨はポケットから小さい注射器のような物を取り出した。これはゆっくりの中身を吸い出す道具だ。すぐさま赤れいむの後頭部に突き刺す。 「ゆぎゅっ!!?いぢゃいっいぢゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ!!!!ゆぎゃびびびびびびび・・・!!!」 あっという間に注射器に餡子を吸い取られ、奇声を響かせる赤れいむ。中身を半分程抜き取ったと判断した鬼異惨はそっと注射器を引き抜き、 切り株に赤れいむをそっと置いた。 「ゆ゛っ゛!!ゆ゛っ゛!!!」 「やっぱり赤ゆじゃつまらないな・・・。でもどうだ?ゆっくりできただろう?ゆっくりは痙攣してる姿が一番美しいと思うんだ。」 「ゆ゛っ゛・・・!ゆ゛っ゛・・・!!」 「痙攣によってリズム良く震えながら呻いて、徐々に声と動きが小さくなって、最後は静かに動かなくなって静寂に包まれる・・・。 私はゆっくりの痙攣を一種の芸術だと思うんだ。周りはあまり理解してくれないけどね・・・。」 「ゆ゛っ゛・・・・・・。」 「はぁ・・・。もう動かなくなってしまった・・・。この儚さがまた心に響くんだけど・・・。さて、任務を実行しないと・・・。」 鬼異惨は平和ボケしたゆっくりたちを見て嘆いた。ゆっくりは進化こそしないが退化ならいくらでもする存在だ。 天敵もいないこの森のゆっくりは確かにゆっくりしているが、守るべき赤ゆを放置しておくなんて・・・親は何をやってるんだ・・・。 「私には関係無いか・・・。よし、設置完了だ・・・。」 鬼異惨は背中のバッグから大量のゆっくりフード(毒入り、ゆっくりにだけ効果有り)を取り出し、周辺にばら撒いたのである。 そしてわざとらしく叫んだ・・・。 「すぅ~・・・。・・・わぁ!!うっかり食べ物を落としてしまった!!!仕方ない、放っておこう!!!あ~あ、おいしいのに勿体無いなぁ~!!!!」 叫んだ後はすぐにそこから離れ、木の裏から様子を見た・・・。叫んでから5秒でゆっくりたちがめちゃくちゃ集まった・・・。 「ゆっ!おいしそうなにおいがするよ!!!にんげんさんがおとしたんだね!!!」 「もったいないからまりさたちでたべるんだぜ!!む~しゃむ~しゃ・・・しししししし・・・しあわせぇぇぇぇぇ!!!!」 「むきゅ~!!!こんなおいしいものたべたことないわ!!!」 「むぐむぐ・・・!なかなかとかいはなあじね!!!とくべつにたくさんたべてあげるわ!!!」 「さぁおちびちゃんたちもむ~しゃむ~しゃしようね!!・・・ゆ?ひとりたりないきがするよ?」 「きのしぇいだよ!まりしゃはやくむ~ちゃむ~ちゃちたいよ!!!」 「ゆゆ!!そうだね!!!みんなでいっぱいむ~しゃむ~しゃしようね!!!」 「わかるよ・・・わかるよー・・・おいしすぎてなみだがでるよー・・・。」 「ちーんぽ!まら!!!」 どうやら大盛況のようだ。にしてもあの親ゆひどいな・・・。多分さっきの赤ゆのことなんだろうけど・・・。すぐ近くにいるのに気付かないとは・・・。 そう、鬼異惨が虐待派なのはゆっくりが無知で愚かで見てるだけで気分が悪くなるからだ。理解できない行動や習性が鬼異惨をイライラさせているのだ。 だがそんな鬼異惨も痙攣してるゆっくりだけは大好きだ。あらゆる欲望や邪念を払拭し、一定のリズムで痙攣するゆっくりはとても規則正しく、 鬼異惨の心を癒した。痙攣してるゆっくりこそ、真にゆっくりしてるゆっくりなんだと信じて疑わなかった。そして数分後・・・。 「そろそろかな・・・。録音機セットして・・・。ワクワク・・・。」 「ゆふ~!おなかいっぱいだよ!!!おうちにかえろ・・・ゆぎ・・・?」 「ゆぐ?なんか・・・なんかおかしいよ・・・?ぐるじ・・・?いだい・・・?」 「ゆぐ・・・ゆげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!エレエレエレエレ・・・。」 「むぎゅぶべっ!!!!」 「おがーじゃ・・・ぐるじ・・・ゆぶふひぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」 「でいぶのあがぢゃんどうじで・・・ゆげへぇぇっ!!!」 「あんこさんでないで・・・ゆえぇぇぇぇぇぇ・・・!!!」 「わがらない・・・よ・・・にゃげげげげげげっっっ!!!」 「ちちちちちんぽぽぽぽぽぽぽぽぽ・・・!!!!」 効果が出てきた・・・。この毒はゆっくりの中身を吐き出させる効果がある。毒の量は調整してあり、中身を全て吐かないようにしていた。 もちろんその目的とは・・・。 「ゆ゛っ゛・・・!ゆぐ・・・ゆぐぐ・・・!!!」 「あ・・・ぎ・・・ゆぐ・・・っ!!!!」 「・・・おお、来るぞ来るぞ・・・!ドキドキ・・・!!!」 そして一瞬の間の後・・・ゆっくりたちは一斉に白目を剥き始め・・・ 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・。」 「ゆ゛っ゛っ!!!ゆ゛っ゛っ っ!!!!」 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛・・・!!」 痙攣を始めた。 「よっしゃ、キターーーーーー!!!!!!!!!急いで録音しなきゃ・・・!!!」 いつもの知性を捨て、子供のようにはしゃぎ、その後すぐに黙って痙攣音に耳を傾けた・・・。 ゆっくりが次から次へと痙攣していき、たちまち森の中はゆっくりたちの痙攣音で埋め尽くされた・・・。 鬼異惨は幸せのど真ん中にいる気分になった。 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・。」 「むぎゅっむぎゅっむぎゅっむぎゅ・・・っ!!!!」 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・!!!!」 「みんなゆっぐりじで・・・ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・!」 「どぼじでこんな・・・ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・。」 「わぎゃりゃな・・・い・・・ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・!!」 次々と痙攣していくゆっくりたち。まさに痙攣音による合唱だ。 「・・・・・・(下手くそな歌よりこっちの方がよっぽど素敵じゃないか・・・)。」 録音中なのでしゃべらずじっとゆっくりの痙攣する姿を目に焼き付けた・・・。少なくとも50匹・・・ひょっとしたら100匹はいるかも・・・。 こんな光景滅多に見れないので、鬼異惨はかつて無い程興奮しry『ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛』 痙攣の大合唱は10分足らずで終了し、辺りにはただの餡子やらクリームやらが散乱していた・・・。 だが鬼異惨にとってこの10分は今までの人生の中で最も素晴らしく、充実した時間だった。鬼異惨はそっと近づいてみる・・・。 するとほんの一部、まだ生きているゆっくりがいた。鬼異惨に擦り寄り、弱った声で助けを求めてきた・・・。 「ゆ・・・にんげ・・・ん・・・さん・・・。れいむ・・・を・・・たす・・・。」 「悪いね。痙攣してないゆっくりには興味が無いんだ。じゃあね。」 鬼異惨はずりずりと寄って来るゆっくりを跳ねのけさっさと森の入口の所へ歩いて行ってしまった。もう満足したのでここに用は無いのだ。 「あの散らばった中身を食ったゆっくりも2次被害を受けるし・・・。だいぶ数を減らせるだろう・・・。任務完了・・・。」 鬼異惨の目論み通り、森のゆっくりの人口・・・もとい、ゆん口は7割近く減少した。吐いた中身を他のゆっくりが食べ、毒に侵され・・・ それを延々と続けた結果がこれという訳だ。警戒心どころか食品への疑念も失っていたらしい。まさに愚の骨頂である。 報告書にはこう記しておいた・・・。 『森の周辺にバリケードを設置し外と隔絶すべきです。奴らは人間を恐ろしい存在だと認識できる程の知能もありません。 あとれみりゃも数匹森に開放してみてはいかがでしょう?生態をより詳しく正確に調べられますし、 何より自然に数を適正に保てるようになるでしょう。』 鬼異惨は任務から解放された。これからは趣味の時間だ。イヤホンと装着し、さっき録音した痙攣大合唱を早速聞いた。 これがあれば目覚ましゆっくりなどいらない。朝起きたい時間にこれを流せばいいのだから。きっと気持ち良く目覚められるだろう。 それから一週間後、どうやら鬼異惨の指摘した通りバリケードで森を隔絶し、れみりゃを放ち、さらに監視カメラも設置したらしい。 ゆっくりたちの楽園・・・ゆっくりプレイス・・・。だがそう思っているのはわずかに生き残った運の良い、そして愚かなゆっくりだけだ。 そこはもう楽園でも何でも無く、ただ人間が研究・調査のために使う実験施設となったのだ。 どうせまたゆっくりは数を増やし、また森はゆっくりで溢れるだろう・・・。だがその頃になれば放たれたれみりゃたちも増えているはず・・・。 何の苦労も無く暮らしてきたゆっくりたちが、果たしてその時生き残れるだろうか?ゆっくりたちの運命は如何に・・・。 だが鬼異惨にとってはそんなことどうでも良かった。例の痙攣大合唱を知り合いの虐待鬼意山に聞かせたらすごく喜んでくれた。 何だか同じ趣味を共有できたみたいで鬼異惨の心は癒された。あのゆっくりたちの死は決して無駄では無かったのである。 「おはよう。早速講義を始めるぞ。今日の講義は・・・。」 今日も鬼異惨は多くの未来ある若者に教えを授けていく・・・。次の日曜日を楽しみに待ちながら・・・。 Fin・・・ 補足 Sランクとかって? 政府が定めたゆっくりに関する検定の称号のこと。ゆっくりを潰して遊ぶ人間が増えたことで暴力的な性格になることを危惧した政府が 定めた。D~Sまであり、漢検や英検のような試験を行い、合格すれば授与できる。 できること・・・ゆっくりの駆除、販売目的でのブリーダーとしての飼育など・・・持ってないのにゆっくりを殺すと罰金が科せられてしまう。 ランクが上がると手を出せるゆっくりの種類が増えていく。持ってない場合は殺さず捕らえ加工場に送れば良い。 Sランクは一部の超上級者しか合格できない程難しい。Sランクの者はゆっくりに関する商売を好きなだけ行える。 ゆ虐七連星って? Sランクの中で、特に政府にその力を認められた者だけで構成される特殊チーム。名前通り7人の猛者で構築されている。 彼らは政府から直接ゆっくりに関する問題や事件を任せられる程の存在であり、その権力は大物政治家に匹敵する。 過去に書いた作品 2517 ちぇんマー投げ 2526 ゆンペルダウン このSSに感想をつける
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俺とゲスと自業自得な餡子脳 22KB ・二作目だよ! ・前作のコメントで指摘を受けて、色々試してみたよ! もし悪化して読み辛くなってたりしたらごめんね! ・一応現代設定だよ! ・俺設定満載だよ!嫌いな人は気を付けてね! ・感想やご指摘があれば、とってもうれしいよ! むしろもっといじめてね!!! ・最後に、相変わらず自己満足からできた物ではありますが、 お一人でも楽しんでいただければこの上なく幸いです。 それでは、どうぞごゆっくり… れいむは困っていた。 望まぬ出産でごはんが足りなくなってしまったのだ。 とは言っても別にレイパーによる強制にんっしんっなどではない。 ちゃんとした番である、まりさとの子だ。 れいむと番のまりさは町に巣食う、いわゆる野良である。 野良ゆっくりが害獣指定されて野良に対して厳しい環境の中、 親姉妹がいないもの同士でそれなりに上手くやってきた。 が、ここ最近の寒さのせいで震えながら互いに寄り添って寝ていたことで、 つい振動がもたらす快楽に我慢できず、すっきりしてしまったのだ。 どこぞの路地裏で生まれ、路地裏で育った生粋の野良であるれいむ達。 町での生き方は他のどのゆっくりよりも熟知しているつもりだ。 なので、うかつに狩りという名のゴミ漁りもできないこの世の中、 食欲旺盛な食い扶持が増えてもそれを賄えなどしないことぐらいわかっていた。 それでも解決策までは思いつかない。 いっそ死産してしまえば、とも思った。 だが比較的安全な胎生にんっしんっだった事も手伝ってか、全部で3匹の赤ゆは全て無事に生まれてしまった。 生まれてしまった赤ゆ達を前にして、一時的には空腹も忘れて幸せな気分に浸れた。 しかし、もちろんそれだけで本当に腹が膨れなどしない。 子供が生まれてから数日後、赤ゆたちが寝静まったある夜。 かつて必死で蓄えたごはんも底を尽きかけているという現実を目の前にして、 二匹はようやく慌てて、対策を練ろうとした。 番のまりさは、辛いがもうおちびちゃんを捨ててしまおうと提案したが、れいむはそれを有無を言わさず一蹴した。 ゲスとでいぶというどうしようもない組み合わせの二匹ではあるものの、 実際に我が子を目にして、れいむの中に生まれたなけなしのぼせい(笑)がそれを拒んだのだ。 だが他に妙案も浮かばず時間だけが過ぎ、貴重な食料は減っていく。 そして現在に至る。 「れいむ、どうするんだぜ?おちびちゃんたちもおなかをすかせはじめてるし このままじゃぜんいん、えいえんにゆっくりしちゃうんだぜ…」 自分が必死に考えているというのに、まるで他人事のように話すまりさ。 先程の無慈悲な提案も相まって、イライラしていたれいむはまりさに対してきつく当たった。 「うるさいよ!いわれなくたってわかってるよ! いちいちわかりきったこといわないでね!!まりさばかなの?」 「いらいらしてるからってまりさにあたるのはやめるんだぜ! まりさががんばってだしたていあんをいやだっていったのはれいむなんだから れいむがかわりをかんがえるのはとうぜんなんだぜ!! どっちがばかなのかゆっくりりかいしてね、ばか!!!」 だが、同じくイライラしていたまりさに言い返されてしまった。 確かにまりさの言い分を一方的に蹴ったのは自分である。返す言葉も無い。 れいむは再び口を閉ざし考え込んでしまった。 「ゆぅ…どうしよう…… いいかんがえなんてまったくでてこないよ。 やっぱりまりさのいうとおり、このこたちをすてるしか… こんなにゆっくりできるこたちなのにぃ…… ……ゆっ?」 眠っている赤ゆ達を見つめながらうちひしがれるれいむだったが、 急に何かに気がついたように、顔を上げた。 「どうしたんだぜ?れいむ?」 「まりさ!れいむいいことおもいついたよ!! これならにんげんのたべてるおいしいあまあまもいっぱいもらえるよ!!!」 「ゆっ!?それはほんとうなのかぜ!? まりさにもはやくおしえるんだぜ!!!」 「あのね………」 夜は更けていく――― ―――――――――― 朝。 早朝独特の爽やかな空気を吸い込んで最高だった俺の気分は、 路地裏から這い出て来た、奴らを視界に入れた事で直下降した。 「「にんげんさん。ゆっくりしていってね!!!」」 「「「ゆっきゅりちていっちぇね!!!」」」 少し視線を下げると、そこには薄汚れてところどころゴミの付着した汚饅頭が2匹と、 何か癇に障る声で舌足らずに話すチビ饅頭が3匹。 ―――出たな、ゴミ饅頭め。 ふてぶてしい顔でお決まりの挨拶を吐く饅頭どもを見て、俺は陰鬱な気分になった。 つい十数秒前まではあんなに晴れやかな気分だったのに一瞬でこれだ。 それもそうだ。こいつ等と関わって喜ぶような人間はいないし、 一々潰すのも面倒臭い。後片付けだって楽じゃないしな。 が、いくら面倒臭くとも、野良を見つけた場合は確実に駆除。 そういう決まりがあるのだから、放っては置けない。 そのために、市が設置した公共の野良ゆっくり専用ゴミ箱なんかがある。 (えっと野良専用のゴミ箱はっと…) さっさと潰してしまおうと、近くに野良専用ゴミ箱があるか探す俺に不穏な空気を感じたのか、 慌てた様子で親ゆっくり達が話しかけてきた。 「ま、まってね、にんげんさん!!まりさたちのはなしをきいてね!!!」 「れいみゅたちなんにもちてないよ!!!」 うるっせえなぁ… 何もしてないもクソもお前らは存在してるだけで害悪だろうがよ。 ただでさえこっちは朝っぱらから汚いもん見せられて気が立ってるのに、 甲高い声で喚くなっつーの。俺のストレスがマッハだわ。 20メートルほど先に野良専用ゴミ箱を見つけた俺は早く済ませようと足を上げる。 「にんげんさん! れいむたちはおたがいがゆっくりできる“とりひき”がしたいんだよ!!! ゆっくりしないでりかいしてね!!!」 「「りきゃいしちぇね!!!」」 あん?取引だ? 妙な事を言い出した親れいむの話に、思わず足を止めてしまった。 それを好機とみたのか、親ゆっくり達は次々とまくし立てる。 「かわいいれいむたちはおなかがすいてるよ!! にんげんさんをゆっくりさせてあげるから れいむたちにあまあまよこしてね!!」 「そうなんだぜ!! ちゃんとゆっくりしたらさっさとあまあまよこすんだぜ!!!」 言いたい事はなんとなく伝わったけど、話を勝手に進めすぎて大雑把にしかわからん。 興奮しすぎてゲスの本性を出し始めた親ゆっくりに一応確認してみる。 「あー、つまり俺をゆっくりさせてやる代わりに 食い物よこせって事でいいんだな?」 「ゆっ!そうだぜ! りかいがはやいとたすかるんだぜ!!!」 うるせーよ、餡子脳。舌引っこ抜くぞ。 なんでいつ見ても常に上から目線で偉そうなんだ、こいつら。 「まあそれはいいんだけど、どうやって俺をゆっくりさせる気だ? まさか『かわいいれいむのうつくしいこえがきけたんだから、ゆっくりできたでしょ?』 とか言わんだろうな。 もしそうなら問答無用でゴミ箱へ直行してもらうが」 「ゆっ!?ちがうよ! そんなこというわけないでしょ?なにいってるの?」 「ばかなの?しぬの?ってか。 それはともかく、それならどうすんだよ。 やるなら早くやってみせろ。時間がもったいない」 「とりひきせーりつだね!わかったよ!! じゃあゆっくりさせてあげるね!! おちびちゃんたち!!!」 親れいむの号令で赤ゆたちがそろって俺の前で得意げに胸(?)を張る。 「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」」」 そのまま数秒間静寂が場に流れる。 ここからどうするのかと思っていると 一仕事終わったとでもいうような顔で親れいむが言った。 「はい!ゆっくりできたでしょ? さっさとれいむたちにあまあまよこしてね!!!」 「よこしぇ~!!」 「あみゃあみゃ~♪」 「あみゅあみゃはゆっくちできりゅんだじぇ!!」 ……はい? どういうことか理解できないので、改めて聞いてみる。 「で、俺をどうゆっくりさせてくれるんだ?」 「ゆ?なにいってるの? れいむのかわいいおちびちゃんたちをみてゆっくりできたでしょ?」 「ゆゆ~ん♪まりささまのあかちゃんはとってもゆっくりできるんだぜ~♪」 「「「かわいくっちぇごめんにぇ!!!」」」 ―――ああ、そういうことかよ。要するに、いつもやってる事と変わんねえじゃねーか。 こいつらの言わんとした所を理解した俺は、あまりの野良饅頭共の馬鹿さ加減に思わず頭を抱えたくなった。 ―――――時は戻って深夜――――― 「だから、かわいいあかちゃんをみせて ゆっくりしてないにんげんたちをゆっくりさせてかわりにあまあまもらえばいいんだよ!!!」 「ゆ!?でもれいむ、まりさたちがなにをいっても にんげんたちはきかずにころそうとしてくるんだぜ!! そんなにんげんにおねがいしようだなんてきけんなんだぜ!!!」 そう。伊達にまりさやれいむとて長年野良をやってはいない。 人間にはどう足掻いても敵わないことは身にしみてわかっていたし、 自分達を目の敵にしていることも知っていた。 まりさ達だってこれまで人間に見つからないように、必死になってきた筈だ。 そんな恐ろしい人間に自ら近づこうなんてれいむは何を言っているのだろうか。 なんとかれいむのやる気を失くさせようするまりさをれいむは鼻で笑うように言った。 「だからおねがいじゃないよ!!これは“とりひき”だよ!! にんげんとは“いーぶん”なかんけいなんだからもんだいないよ! 『そうごのりえき』をついきゅーしたけっかがこれだよ!!! まりさもゆっくりりかいしてね!!!」 普通に考えれば問題だらけ、穴だらけなプランだ。 と言うよりも、いつもゆっくりがやっているやり口の見方を変えただけである。 しかし、まりさはれいむのゆっくりにしては小難しい言葉と 持ち前の餡子脳に惑わされて、至極あっさりと話に乗った。 「ゆぅ~!すごいんだぜ、れいむ!!! まりさだってそんなことかんがえもつかなかったんだぜ!!! こんなかしこいれいむをおよめさんにもらってまりさはしあわせものなんだぜ!!!」 「ゆぅ~♪ほめすぎだよ、まりさ!!」 番にほめられてグネグネ蠢く汚饅頭。 気色の悪いことこの上ないが、そこまで調子付くのも無理からぬ事。 この汚饅頭たちにとっては、今が間違いなくゆん生最高の時だったのだから。 結局その日の夜は有頂天になったまま寝てしまい、次の日の朝早く親ゆっくり達は赤ゆ達に考えを簡単に説明した。 「…というわけで かわいいおちびちゃんたちならぜったいににんげんなんかいちころだよ!!!」 「わーい!にんげんしゃんのあみゃあみゃがちゃべれりゅんだじぇ!!!」 「ゆっくちれいみゅたちのきゃわいいところみしぇてあげようにぇ!!!」 「きゃわいくちぇごめーんにぇ!!!」 「さあ!じゃあだれでもいいからにんげんをみつけて“とりひき”しにいこうね!!!」 「「「「「ゆっゆっおー!!!」」」」」 意気揚々と、巣である汚いダンボールからずーりずーりと這い出てくる野良一家。 その威勢の良い様子とは裏腹に、これから先ろくでもない運命しか待ち受けていないのは明白なのだが。 ―――――――――― そんなこんなで、自慢げに食料を要求してくる饅頭達を見ながら、俺はどうしようかと思っていた。 無論食料をやろうかやるまいかではない。このままさっさと潰そうかどうしようかだ。 普通ならこのまま言っていることを無視して潰すのだが、 貴重な休日の朝一の散歩を邪魔された腹いせもあるし、少し暇潰しでもしてみるか。 ま、どの道最後に潰すのは変わらないけどな。饅頭潰すか、暇潰すかの違いだ。 「どうしたの?さっさとかわいいれいむたちにあまあまよこしてね!!!」 「じぶんだけゆっくりしようなんてげすのかんがえることなんだぜ!!」 「しょーだしょーだ!!」 「ゆっくちしゃしぇろー!」 「ゆっくち♪ゆっくち♪」 どんどん調子に乗り出すクソ饅頭達。 ならば、俺はこう返すしかないだろう。 「あ?嫌だよ。何で俺がお前らにメシなんぞやらなきゃいけないわけ?」 「「「「「ゆ゛!?」」」」」 俺の言っていることが理解できないとばかりに一斉に固まる野良達。 「あん?言ってることわかんねーのか?お前らなんかにやるものなんぞ何もねーっつってんだよ」 もう一度言ってやると、一拍置いて饅頭共が騒ぎだす。 「どおじでぞんなごどいうの゛ぉぉ゛ぉ゛ぉ!!!」 「うぞづぎはゆっぐりでぎないぃぃぃぃぃぃ!!!」 「うしょちゅきはゆっくちちね!!!」 「ゆあぁぁぁん!あみゃあみゃちゃべちゃいよぉぉぉ!!!」 「どうちてあみゃあみゃくれにゃいにょぉぉぉぉ!!?」 「嘘つきも何も嘘なんぞついとらんがな。」 「じゃあざっざどあ゛まあ゛まよごぜぇぇぇぇ!!!」 「だから何でやんなきゃいけないんだっつってんの。人の話聞けよ。 そもそもそんなブッサイクなガキ見たってゆっくりできないっつーの。」 「「「「「ゆ゛っ!?」」」」」 またもや固まる饅頭達。 また騒がれる前に、言いたいことは言っておきたい。 「あのなぁ、お前ら『赤ちゃんはゆっくりできる』とか言ってるけど そりゃお前らの中での話だろ。何で俺までそうなると思えるんだ?」 「どおじでもなにもあがじゃんがゆっぐりでぎるのはどおぜんでじょおぉぉぉ!!!」 「じゃあ自分の子供だけ見てゆっくりしてればいいだろうが。 別にメシなんぞ無くともお前らにとっては『ゆっくりすること』が一番大事なんだろ?」 「なに゛いっでるの゛ぉぉぉ!!おながへっでじゃゆっぐりでぎない゛でじょぉぉ!!!」 「へぇ、じゃあお前らにとって子供はメシにも劣る存在なのな。 おい、聞いたかチビども!お前らの親はお前らよりもメシの方が大事なんだってよ!」 俺と親の会話を聴いて、さっきまで固まっていた赤ゆ達が急に騒ぎ始めた。 「ゆ゛っ!?どういうこちょ!?」 「おかーしゃんちゃち、れいみゅがだいじじゃにゃいにょ…?」 「ち、ちがうよ、おちびちゃんたち!おかーさんそんなことおもってないよ!!」 「そうなんだぜ!おい、にんげん!へんなこというんじゃないんだぜ!!!」 つっかかってくる親まりさを気にもせず、更に続ける。 「変なことも何もお前らが言ったんだろうが。 『赤ちゃん見てるよりも、メシ食ってたほうがゆっくりできる』ってな。 可愛いおちびちゃんはゆっくりできるなんて人には言いながら その実メシの方が大事ってわけだ。大した役者だよ、お前ら。」 それを聞いたチビたちは、更に大声で泣き喚く。 親れいむは子をあやすのに必死だったが、親まりさは違った様だ。 簡単にこっちの挑発に乗ってきた。 「ゆぐぐぐぐ……だまるんだぜ!! おとなしくしてやってれば…もうゆるさないんだぜぇ。 おちびちゃんやまりささまをばかにするげすにんげんはまりささまがせーさいしてやるのぜ!!!」 俺が鼻で笑うと、堪忍袋(笑)の緒が切れたまりさがこちらに飛び掛ってきた。 たかが饅頭とはいえ親サイズともなればそれなりの重量はある。 ゆっくりにしては中々に早い動きで急に飛び掛って来たまりさに、 油断していた俺は膝を横から殴られるような形で突撃され、思いっきり吹っ飛ばされた。 ―――などという事は無く、普通に向かって来た所をカウンターの要領で蹴り飛ばした。 「ゆ゛びゃあぁぁぁぁ!!! ぶびゅっ!!!」 「……ば…ばりざぁぁぁぁ!!!」 「「「おとーしゃぁぁぁん!!!」」」 反動付きで蹴り飛ばされた親まりさは、壁に激突してボテンと落ちた。 歯は抜け落ちてボロボロになっていて、帽子も壁に激突した拍子に破れたようだ。 微かに動いてるところからしてまだ生きてるらしい。しぶとい饅頭め… 俺は親まりさに近づき、踏みつけてから更に足で壁に押し付けるようにして力を込める。 「何だ、制裁って?俺はお前らが言った事解り易くしただけだろうが? 言った内容まで人のせいかよ。そんだけでゲスになんのか、あぁ? なら、自分の言った事に責任持たずに人に擦り付けるお前らもゲスだよなぁ。 じゃあお前の言う通りゲスは制裁しないとな!」 更に足に力を込めると、今度は親まりさの尻から餡子が漏れ出した。 「あ゛あ゛あ゛あ゛!!ごべんなざい゛い゛い゛!!! ばでぃざがわるがっだでずぅぅ゛!!! いだい゛!じんじゃう!!! おでがいじばずがらぜいざい゛じないでぇぇ゛!!!」 「簡単に謝るくらいなら最初からでかい口叩くんじゃねーよ。 自分の発言に責任も持てないなら言うんじゃねえ、ボケ!」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 まりさは餡子を吐いて呻くだけで、何の反応もしなくなった。 他の奴らはさっきまでの勢いはどこへ行ったのか、 未だかつて見た事の無い光景にしーしーを漏らしながらガタガタと震えている。 その様子に少しスカッとした俺は足を親まりさからどけて、他の饅頭達に話し掛けた。 「よう、クソ饅頭共。ありがとよ、その不細工なチビよりはゆっくりできたぜ」 「なに゛いっでるのおぉぉ!ごんなのゆっぐりでぎるわげないでじょぉぉ!!!」 「そりゃお前らはな。でも俺はゆっくりできるんだよ、わかるか?」 「にゃんでぇぇ゛!?わがらな゛いよぉぉぉぉ!!!」 なにか違う種類のゆっくりになりかけてるれいむに対して、俺は続ける。 「あー、ったくめんどくせぇなぁ。まあおとなしく聞けや、汚饅頭。 例えばだ、ありす…レイパーっているだろ」 「ゆ!?れいぱーはゆっくりできないよ!!」 「お前達にとってはな。 でも無理矢理他のゆっくりにすっきり仕掛けてる時が、 あいつらにとっちゃ一番ゆっくりできる時なんだよ。 なんでかわかるか?」 「そんなのわからないよ! れいぱーみたいなゆっくりしてないゆっくりのきもちなんてわかんないよ!!!」 「ああそうだろうな。じゃあ聞くけどよ、 レイパーの気持ちはわかんないのに、何で人間の気持ちはこうだって言えるんだ?」 「ゆ?」 「ゆ?じゃねーよ。バカか、お前。 何でお前らは、人間がお前らのクソチビ見てゆっくりできるって考えれんだっつってんの。 お前らの不細工なガキ見てゆっくりできる奴なんぞお前らぐらいしかいねぇよ。 少なくとも人間にはそんなもん当てはまらねーっつーの」 親れいむはボケーッと馬鹿面下げて聞いている。うん、これはわかってないな。 「つまり、個人や種族によって『ゆっくり』の形はいくらでも変わるんだよって事だ。 お前らとは別に、レイパーにはレイパーの、俺には俺の『ゆっくり』があるんだよ」 「だ、だってれいむたちはかわいいおちびちゃんたちみてゆっくりできるんだよ? れいむたちがゆっくりできるならほかのみんなもゆっくりできるって……あれ?」 混乱している親れいむが言っている事に心底呆れた俺は、更に続けた。 「はぁ…ホンットどうしようもないな、お前。 そもそもゆっくりってやつは、誰かをゆっくりさせようとするものなんじゃねーの? なのにお前ら見てると、自分達がゆっくりするために他の奴らを都合よく使ってやろうって魂胆しか見えないんだよ」 「ゆっ、そんなこと…」 「無いって言えるのか? ありとあらゆる価値観を自分が中心になるように都合よく当てはめて、 それを他の者に押し付けて好き放題しようとするお前らが?」 「ゆぐっ…ぐぐ…ぐぐぐ……」 「おかーしゃぁん…」 「にゃんだかゆっくちできにゃいよぉ……」 「今回だってどうせ自分の事だけしか考えてないんだろうが。 『お前をゆっくりさせてやるから、こっちもゆっくりさせろ』だ?何様だ、お前。 そういうのはまず相手の気持ちを汲んでやれて初めて成立するものなんだよ。 自分の『ゆっくり』=他者の『ゆっくり』だと思ってるお前らにはできねえよ。 お前らのやってる事は取引じゃない。ただのこじ付け、屁理屈の類だ。」 親れいむの顔は、とどまる事を知らずに醜く歪んでいく。 「自分の価値観のみで作った、自分に都合のいい恩を押し売って、 その代わりに自分が欲しいものを自分が望むだけお前から貰いますってか? ゆっくり理解しときな。 そういう、お前らの様に相手の『ゆっくり』を無視して、自分の事しか考えないような奴をゲスって言うんだよ」 「ゆっぐり…だばれ……」 「ハッ!何で黙らなきゃいけないんだよ。 お前ら言い返せなくなったらそれしか言うことないのな。 なあ、実際の話お前らほど『ゆっくりしていってね』って台詞が相応しくない奴はいねーよなぁ。 挨拶も『ゆっくりさせていってね』に変えた方がいいんじゃねーの? あ、もう態度からして言ってるようなもんか。 さすがゲスは一味も二味も違うな!俺の頭では理解しきれんわ」 「ゆがぁぁぁぁ!!だま゛れえぇぇ!!! ぞれいじょうでいぶをばがにずるどゆっぐりでぎなぐじでやるぅぅ゛!!!」 「うるせーよ、黙んのはテメーだゲス饅頭!」 ブヂッ!! 「エ゛ン゛ッ゛!!!」 「「「おがーじゃぁぁん゛!!!」」」 先程のまりさと同じように、こちらの言う事に耐え切れなくなって 飛び掛ってきた親れいむを、迎え撃つようにしてリボンごと上から踏んづける。 「ゆ゛あ゛ぁぁ゛ぁ゛!やべでぇぇぇ゛!! あんごでじゃう!でいぶじんじゃうぅぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!」 こちらもいい加減我慢の限界が近い。 踏みつける足にも、つい力が入ってしまう。 「別にいいじゃねえか、死んじまっても。 で、何だ、ゆっくりできなくしてやるだ? ああそうかよ。でも生憎とお前らが何もしなくても、 お前らがいるだけでゆっくりできねーんだよ、こっちは! …どんだけ言っても無駄かよ。クソっ、やっぱ変な事考えなきゃよかったぜ。 とんだ暇潰しになっちまった。さっさと潰すか、気分悪い。」 そう言った途端に全員、さっき蹴り飛ばして息も絶え絶えだった親まりさまでもが、 潰すという単語に反応したのか、命乞いを始めた。 やはり自分の命には相当執着するものらしいが…… 「だ、だずげでぐだざい…ばでぃざだげでも!ばでぃざだげでぼぉぉぉ!!!」 「でいぶはおにーざんをゆっぐりざぜれるように゛がんばりばずがら!! がわいぞうなでいぶはづぶざないでぐだざい!!!おでがいじばずぅぅ!!!」 「ゆぁぁぁん!ちにちゃくにゃいぃぃ!! だれきゃきゃわいいれいみゅをたしゅけちぇぇ!!!」 「ゆんやぁぁぁ!こんにゃにょっちぇにゃいよぉぉぉ!!! れいみゅゆっくちしちゃいだけにゃにょにぃぃ!!!」 「にんげんしゃん、まりしゃをゆっくちしゃしぇてほしいんだじぇ!! いもうちょたちはみんにゃちゅぶしちぇもいいかりゃ まりしゃはたしゅけちぇほしいんだじぇ!!」 見苦しい事この上ねえな。この期に及んで、自分だけは~か。 そりゃ生きる上では誰だって持ってる本能だろうが、家族を全部売ってまでしがみ付きたいもんなのかよ…… まあいいさ。どうであれ、こいつら野良がどうしようもないやつってことには違いない。 せめて最後はお前らの流儀に合わせて、潰してやる。 「あー、じゃあ取引だ。」 「ゆ゛っ!?ど、どりひぎ!!?」 「なんでぼじばず!!ばでぃざなんでぼじばずがら!!!」 「あっそう。じゃ、俺はお前達でゆっくりさせてもらう事にするわ。 その代わりお前らをゆっくりさせてやるよ」 俺の言葉に少し顔色がよくなる饅頭達。 「ゆ、ゆっくちさしぇてくれりゅの……?」 「ほんちょに…?」 「……まりしゃたしゅかりゅんだじぇ?」 「に、にんげんざん、あでぃがどうございばずぅ!!」 「までぃざだぢなんでぼじばず!!!」 急に明るくなって、涙を流しながら感謝の言葉まで言い出す饅頭達。 ……なにか勘違いしてんな、こいつら。 「いや、別になんもしなくてもこっちで勝手にやるから、さっと!」 「ゆ゛ぴぃ゛!!!」 言い終わると同時に赤ゆを一匹踏み潰す。れいむ種だ。 「……ど、どぼじでぇぇぇぇ゛ぇ゛!!?」 「う゛わ゛ぁぁ゛ぁぁ゛!!でいぶのおぢびぢゃんがぁぁぁ!!!」 「れーみゅぅぅ!!」 「まりちゃのいみょうちょがぁ!ゆっきゅりちてぇ!!」 あー、うるさい。 今更言うのも何だけど近所迷惑だな、こりゃ。さっさと終わらせよう。 次は、うろたえているもう一匹のれいむに大股で近づく。 「おかーしゃんたしゅけ…ゆっ、ゆっ、も…もっちょゆっきゅりぢぃ゛!!!」 プチュン!! 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! ばでぃざのあがぢゃんん゛ん゛ん゛!!!」 言わせるかよ、ゲスが。 お前らみたいな他者の事を顧みないゴミ屑に『もっとゆっくりしたかった』などとほざく権利があると思うなよ。 「おぢびじゃぁぁん゛!!! どぼじでごんなごどずるの゛ぉぉ゛ぉ゛!!?」 「どうしてって俺がゆっくりするために決まってんだろうが」 「な゛んでごんな゛ごどじでゆっぐりでぎるの゛ぉ゛ぉ゛!?」 「ゆっくちできにゃいぃぃ!!!」 「お前らの都合なんぞ知るかよ。 人間は、って言うか俺はこうしなきゃゆっくりできないんだっての。 さっき俺が言った事もう忘れたのか?餡子脳。お前らが居るとゆっくりできないの。 俺がゆっくりできないのは可哀相だろ? もう理解しなくてもいいから、さっさと潰されろ。いい加減めんどくせーし」 止めを刺そうとした俺に饅頭たちは尚も食い下がる。 「ばでぃざだぢゆっぐりでぎでないよ゛ぉぉ゛!!! どりひぎばどうなっだのぉぉ゛ぉ゛!!?」 「取引?ちゃんと守ってるだろうがよ」 「どごがぁぁぁ!?でいぶのがわい゛い゛おぢびぢゃんえいえんにゆっぐりじぢゃっだでじょぉぉ!!?」 「永遠にゆっくりしたんだろ? どんな形であれお前らをゆっくりさせてやってるじゃん。ほら、何も間違えて無い」 俺の答えを聞いて、饅頭達の顔が一気に青白くなった。 「「「ぞ、ぞんな゛ぁぁ゛ぁ゛「もういいよ、おまえら。じゃあな。」 「ゆ゛ん゛やぁぁ!!ゆ゛ん゛やぁぁ゛ぁ゛!!!」 「いやだ、いやだいやだいやだ!!ま゛だじにだぐない゛!! ばでぃざま゛だごれがらもっどゆっぐりずるんだぁぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 「なんでがわ゛いいでいぶがごんな゛め゛に゛ぃ゛… ごんなごどならごども゛なんがうばなぎゃよがっだ……」 親れいむの後悔の言葉を最後に、野良一家はその惨めなゆん生を終えた。 ―――――――――― 胸糞悪いやり取りを終え、ゴミ箱に捨て終わった後に時計を見ると、早朝というには少し遅すぎる時間になっていた。 帰ろうと後ろを振り向くとすぐそこに、昔っから俺の苦手なカミナリおじさんが青筋たててこっちを睨んでいる。 そりゃ朝っぱらからあんなに饅頭騒がせてりゃ、大迷惑に決まってる。 せっかくの休日の朝が台無しになった事に俺は深く悲しみ、いい歳こいて説教を受け、おじさんに謝りながら思った。 ―――ゆっくりゴミ饅頭なんかの戯言を聞いた結果がこれだよ、と ・あとがき 今作は「もっとゆっくりしたかった」と言わせたくないという、 ふとした想いからまたもや衝動的に生まれたものです。 その割にはえらく長いうえにどこかで見たような話に… でも反省はするけど、後悔はしません。多分。 もっと簡潔、かつ解り易くするのが今後の課題かも。 本当は…おもいっきり希少種愛でるようなやつも書きたいです…… では、ここまで読んで下さった全ての人に感謝を。 本当にありがとうございました!! ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 所詮はゆっくりだね。こいつらで「すっきりー!」するなんてさっさと潰したりサンドバッグさんにするしか無いんだねー。わかるよー。 -- 2015-08-12 21 31 12 すっきりー! -- 2014-11-09 13 32 43 どこかにまともなゆっくりはいないもんかねぇ、、、ってそんな事考えても無駄か -- 2014-07-23 16 14 24 ゲスは、やっぱりくずだw -- 2013-09-08 21 08 33 取引の意味を学んで来い!(【取引】商売として、商品を売り買いすること) -- 2013-02-26 00 54 47 ドス以外の取引はしんようできないよー。わかるよー。 -- 2012-03-25 19 53 22 エ゛ン゛ッ゛!!!wwww -- 2011-12-12 19 29 33 この話好きだなぁ、すっきりー。 -- 2011-05-11 00 09 56 ゲス親のせいで殺される赤ゆっくりが不幸すぎる まあたぶんゲスに成長するんでしょうがね。というかもうゲスだし。 なんかよくわからなくなってきた。ゲスは制裁 -- 2011-04-14 03 57 46 「エ゛ン゛ッ゛!!!」wwwwww -- 2011-04-13 23 33 36 お兄さんに矛盾を突かれたという事を 僅かでも理解出来てるから かなり優秀な個体だよね でいぶというよりかは賢い(ゆっくりレベルで)ゲスかな -- 2010-11-06 14 08 27 お兄さんが正論すぐる… 野良ゆなんかと会話すべきじゃなかったんだね、わかるよー -- 2010-10-10 18 29 27 ゆっくりは喋るゴミ -- 2010-09-30 00 31 32 こんなことなら生まなきゃよかった って、まりさはそういう提案してたんだけどな れいむが諸悪の根源 まりさはゲスなりにまだまともだった -- 2010-09-28 13 07 04 説教されたお兄さん可哀想だけどゴミの会話に付き合ったせいだし自業自得かなぁ -- 2010-08-29 19 37 42 お兄さんの言うことがあまりにも正論すぎる -- 2010-08-10 23 28 02 ゴミと真面目に会話しようとするなんてキチガイ -- 2010-08-02 05 57 50 人間がゆっくりできたと自ら認めたんだから取引き成立じゃね? 野良どもに約束どおり報酬を渡すべき。渡すあまあまは潰した親まりさで -- 2010-07-27 23 17 08 そんな…可愛いおちびちゃんを見てゆっくりできないなんて…うそだろ… -- 2010-07-24 17 24 29 結局自己中なんだよゆっくりは。こんなの潰してすっきりだよ。 -- 2010-07-24 08 36 04
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贈り物 20KB 虐待-普通 理不尽 調理 ツガイ 現代 独自設定 バレンタイン 贈り物 ※虐待薄め ※視点がころころ変わって読みづらいかも 1 虐チョコ 同じ職場にずっと気になっている人がいる。 しかしなかなか親しくなるきっかけがない。 そこでバレンタインデーに俺から彼女にチョコを渡すことにした。 ゆっくりを使った逆チョコならぬ虐チョコだ。 休日を利用して、材料集めに向かう。 ちぇん種は準通常種として比較的安価でペットショップなどで扱われているが、味は個体差が激しい。 通常野生のゆっくりは衛生面や未消化物の混入などの問題があるため、食用に使うのは避けられている。 その点実ちぇんのチョコレートは野生でも癖がなく、 独特のすっきりした甘味があるためお菓子の材料などによく使われている。 一説では、生まれた直後に実ゆが食べる茎に雑味成分が入っているとも言われ、 純粋な実ちぇんのチョコレートは茎に成っている時期にしか採れない。 このため通常のゆっくりに比べてコストが高くなり、 工場などで大規模に生産する以外の方法が難しい。 個人がちぇんを繁殖させて実ちぇんを採ろうとしても 一回に採れる量が5~6匹で少なすぎるため、 お菓子屋さんなどで買い求めるのが普通になっていた。 俺の場合、渡す人は彼女だけなので、実ちぇんは少なくていい。 野生のちぇんを捕まえてきて、適当なゆっくりとすっきりーさせる。 できた実ちぇんをチョコの材料に使えばいい。 夜、冬眠に失敗した野生のゆっくりたちがいる森に俺は来ていた。 おそらくその群れは春を待たずに全滅するだろうが、 その前に少しちぇんを拝借することにした。 懐中電灯で辺りを照らしながら進んでいくと、 獣道の途中で二匹のまりさが喧嘩をしていた。 「まりざがじゃまするからおぼうしがとんでっちゃったでしょぉ~!」 「まりざわるくないのぜ! あのおさがわるいのぜ!」 二匹とも帽子をつけていない。 野生にしては珍しいが、仲間割れで失ったのだろうか。 おさげで相手を叩いたりかみついたりして取っ組み合っている。 一匹のまりさのおさげをつかんで持ち上げた。 「おそらをとんでるみたい!」 「にんげんはじゃまするなだぜ! このまりさはまりさがこらしめるんだぜ!」 手に持ったまりさを地面のだぜまりさに振り下ろす。 「ゆべ!」 「ゆぎゃあ!」 二回目で餡子が飛び散り、 三回目で歯が折れて目が飛び出した。 四回目で手に持ったまりさのおさげがちぎれて、二匹とも虫の息になっていた。 「いぢゃいぃ……」 「ばりざのおめめざんどこいっだの……ででぎでねぇ……」 とどめに二匹を潰すと、冷たい風が吹いて、くしゃみが出た。 出来る限り厚着をしてきたが、気温は下がる一方だ。 早めに用事を済まそう。 しばらく歩くと大きな梅の木が見える場所に出た。 ここに来るまでは見なかったが、この場所にだけ生えているのだろうか。 梅の花が一輪だけ咲いていた。 近くの巣穴を覗くと、ゆっくりのつがいがいる。 れいむとまりさのつがいだった。 二匹ともぐっすりと寝ていて、その側には赤ゆが四匹いる。 赤まりさと赤れいむが二匹ずつだ。 れいむの頭にはなぜか茎がついていた。 この時期にすっきりをするとは、無計画にも程がある。 そのまま放置してもいいが幸せそうな寝顔が妙にムラムラきたので、 周りの土を集めて巣穴の入り口を塞いだ。 上に大きな石を転がして乗せれば冬篭り用結界の完成だ。 ただし内側からはどうやっても開けられない。 俺はその場を去った。 梅の木の根元に近づくと、二匹のゆっくりが眠っている。 ちぇんとみょんのつがいだった。 ちぇんの頭にも茎がついていて、実ちぇんが成っている。 この群れはすっきりしまくっているのか? と俺は不思議に思った。 しかしまあ、丁度いいや。 そっと手を伸ばして茎をもぎとる。 するとみょんが目を覚ました。 「みょんのおちびちゃんになにするみょん!」 「いてっ」 小さな枝をくわえて、必死に俺の手に突き立ててくる。 冷えた指に固い枝の感触が少し痛かった。 俺は小枝を掴んで、みょんの口の中に押し込んだ。 「むぐっ!」 みょんの後頭部らしき場所から枝の先が突き出る。 人間で言えば延髄を貫かれた状態だが、 中枢餡を傷つけるには至らなかったらしくまだ生きている。 「おちびちゃんとちぇんはっ、みょんがまもる、みょん……」 中身を吐きながらこちらをにらみつけるみょん。 死にかけの体でなお人間に抗おうとする姿は勇ましいが、 串刺しにされて宙吊りになっている状態では滑稽なだけだった。 手首をひねってみょんの口の中に指を入れる。 五本の指を全て押し込むと、中で握りこぶしを作った。 みょんの口が目いっぱいまで広がり端が裂ける。 「ゆぐふぐごぉぉ!!」 そのまま手を広げると伸ばした指が皮を突き破った。 口の端の傷口が広がり、みょんは真っ二つになった。 下半分がぼとりと地面に落ちる。 ちぇんも目を覚まし、周りの惨状に気付いた。 つがいのみょんは上顎から下がなくなっており、 頭の茎は人間に奪い取られている。 「みょおおん! どぼじでぇぇ! わぎゃらないよぉ~!」 ちぇんの帽子で手を拭く。 「やべでね! ちぇんのおぼうしがぁ~!」 帽子がなくて寂しがっているようなので、 帽子の代わりにみょんの上半分を頭に乗せてやった。 「ゆわ゛あ゛あ゛ぁぁ~!!」 半乱狂になっているちぇんを軽く殴って大人しくさせる。 チョコを吐いて苦しがっているが、死にはしない。 家に持ち帰り、野良まりさとすっきりーさせた。 ちぇんは拒んだが、ハッスルしているまりさに押しかかられて、 結局実ゆを実らせてしまった。 「みょん、みょん、どこいったの……わからないよ……」 まりさに後ろからすっきりをさせられている間、ちぇんはずっとみょんの姿を探していた。 巣穴で起こったことがいまだに信じられないようだ。 見て見ぬふりをして茎をもぎ取ると、実ちぇんをいただいた。 お菓子屋さんで買ってきたものも含めて、これで材料は揃った。 グラニュー糖と水飴に水を加えたものを鍋で充分に熱し、 ブランデーの入ったボウルに注ぐ。再びボウルから鍋に移す。 むやみに攪拌しないよう、容器を移し替える過程で自然に混ざるようにする。 できあがった液体をスポイトに入れて、足焼きした実ちぇんの中にひとつひとつ詰めていく。 「おちょーしゃん、おきゃーしゃん、どこぉ~!?」 「にゃんでうごけにゃいにょぉ~! わきゃらにゃいよぉ~!」 そのうち、もともとろれつの回らない赤ゆの口調がさらに怪しくなってきた。 「にゃ、にゃんだかきもちよくなっちぇきちゃよぉ~」 「おちょら! おちょ! とんぢぇる!」 ブランデーが中のチョコと混じって、実ちぇんは正常な活動ができなくなっていた。 そのうち中枢餡が溶け出して、実ちぇんたちは静かに永遠にゆっくりした。 冷蔵庫で冷やせば、即席ブランデーボンボンの出来上がりだ。 お菓子作りなんてやったことがないのでこれが精一杯だが、 無事に気持ちが伝わればいいのだが。 完成したちぇんを箱に詰めて、俺は当日を待った。 2 バレンタインですっきり 時間は少し戻り、男が群れを訪れる前。 長のぱちゅりーはない頭を抱えていた。 保存のきく食料が集まらなかったこの群れは冬篭りができず、 今まで全滅こそしなかったものの、凍死するゆっくりは後を絶たない。 次にもう一度気温の低い日が来たら全滅する可能性もある。 そしてもう一つ深刻な問題が群れにはあった。 深刻な食糧不足である。 2月も半ばにさしかかろうとするこの時期、山でとれる餌は少ない。 「むきゅ~ん、どうすればいいのかしら」 ぱちゅりーは群れのゆっくりたちを集めて、意思統一をはかることにした。 森の木々が開けた場所に様々なゆっくりたちが集まる。 「かわいいれいむのおちびちゃんにゆうっせんってきにごはんをあげてね! ごはんが足りないならまりさがとってくるよ!」 「どぼじでそんなこというのぉぉ~!」 「んほぉぉぉ! すっきりできるならごはんなんていらないわ! んっほおぉ!」 「わからないよ~!」 「ちーんぽ」 ゆっくりたちは各々の主張を繰り返すが、有意義なものは一つとしてない。 見かねたぱちゅりーが宣言した。 「しょうがないわ、すっきりーをきんしします」 群れが一瞬静かになったかと思うと、あちこちから悲鳴があがった。 「どぼじでぇぇぇ~!?」 ぱちゅりーが諭すように話し始める。 「むきゅ、あかちゃんが生まれるとそのぶんごはんもひつようになるわ。 でも、いまはわたしたちが食べるぶんだけでせいいっぱいなのよ」 「そんなのまりさがとってくればいいでしょっ! れいむはりっぱに子育てしなきゃいけないんだよ! りかいしてね!」 れいむは群れの状況を理解せず、自らの子供を増やし育てることだけを主張した。 ぱちゅりーがたしなめる。 「あなたが子育てをしても、むれ全部がゆっくりしてしまったら誰がえさをとってくるの? あなたはえさをとれないし、おちびちゃんもまだかりはできないでしょう」 「ゆうう! なにをいってるのかわからないよ!?」 「……そうね、あなたにはむずかしかったかもね」 ぱちゅりーは諦めて話を進めた。 「とにかく、すっきりーはきんし。けっこんっもだめよ。わかったわね」 「は~い……」 「どぼじでぇ~!」 消沈した雰囲気の中で、れいむの叫び声だけが空しく響く。 木の陰からその様子をうかがっている人間がいた。 男が群れを訪れる前に、同じように群れに来たもう一人の人間だった。 その手には手袋がつけられている。 人間は離れたところからじっとゆっくりたちの様子をうかがっていた。 やがて集まったゆっくりたちが各々の巣穴に帰りだすと、人間はその後を追った。 森には、一本だけ梅の木があった。 ここ数日の暖かさで花を一輪だけ咲かせているが、それ以上は増えていない。 夜になり、昼間に騒いでいたれいむとまりさは巣穴の中にいた。 それは、梅の木の近くの巣穴だった。 まりさは赤ゆたちを寝かしつけている。 「ゆぴ~。ゆぴ~」 幸せそうな顔をした赤ゆの寝顔が横に四つ並んでかすかに上下している。 赤まりさと赤れいむが二匹ずつだった。 「おちびちゃんたち、やっとす~やす~やしたのぜ」 「ゆふ~ん、ま・り・さ。すっきりしよぉ~」 「ゆゆ? なにいってるの? おさがすっきりしちゃだめっていってたでしょぉ!?」 「れいむは今すっきりーしたいんだよ! どぼじでそんなこというのぉ~!?」 れいむが自分の言い分を通そうとするが、まりさは拒んだ。 体を押し付けて迫るれいむを何とか避ける。 れいむが迫るとまりさが避ける、の繰り返しだった。 二匹がぬとぬとと揉めているところへ、巣の外から声が聞こえた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆゆ! だれなの?」 まりさたちが入口をみると、そこには一匹のゆっくりがいた。 いや、それは先ほどの人間だった。 人間は、ゆっくりの姿を模した手袋をつけていた。 ゲームセンターの景品にありそうな安物だった。 その手袋をつけた手だけを、小刻みに動かしながら声色をつかう。 巣の中のれいむたちには、まるで手袋が喋っているかのように見えていた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆぎゃぁぁ! こないでねぇ~! まりざはおいじぐないよぉ~!」 「ゆうぅ~、れいむたちのあいのいとなみをじゃましないでね!」 「おきゃーしゃん、ねむれないよぉ~」 突然現れた、よくわからないゆっくりに、思い思いの反応をするゆっくりたち。 赤ゆたちもその騒ぎに起き出してきた。 人間は、わけもわからず騒ぐまりさに問いかける。 「すっきりしたくないの? れいむはすっきりしたがってるよ?」 「ゆ……でも……おさが」 「これでも?」 人間がまりさの体を後ろから掴んで揺すぶる。 目を見開いてぽかんとした表情のまま揺られていたまりさの顔が、 次第に緩み、目がとろんとしてきた。 「ゆゆゆゆゆぅっふ~ん」 「素直になっちゃえよ、ほらあああ」 「ゆふぁ~ん、れいむ、まりさなんだかきもちよくなってきたよぉ~」 「まりさ、すっきり! すっきりしよっ!」 振動によって興奮状態になったまりさは、もはや自制心を失っていた。 れいむの求めにも素直に応じる。 そして濃密な餡子の絡み合いが始まった。 「んほぉぉぉ~!」 「すごいよ、れいむぅ~!」 「ぴゃぴゃ……みゃみゃ……?」 「なにやってりゅにょぉ~! きょわいよぉ~!」 赤ゆたちは親達のあられもない姿を目の当たりにしてぷるぷると小刻みに震えている。 赤まりさの一体はおそろちーちーを漏らした。 やがてすっきりを終えると二匹は眠りに落ちた。 れいむの頭には茎が生えて実ゆが成っている。 赤ゆも泣きつかれて再び寝ている。 その頃には人間の姿は見えなくなっていた。 梅の木の根元。 ちぇんとみょんが寄り添っている。 冷たい風が二匹の肌を撫でて、思わずちぇんは声をあげた。 「ゆひゃ~さむいよぉ~」 「けっこんっすればふたりでいっしょのおうちでねられるみょん」 「おさがけっこんっはだめだっていってたんだよー」 「そんなのかんけいないみょん……! みょんはちぇんといっしょにもっとゆっくりしたいんだみょん!」 「ちぇんもだよー……でも、おさのいうことはきかなきゃいけないんだよーわかってねー」 ここでもゆっくりたちの問答が繰り返されている。 まだつがいになっていない若いゆっくりのようだ。 ぱちゅりーの出したおふれによって、二匹の間にすれ違いが生じていた。 そこへ再び人間が現れた。 「何でもいいから、早くすっきりしていってね!」 人間は木の陰に体を隠し、手袋だけをちぇんたちに見えるように動かしている。 二匹にはそれが、宙に浮かんでいるように見えた。 「ゆわぁぁぁ~! おそらをとんでるゆっくりがいるよぉ~!」 「ち、ち、ちぇんをきずつけたらゆるさないみょん! あっちいけ!」 みょんが小枝を口にくわえて振り回しながらその場で飛び跳ねる。 当然人間の持っている手袋には届かない。 「落ち着いて聞いてね! けっこんっしたいんでしょう?」 「ゆゆゆ、どうしてしってるの?」 「自然とわかるんだよ」 「す、すっごいよー!」 (まあ、さっきから木の裏にいたんだけど) 人間は内心をごまかして続ける。 「好き同士なら、問題ないよ。いっぱいすっきりしていってね!」 「そうだみょん! いいこというみょん!」 「わからないよー、おさとどっちがただしいのー?」 みょんは無責任に賛同し、ちぇんは悩んでいる。 (面倒くさいな、早くやってしまえ) 人間は木の陰から出した足の爪先でちぇんを軽く揺らした。 潰さないように気をつけながら細かい振動を与えていく。 「わわわわからないよよぉぉー」 「ちぇん、どぼじだのぉ~!」 「ゆひゃぁん、み、みょん、みにゃいでぇ~」 「ちぇん、な、なんだか、すっごくかわいいみょん! はずかしがってるかおが、たまらないみょん! みょんのはくろーけんがのーびのーびしてきたみょん!」 (単純だなぁ、こいつら) 人間が後ろから軽く爪先で押すと、ちぇんは体ごとみょんにぶつかり、 待ち構えていたみょんの固く尖ったぺにぺにがそのまむまむに潜り込んだ。 「ゆぺ! だめぇ~」 「ちぇんっ! もうがまんできないちーんぽ!」 二匹は折り重なるように倒れ込み、そのまますっきりーを始めた。 ちぇんの頭には、もう茎が生え始めていた。 くっつきあう二匹を残して、人間はその場を離れた。 その後も人間は群れのいたるところですっきりを勧めて回った。 その様は、かつてのローマ帝国で士気が下がるとして兵士達の結婚が禁じられたとき、 ひっそりと彼らと若い娘を結婚させた聖ウァレンティヌスのようであった。 ただし、こちらの人間は半強制的にすっきりをさせていたが。 人間の目的は、すっきりで生まれる実ゆだった。 聖ウァレンティヌスのご利益かどうか、ゆっくりたちはかつてなくすっきりを繰り返した。 群れには大量の実ゆが生まれている。 後はそれを回収するだけでよかった。 しかし、その目論見は一匹のゆっくりによって暴かれようとしていた。 「そこまでよ!」 人間は懐中電灯を手に森の中の獣道を歩いていた。 そこへむきゅーんという音とともに、人間の前にぱちゅりーが躍り出る。 「わるいにんげんさんのたくらみは、ぱちぇがみやぶったわ!」 人間は立ち止まった。 ぱちゅりーの側には二匹のまりさがいる。 ゆっくりたちにすっきりをさせている姿を見て先回りをしたようだ。 「ゆっへっへ、おさにさからうとはばかなにんげんなのぜ」 「まりさたちがやっつけてやるよ! こわがってね!」 だが人間はぱちゅりーの帽子をいとも簡単に奪ってしまった。 「ゆんやぁぁぁ! ぱちぇのおぼうしがえじでぇ!」 「おさぁぁ! どぼじでぇぇ!?」 「こいつ、群れの長かな? ちょうどいいからこれ借りてくよ」 人間は帽子を被ると、二匹のまりさに向かって言った。 「お飾りのない、ゆっくりできないぱちゅりーがいるよ?」 「ゆゆ? おさ、いつのまにそっちへいったのぜ!?」 「ゆっ、こんなところにゆっくりできないぱちゅりーがいるよ!」 まりさたちは、長が急に消えて現れたので少し戸惑った。 なんだか高い所にいるし、声も違うみたいだ。 しかし、長は長。その言葉の意味するところに従った。 「ゆっくりできないくずはせいっさいっなのぜ!」 「むぎょ!」 ぱちゅりーは押し飛ばされて木の根元にぶつかった。 クリームを少し吐いた。 「ゆべ……わだじはおざよっ……ばりざぁ」 「おさはあっちだぜ! なにいってるんだぜ!」 「ゆぎゅぷぁっ!」 まりさがぱちゅりーの上に乗ると、中身が全て口とあにゃるから飛び出す。 ぺちゃんこになった皮を踏みにじりながら、まりさは誇らしげに言った。 「おさ、ゆっくりできないぱちゅりーをせいっさいっしたのぜ!」 「えらいえらい」 人間は関心が無さそうに言うと、二匹のまりさの帽子をとりあげた。 「なにするのぉぉ~!?」 「かえすんだぜ、おさでもまりさのおぼうしとったらしょうちしないんだぜ!」 人間はまりさの帽子のほつれを見つけた。 おそらく木の枝か何かにひっかけてできた傷が走っている。 そこに指を突っ込んで、一気に引き裂いた。 人間はただの布切れになったそれをもう一つの帽子と共に地面に落とす。 「ゆんやぁぁぁ~!」 「バイバイ、仲良く分けなよ」 「おまえなんておさじゃないぃぃ! むこういってね! ぷくー!」 「ぷくー! だぜぇぇ!」 人間は森の中へ消えた。 残された二匹のまりさは、泣きながら人間が消えた方角にぷくーを繰り返していた。 やがて無駄だと気付いたまりさが落ちている帽子を拾おうと歩き出す。 そこへ、だぜまりさがまりさに軽く体当たりして、邪魔をした。 「なにやってるんだぜ?」 「なにって、おぼうしさんひろうんだよ、ばかなの?」 「……それはまりさのだぜ、まりさにわたすんだぜ」 「なにいってるのぉぉ~!? まりさのはそっちにあるでしょぉ!」 「おぼうしさんがこんなになっちゃったらゆっくりできないでしょぉ~!まりざのをよこしてね!」 二匹は帽子をそっちのけにして喧嘩を始めた。 やがて梅の木を揺らした強い風が吹いて、ぼろぼろになった帽子の切れ端と、 まだ無事な帽子が両方飛んで行った。 「……あ」 帽子のない二匹は固まったまま呆然としていた。 取っ組み合いになるまで時間はかからなかった。 翌日、長の招集で集まったゆっくりたちの中には、頭に実ゆの成った茎をつけた個体が目立った。 昨夜の人間が巣穴にいたゆっくりたちのほとんどにすっきりーをさせたためである。 本来なら巣穴の中で休んでいるのだが、長が全てのゆっくりにわけ隔てなく 集まるように言ったためこうして広場に集まっているのだった。 長は辺りのゆっくりを見回すとこう言った。 「おちびちゃんを頭につけている人は、こっちに来なさい」 何匹かのゆっくりはびくっと震えた。 長の言いつけを守らずにすっきりーした結果、 群れのゆん口は一気に増えてしまった。 そのことで長に怒られると思ったからである。 昨夜の不思議な訪問者のことは群れの誰もが知っていたが、 長に話しても信じるとは思えなかった。 「あ、やっぱりちぇんだけでいい」 何故自分たちだけなのかわからないまま、ちぇんが長の前に並んでいく。 長はちぇんの頭についている茎を毟り取っていった。 「ゆああぁぁ~! ちぇんのゆっくりしたあかちゃんがぁ~!」 「どぼじでこんなことするのおぉ~!」 「わぎゃらないよぉ~!」 長は実ゆを潰さないように気をつけながら、茎をまとめて集めていく。 そして全ての茎をちぎり終わると、クーラーボックスに実ゆだけを丁寧に収めていく。 一匹のちぇんが疑問に思って尋ねた。 「おさ、おちびちゃんをいったいどうするの? わからないよー……」 「ん? そうか、もう帽子はいらないんだ」 長は帽子を脱ぎ捨てると、立ち上がってクーラーボックスを背負った。 そこにはさわやかな笑顔のお姉さんが立っていた。 「じゃあね。実ゆくれて、ありがとう」 昨夜からゆっくりたちをすっきりさせまくり、無事に目的の 実ちぇんを手に入れたお姉さんは、山を下りて行った。 後には、呆然とするゆっくりたちだけが残されていた。 3 当日 バレンタイン前日の夜、お姉さんは台所にエプロン姿で立っていた。 「ふんふ~ん」 台所には所狭しと調理器具が並べられている。 誰かのために手作りチョコを作るようだ。 お姉さんはクーラーボックスから大量の実ちぇんを取り出した。 「わきゃ、わきゃらにゃいよ~」 「ぶるぶるしゅるよぉ~」 何匹かは辛うじて生きているが、ひどく衰弱している。 お姉さんは一匹一匹からチョコを搾り出し、ボウルに入れた。 「ぷぎゅ!」 「やめちぇにぇ! やめちぇ……ぴきゅっ」 尻尾をつかみしごき上げるようにして中身を押し出すと、 飛び出したチョコがボウルの中に落ちる。 お姉さんは苦労して全てのちぇんの中身をボウルに入れた。 取り出したチョコを二つに分け、片方を湯せんにかける。 店売りのぱちゅりー種の生クリームを煮たものをもう片方のボウルに注ぎ、泡立て器で混ぜる。 しばらく涼しいところにおき、ちょうどよい固さになったら絞り袋に入れて搾り出す。 棒状のチョコを冷蔵庫で冷やし、固まったら包丁で一定の大きさに切っていく。 団子のような塊を手のひらで丸め、きれいな球にした。 湯せんにかけて溶かしたチョコレートを手につけ、 チョコレート球を転がしてコーティングしていく。 表面がまんべんなくチョコで覆われたら、 バットの中に入れたシナモンパウダーと粉砂糖を混ぜ合わせたものの上で転がす。 お姉さんが8個の生トリュフを作り終えたときには、深夜になっていた。 「よしっ! 間に合った!」 手で汗を拭うお姉さんのおでこにチョコが少しついた。 達成感がお姉さんの胸を満たした。 お姉さんはどきどきした気分で眠りについた。 翌朝、お姉さんが出勤すると、午前中なのになぜかみんな出払っていて二人きりだった。 お姉さんは意を決して、目的の男にチョコを渡すことに決めた。 「あの……」 男に声をかけると、わずかに肩を震わせて振り向いた。 「あっ、き、今日バレンタインですよね」 声が裏返った。 「これ、よかったらもももらってください」 「じゃあ俺からも……」 男が、箱を取り出して私に見せた。 お姉さんはぽかんとしていた。 「ただのブランデーボンボンだけど、一応自分で作ってみたんだ……もしよかったら」 お姉さんはこくこくと頷く。 「あ、嫌いだった?」 ぶるぶると首を横に振る。 「あーよかった。いらないって言われたらどうしようかと」 「私も……貰ってもらえてよかったです」 その後お姉さんと男は一緒に昼食に行った。 同じ群れに実ゆを採りに行ったことなどで盛り上がった。 どちらも楽しそうに笑っていた。 その日は数日前からの暖かさから一転、過去最大の冷え込みを記録した。 二人を祝福するように、例年より遅めの雪が降ってきた。 雪は街も野山も白く染めて、ゆっくりたちの群れにもやって来た。 「じゃぶいよぉ~!」 「ゆきしゃんきょわいぃ~! まりちゃのうえにこないでにぇ!」 「おざぁ~! どごいっちゃっだのぉ~!?」 群れのゆっくりたちは長を失い、どうすればいいかわからないままうろたえていた。 寒さで動けなくなるもの、巣にこもったまま凍死するもの、 全ての上に平等に雪は覆い被さった。 冬篭りに失敗した群れは、こうして全滅した。 その後二人はいい雰囲気になったところで、食後に男から貰ったボンボンを食べて 酔ってぶっ倒れたお姉さんを男が慌てて介抱したが、それは別のお話。 終わり 前作に感想くれた方、どうもありがとうございました。 小ネタのつもりが長くなってしまいました。 感想や指摘などいただけると幸いです。 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 898 赤ゆ焼き トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る リア充爆発しろ!! お姉さんの「すっきり誘導」しているときの格好が滑稽www -- 2018-02-25 00 32 33 おさはきみたちが永遠にゆっくりさせちゃったよ どぼじでえー -- 2014-04-25 06 22 13 面白かったよー ちぇんはかわいいねー -- 2012-07-06 20 25 22 リア充爆発しろ -- 2010-11-24 17 40 08
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『ゆっくるしんでね!』 11KB 虐待 実験 妊娠 赤ゆ 現代 最初の予定と全然違う終わり方 ゆっくるしんでね! ポマギあき 蠱毒(こどく)という物を知ってるだろうか。壺の中に大量の虫を入れ、争わせる。 そして最後に生き残った虫を用いて呪いをかけるという、それは惨たらしいものだ。 私はこれをゆっくりで行った。大きなダンボールの中、餌もなく水もなく、ゆっくり達は殺し合った。 最終的に生き残ったのは、まりさだった。まりさを、何もない新たなダンボールに入れる。 そして、同じようにして生き残ったれいむ、ちぇん、ありすを、まりさのいるダンボールへと入れる。 そこでまたしても争わせる。餌がない為、ゆっくりを喰らい続ける事になる。 またしても、生き残ったのはまりさだった。ダンボールから取り出し、私は挨拶をしてみる。 「ゆっくりしていってね!」 「ぎゅえええええええええええええ!! ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいいい!!」 返り血ならぬ返り餡子に塗れたまりさ。私の挨拶も、まりさには届かなかった。 まりさはそのまま涙を流し、苦悶の表情を浮かべながら苦しいと叫び続ける。 さて、蠱毒と違って私は、まりさを呪いに使わない。私が望むのは、苦しみのゆっくりだ。 「ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいよおおおおおおおおお!!」 すっかり発狂してしまったまりさに、私は精子餡と呼ばれる物を注射した。 その薄ら白い液体は、人間のそれを想定させる。そして見た目と名前通り、それを注射されたゆっくりは妊娠する。 私が用意した精子餡の種類は、まりさ種。まりさは、まりさの赤ん坊を孕む事になる。 「ゆぎいいいいいい!! ゆぎいいいいいいいい!! おぢびぢゃんでぎぢゃっだあああ!! ぐるじい! ぐるじいいいいいいい!!」 赤ゆっくりを身籠もった事に苦しみを訴えるまりさ。 まりさの態度とは対照的に、まりさの額からは緑々しい茎が伸びてきた。実ゆの飾りや、表情はまだ分からない。 それから一週間の間、私はまりさに餌を与え続けた。餌は勿論、そこいらでたっぷりと苦しめたゆっくりの中身だ。 飾りを添えて、死臭を撒き散らしながらまりさの元に差し出す。 「ぐるじいいいいいいい!! ぐざいいいいいいい!! ゆっぐじのしたいだあああああ!! むーじゃむーじゃ…ぐ、ぐるじい!まずいいいいい!!」 あれほど苦しめたのだ。十分甘いはずなのだが、まりさはそうでないという。むしろ、まずいと云われた。 私は指でそれを掬って舐めてみる。濃厚な甘さと、クリーミーな食感が私の満腹中枢を刺激した。 「ぐるじいいいいいいいいい!!ぐるじいいいいいい!!もっどだべるうううう!!むーじゃむーじゃ…まずびいいいいいいい!!!」 まずいと云いつつも、まりさは食べる事を止めなかった。そして、喉が渇いた頃には水をやった。 水は、ゆっくりが出すしーしーだ。勿論、これも恐怖に戦(おのの)かせて失禁させたものだ。 「ごーぐごーぐ…ぐざいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!!!」 睡眠の時も、それは安らかではなかった。奇妙な寝言をたてながら、まりさは苦悶の表情のまま眠りに就いた。 「ゆびー…ゆびー…ぐるびー…ぐるじー…ぐるじーよぉ…ゆぎゃー…ゆぎゃー…」 結局、まりさは餌や水を食べながら、涙を流して苦しいと訴えた。睡眠の時でさえも安らかではなかった。 一週間が終わり、その次の日にそれは起こった。私は起床して早々、まりさの様子を見た。涙こそ止まっているものの、相変わらず苦悶の表情。 「ゆっぐるじんでね!う、うばれるよ!?」 謎の挨拶を私に投げかけると、赤ゆ達が茎から落ち始めた。ポトポトと落ちると、それぞれが苦悶の表情で一斉に挨拶をした。 「りゅうざんぢぇ、ぎゃおをあらうがごぢょぐゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「はりぢぇ、おびぇびぇをじゃじゃれぢゃようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「びるぎゃらどびおりぢぇ、のうりょうをぶぢまぎぇるがのようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「ゆうううううううううう!! どっでもぐるじぞうなおぢびぢゃん…ゆっぐるじんでね!!」 「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」 生まれたのは赤まりさ三匹。親子揃って、ゆっくるしんでねという挨拶を用いている。 私は驚いた。二世代としない内に、ゆっくりにとってのゆっくりが変化したのだ。 硫酸で顔を洗うが如く、針でお目々を刺されちゃうように、ビルから飛び降りて脳梁をぶちまけるがのように『ゆっくるしんでね!』。 それは恐らく、蠱毒の中で理不尽に食い殺されたゆっくり達の中身のせいだろうか。 この世を恨み、憎んでも憎みきれないまでの言葉。 『ゆっくるしんでね!』 それには、ゆっくりと苦しめと云う意味が込められているのだろうか。今現在の私には、それは理解できなかった。 「ゆ…ゆやあああああああああああ!!おにゃぎゃへっぢゃよおおおおおお!!もっぢょぐりゅぢぐぢぢぇええええええ!!」 「ぐりゅぢいよおおおおお!!おにゃぎゃしゅいぢぇぐりゅぢいよおおおおおおおおお!!」 「ぢょっぢぇもゆっぐりゅじいよおおおおおおお!!」 「ゆ…おぢびぢゃん…もっどいっばいゆっぐるじんでね…ゆっ!ゆっ!」 相変わらずの苦悶の表情の最中、赤ゆ達は腹が減ったと宣(のたま)った。 まりさはすっかり親としての体面を見せ、茎を落とす。落ちた茎は緑々しい色から、徐々に赤黒い、こびり付いた血のような色に変わっていった。 「にゃにごりぇえええええええええ!!?ぢょっぢぇもゆっぐるじんぢぇるよおおおおおお!!」 「ゆんやあああああああああああああああ!!ぐりゅじぐにゃれりゅううううううう!!」 「ゆぎゃあああああああああ!!ぐりゅじいの、ゆっぐるじいにょおおおおおおお!!?」 「ゆっぐるじむおぢびぢゃんは、ごれをだべで、いっばいぐるじんでね!!」 「「「ゆっぐるじんぢぇ、りぎゃいじぢゃよ!!!」」」 「むーじゃむーじゃ…ぢょっぢぇもまじゅいいいいいいいいい!!」 「むーじゃむーじゃ…ぐるぢみにょあじいいいいいいい!!」 「むーじゃむーじゃ…べろしゃんがひっががれりゅうううううううう!!!」 赤ゆ達の語彙にも驚いたが、赤黒い茎に貪りつく様子を見て私は更に驚いた。 赤ゆ達が茎に噛みつく度に、その傷跡からおどろおどろしい血のような赤い液体が流れ出す。 「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」 三匹は茎を食べ終えた。赤い液体が、床を染めていた。私はそれが何なのか突き止めようとは思わなかった。 それ程までに生々しいもので、まして食べようだなんて事は絶対にしたくなかった。 「ね、ねぇ、まりさ?」 私は唐突に話しかけてみる事にした。 「おねーざんなあに?」 「ゆっくるしむってどういう意味かな?」 「ゆっぐるじむはね…ぐるぢいいいいいいいいいいい!! じぬうううううううううう!! ゆぎゃああああああああああああ!! ぼうやだああああああああああああ!! ゆぎいいいいいいいいいい!! おべべがああああああああ!! あああああああおぼうじがあああああああ!!! …っでいうのがゆっぐるじむなんだよ…ゆっぎぃ!!」 やはり、苦しみという点については私の解釈で合っているようだ。『ゆっぎぃ!』とは『ゆっへん!』のつもりなのだろうか。 こいつらを野に放ったら一体どうなるのだろう。生態系の事も碌に考えず、私は四匹を近くの公園へと連れ出した。 「おぞらになげられで、ごろざれるみだい!」 「「「ぢょっぢぇも、ゆっぐるじいよ!」」」 何だか物騒な言葉が聞こえてくるのを無視して、私は公園の植え込みへと四匹を置いた。 「ゆぎいいいいいいい!! いぎうめにざれでゆっぐるじむううううううううう!!」 「ゆやああああああああああああ!! ありじゃんにだべりゃれぢぇ、ゆっぐるみゅむうううううううう!!」 「ごごがらおぢぢぇ、ごんぐりーぢょのがべにぶづがっぢぇゆっぐるじみゅううううううう!!」 「ゆぎゃああああああああああああ!! ゆっ…ゆっ…ゆっぎゃあああああああああああぐらい、ゆっぎゅるじむううう!!」 最早滅茶苦茶な四匹ではあるが、その大声を聞きつけ駆けつけてくるゆっくりが一匹いた。ありすだった。 「ゆ! とかいはじゃないわ! おねえさん! よわいものいじめは、とかいはなありすがゆるさないわよ!!」 「別にいじめてないよ……ねぇ? まりさ?」 「ゆぎゃあああああああああああ!! いじめられるほどのがぢがなぐでゆっぐるじむううううううううう!!」 「ゆっぎいいいいいいいいいいいい!! がぢのにゃいおぎゃあじゃんがらうばれぢゃ、まりぢゃはゆっぐるじみゅうううううう!!」 「ゆんやああああああああああ!! そんなおねーぢゃんをもっぢゃ、まりぢゃはぢょっぢぇもゆっぐるじみゅううううう!!」 「ゆぎいいいいいいいいいいいいいいい!! ゆぎゃあああああああああああ!!ゆっぐりゅじみゅううううう!!」 ありすは先程の堂々とした顔つきから一転し、途端に困惑した顔になる。 「ゆ、ゆぅ?な、なんなの…このゆっくりたち…おかしいわ…」 「おがじいでいわれだ! おがじいっで! おがじずぎで」 「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいいい!!!」」」」 「あじずもごっぢがわにぎなよおおおおおお!!どっどもゆっぐるじむんだよおおおお!!?ゆっぎぃ!!」 「「「ゆっぎぃ!!!」」」 苦しみ親子は、徐々にありすににじり寄る。 「ゆ!? ゆ、やめてね! い、いなかものはこっちこないでちょうだい!」 「なんにもないぐぞいながじゅっじんで」 「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいい!!!」」」」 「ゆ…ゆんやああああああああああああああああああああ!!!」 親まりさを筆頭に、苦しみ親子はありすを取り囲んだ。そしてありすの体の至る所に額を擦り始めた。 何らかの粘液が分泌され、ネチョネチョと音を立てている。粘液をよく見ると、半透明の中に血のように赤い液体が混じっていた。 「「「「ゆっぐるじむぅ! ゆっぐるじむぅ!!」」」」 「ゆっぎゃあああああああああああ!!なにごれえええええええ!!ぐ、ぐりゅじいいいいいいいいいい!!!」 「「「「ぽっくりぃ!!」」」」 「ゆぎいいいいいいいいいいいいい!!!」 ぽっくりぃ! と苦しみ親子が叫ぶと、ありすは絶叫した。粘液は、ありすに吸収されていった。 「ん、んほおおおおおおおおおお!!あじずのべにべに、だんじょうのほうげいでゆっぐるじむうううううううう!!」 「「「「ゆっぐるじむううううううううううううう!!!」」」」 突如として自己批判を開始した、ありす。それに反応して、ゆっくるしむと絶叫する苦しみ親子。 ありすは『ゆっくるしむ』の一員になってしまったようだ。 「ゆぎゃあああああああああああ!!ぐるじいいいいいいいい!! まるで、べにべにをはりでぶすぶすやられて、とうがらしをねりごまれだような…ぞんなゆっぐるじむ!!!」 ありすの筆舌し難い表現のせいかは知らないが、植え込みから更にちぇんが出てきた。 「わからないよー、さっきからおおごえをだしてるのはだれな…わぎゃあああああああああああああ!!!」 「「「「「ゆっぐるじむううううううううううう!!!!」」」」」 ちぇんも、ありすと同じように取り囲まれた。そして例の粘液を受け取ると、途端に発狂する。 「わぎゃあああああああああああ!! ごのよのしんりをりがいじようどじで、もだえぐるじむ…ぞんなゆっぐるじむうううう!!」 「「「「「ゆっぐるじむうううううううう!!」」」」」 私は怖くなった。ゆっくりが何もしなくても苦しむのを期待していた。だが、これは狂気だ。 冗談半分で蠱毒なんかやるもんじゃなかった。私は後悔しつつ、その異常な様子に恐れをなして逃げ出した。 飛び入るようにして、家のドアを開ける。私の視界にダンボールが入った。 ダンボールの中は餡子やチョコレートなどが飛散し、汚れていた。薄っぺらい皮や潰れた目玉がそこにはあった。 私は見るのも嫌になり、ダンボールを窓から投げ捨てた。投げ捨てる際、中身が地面に飛散したがそんな事はどうでも良かった。 それから一ヶ月が経った。私はそろそろ、蠱毒の事など忘れかけていた。 その頃の朝、私は朝食をとりながら何気なくテレビを見やった。 「ゆっぎいいいいいいいいいい!! ゆっぐるじいいいいいいい!! ドズは、みんなのだめにゆっぐるじむをわげであげるよおおおおお!!」 「ゆぎぎゃあああああああああああ!! ゆっぐるじむをわげでぐれるなんで、おぜっがいにもほどがあるよおおおおおお!!」 「ゆぎいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! もっど、もっどゆっぐるじいいいいいいいいいい!!」 そこにはドスまりさを筆頭とする群れが、あの言葉を口にしていた。そこにリポーターの声が混じる。 「ええ、ここ一連のゆっくりが苦しんでいます。原因は不明で、政府は対策案もなく…」 私はそこでテレビを消した。窓を叩く音がする。見れば、そこにはれいむがいた。 「ゆぎゃあああああああああ!! ぶざいぐでごべんねえええええええええ!! れいぶとゆっぐるじむううううううううう!!?」 私は腰を抜かした。床に尻餅をついた。そのまま後ろ向きに這いずり、窓から遠ざかる。 「れいぶどゆっぐるじもうよおおおおおおおおお!! どっでもぐるじいんだよおおおおおおおお!!? ゆっぐるじいいいいいい!!!!」 腕に何かが触れた。気付けばそこに、まりさがいた。 「ゆっぐるじむ! ゆっぐるじむ! ゆぎぎ!!」 まりさは粘液を出していた。私の腕を通して、それは私の体内に浸透していった。 それは、とても、くるしく、ゆっくりしていた。 ゆっくりと、くるしく、ゆっくるしい、ゆっくるしい、わたし、の、いしき、は、そこ、で、とだ、え、た。 あとに、のこったのは、くるしみ、だった、それは、まるで、まるで。 粘液を出したまりさは、苦悶の表情の中で嗤っていた。 ゆっ狂死んでね 終
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おまえらのほうがすうばいいたいけどな! -- 2008-10-12 23 44 25 ちゅっきりいちばんのりー!! -- 2008-10-12 23 44 40 ほっぺたを突く微笑ましいいぢりをしてる僕はお前らとは違うんだ! 違うんだったら違うんだ! 僕は選ばれたクズなんかじゃない!んほおおお! -- 2008-10-12 23 46 03 乙! 出て行った職人だって虐スレ設定と無縁じゃないぜw こっちが先にあって設定作っちゃってたんだから どうやっても後からできた愛でスレは影響を受ける 虐待許さないって連中も動物設定から離れられてない 妖精設定にすれば矛盾も解消できるのに -- 2008-10-12 23 46 24 害獣設定を作ったの作らないの より外道だのなんだのとちゃんちゃらおかしいw 公式設定(笑)以外は別の何か。違うもの!ってやつですね -- 2008-10-12 23 48 23 なんかいきなり変なのが混じってるな -- 2008-10-12 23 49 45 ちゅっきりー! 2008-10-12 23 44 25 乙もちゅっきりもしぇずにあおりゅとかばきゃなの? れーみゅでももうしゅこちくーきよめりゅよ! 2008-10-12 23 46 24 しょろしょろおうちかえっちぇにぇ! -- 2008-10-12 23 50 40 チル裏に何を求めてんだ 自分が認めるレス以外は出て行けとでも?w -- 2008-10-12 23 51 54 独り言すまん。 俺、子供を産んで幸せな一家を築くゆっくりってのが大嫌いなんだ。 ゆっくりAA自体は好きだし、ゆっくり自体も可愛いと思ってる。 けれどそれはふてぶてしくって、食べられても平気な顔でふんぞり返ってるようなのだけ。 例えるならま○子さんやガ板、幻想板ゆっくりは好き。ウザ可愛い。 ただ、子供をと一緒に「いつまでもゆっくりしようね~」 なんていってるのを見ると叩き潰したくなる。特にゆっくりの家族。 子供を産む設定とか、上記の台詞なんかは虐められるためだけに存在するように感じていて、 こいつらのせいでゆっくりに弱いイメージが付いた元凶だと思ってる。 そんな自分がこのスレで好んで読むのはゆっくり一家が崩壊する話。 弱いゆっくりはゲスも含めて苦しんで欲しい。ふてぶてしいゆっくりが好きだから。 愚痴すまん。 -- 2008-10-12 23 52 34 向こうの人のほとんどはこっちが本拠地 向こうのチル裏は言論統制されてるから仕方ない -- 2008-10-12 23 53 14 2008-10-12 23 49 45 ゆっくり的なセリフ吐こうが、煽ろうが、それを注意しようが 全く変わらないのがチル裏だ 頭の中でゆっくり的なセリフ吐いてる奴ワンパターンでつまんねーなって思っても ここに書いちゃいかん、ただ荒れるだけだ -- 2008-10-12 23 53 20 今日もまた楽しそうに過ごしている一家の巣をスコップで埋めていく作業が始まるお・・・ -- 2008-10-12 23 53 55 変な奴がいるとか 荒らしが紛れてとかは 言っとけば自分がゆっくりじゃない気持ちになれる便利な言葉 -- 2008-10-12 23 54 39 2008-10-12 23 51 54 あんまファビョるなよ、みっともない -- 2008-10-12 23 55 21 ここに書いちゃいかん(キリッ 何書いてもいいように用意してくれてる場所で何言ってるんだお -- 2008-10-12 23 56 43 2008-10-12 23 53 55 楽しそうな作業だな。俺も混ぜてくれ -- 2008-10-12 23 57 43 2008-10-12 23 53 55 ただ埋めるなんてもったいない まず殺さない程度に赤ゆor子ゆを吊り上げ、親をボッコボコ 目の前で尊敬する親が死んでいく光景に子供達の恐怖フルマックス んで子ゆっくり達に先に親の死骸全部食べきれた奴を生かしてやるって言う んで遅い奴を一匹ずつつぶし、最後の一匹に完食させる。 んで実は事前に捕まえておいた野生のゆっくりにそれを見せて野に放つ んで子ゆっくりは他の群れからフルボッコ んで子ゆっくりを追いかけた自分も群れフルボッコ -- 2008-10-12 23 57 51 ファビョるって意味わかってるのか微妙なのがいるな。 -- 2008-10-12 23 58 07 愛で住人どころかアンチスレでみかけるような奴がいても、受け入れてやるのがチル裏さ! 楽しくやろうぜ!叩くけどな! -- 2008-10-12 23 58 54 2008-10-12 23 56 43 それもそうでした -- 2008-10-12 23 59 10 2008-10-12 23 58 54 SS職人の半数近くが虐スレ安置に常駐していると聞きましたが -- 2008-10-13 00 06 15 2008-10-13 00 06 15 愛で虐アンチ荒らし、あらゆる魑魅魍魎の集まりを楽しく拝見させていただいております -- 2008-10-13 00 09 30 2008-10-13 00 06 15 ゆっくり虐待自体は好きでも、 ゆっくり虐待「スレ」が嫌いなんじゃないか? スレにはゆとりや新参が多いし。 面白くない人が集まって面白くないものを書く時期ってのになってるようだしね、今。 -- 2008-10-13 00 10 25 神バですがそろそろ書くのやめようと思ってます -- 2008-10-13 00 11 27 2008-10-13 00 11 27 そうか、今までお疲れ様 -- 2008-10-13 00 12 21 おう、とっととでてけ -- 2008-10-13 00 12 43 -- 2008-10-13 00 11 27 何で?理由を詳しく。あなたの作品好きだったのに。 -- 2008-10-13 00 13 09 2008-10-13 00 13 09 なんとなく? ってのは冗談で 単純にネタが思い浮かばなくなった、映画見てもゲームやっても本読んでも妄想しても なんにもでてこないんよ -- 2008-10-13 00 15 12 続きすまないがそんななんも出てこない状態で無理やりひりだして 出したSS書いた俺もつまらないし、読む人もつまらないとおもうんよ -- 2008-10-13 00 17 13 2008-10-13 00 10 25 虐スレアンチ住人ってどうしてこんなにわかりやすいの -- 2008-10-13 00 17 37 2008-10-13 00 17 13 そうですか、お疲れ様です。 またネタが思いついたら書いていただけるとうれしいです。 -- 2008-10-13 00 18 52 2008-10-13 00 18 52 うん、ありがとう -- 2008-10-13 00 20 48 2008-10-13 00 20 48 まあ、あれだ。気が向いたら書けばいい それまでは泥でねっちょりされてるといいさ -- 2008-10-13 00 21 36 これで泥専になったらウンコ漏らすぞw -- 2008-10-13 00 22 03 2008-10-13 00 17 13 それは残念。ゆっくりお休み下さいませ。 その際なんか浮かんだらまたきてくれたりしたら、べ、別に嬉しくなんか(ry -- 2008-10-13 00 22 37 「スランプの時は?」 「かきまくる」 「それでもダメな時は」 「寝る」 魔女宅でもこのやり取りは鮮明に覚えている -- 2008-10-13 00 23 26 2008-10-13 00 22 03 泥は遊び感覚でやってるし、多分まだいると思う ここにもたぶんいる 思いついたらたぶんなんか書くし、いずれ -- 2008-10-13 00 24 43 最近虐待アンチスレが活発だな -- 2008-10-13 00 28 23 2008-10-13 00 28 23 頑張った甲斐があったな -- 2008-10-13 00 29 24 2008-10-13 00 28 23 実はアンチスレ民とかぶってる虐スレ民やチル裏民もいるのでは? -- 2008-10-13 00 30 57 2008-10-13 00 28 23 触れずに静観しとくとかなり面白いよ 公式設定派を中心に一般愛で派や虐待派や荒らしが渦巻いてとてもセクシー -- 2008-10-13 00 31 34 被ってるのはそりゃいるだろうな。 いつも愚痴ってる奴は明らかに同じだしw -- 2008-10-13 00 32 46 おいなんだよ2972のSS虐待かと思ったら違うじゃねぇか -- 2008-10-13 00 35 09 2008-10-13 00 31 34 勢力別に分けて戦争できそうだなwww -- 2008-10-13 00 35 42 虐待ではないがちびどもは餡子ペーストだなぁ -- 2008-10-13 00 35 59 ゆっくり虐待とかは人間の闇の部分って言うのはまぁ別に同意してもいいけど あのスレもはっきり言って人間の闇の部分駄々漏れしまくりだよなぁw 闇って言うか、主に「俺が正義」成分だけどw -- 2008-10-13 00 37 27 あれは普通に愛で向きだな -- 2008-10-13 00 40 03 2972は穴の中でれいむに潰された子ゆっくりを想像してニヨニヨする作品ですぞ? -- 2008-10-13 00 40 45 ついに饅頭は犬に勝てるようにまで進化したか -- 2008-10-13 00 41 16 2008-10-13 00 35 09 何言ってるんだ ちゃんと虐待されてるだろ・・・野犬が あれ? -- 2008-10-13 00 41 36 俺こそが全て正しいのだ ってのをいかに回りくどく他の話にまぶしてわかりづらくして言うかを競ってるんだろw -- 2008-10-13 00 42 02 穴に引っかかって跳ねる ↓ 穴はちびれいむが入るぐらいの深さしかない ↓ 野良れいむの ころがる こうげき! こうかはばつぐんだ! ちびれいむはつぶれてしまった! -- 2008-10-13 00 43 11 ほら、よーく読んでみろ 1匹目が飛んだときに「落ち葉に隠された穴に引っかかり」ってあるだろ? 2匹目も同じ穴で飛んだってあるだろ? 読み取れない人用の説明以下省略 -- 2008-10-13 00 43 17 排水溝には虐待SSだけ張るという明確な決まりはないしスルーでいいんじゃないか? -- 2008-10-13 00 43 29 虐スレ民はアブノーマルだって自分で認識してるだけまだまし あそこで正義とか言ってる奴は下膨れ生首饅頭を愛でること 自体が世間一般から見るとおかしな事だと理解しなきゃ 単なる痛い子だぜ -- 2008-10-13 00 45 16 ID 8Yl6jvNF0 こいつが投下したか それに合わせてここやスレで始めたか 虐スレ用じゃなかったらそれで終わりの話だけどね -- 2008-10-13 00 46 46 2972に関しては具体的に明示していないだけで 子ゆっくり虐待を意図してると思うよ こういうのも面白いじゃん -- 2008-10-13 00 48 37 2008-10-13 00 05 16 あそこの主流派は愛でなんて建前にすらしてないよ 悪意と曲解を込めて虐スレさえ叩ければすっきりなのさ あのスレは本当に面白い -- 2008-10-13 00 51 25 詳細に潰したって書かないと納得しないのかね?w と、思いましたよ。 -- 2008-10-13 00 52 10 親れいむのがんばり ってタイトルは、それが無駄でしたっていう暗示 -- 2008-10-13 00 52 48 読解力の低いゆとりが多いんだよ -- 2008-10-13 00 53 09 さあアンチ虐殺が便乗してきました -- 2008-10-13 00 53 55 ゆとりは読解力磨くために小説でも読んでろ -- 2008-10-13 00 54 12 わかりにくいってのもあるな パパッと読むとただゆっくりが犬倒した話になるし じっくり読むとちゃんと虐待になってるし 俺も気付けなかった、おもしろいと思うけど -- 2008-10-13 00 54 29 2008-10-13 00 51 25 一応虐待アンチスレだしな しかし釈尊氏の絵の米が香ばしいw 本当に香ばしいタグとコメ付けられて外部にやいのやいの言われる作者も大変だわ -- 2008-10-13 00 54 53 仲間がジャンプした後に子ゆっくりの描写が一切ないのは…ってことでしょ -- 2008-10-13 00 55 50 ゆっくりが現れた→イヤッホゥ虐待だ!→グシャ! そんなのばかり食べると変わった作品を楽しく読めなくなる -- 2008-10-13 00 56 43 ニヨニヨ系SSもたまには良いな ほんの少し改訂したら愛でに投下しても歓迎されそうな、 微妙なラインで作られてるのも面白い -- 2008-10-13 00 57 34 ゆっくり3匹で犬に勝つるか…… おそろしい饅頭よの -- 2008-10-13 00 58 28 アンチテンプレもいつも通り参戦 -- 2008-10-13 00 58 58 2008-10-13 00 40 45 2008-10-13 00 43 11 2008-10-13 00 43 17 2972の意味が判らない人はここを読んで考えなされ ついでに言えばあのロダはここ専用でもなんでもないので虐待モノでなくても一々騒がないように 火消し入りまーす -- 2008-10-13 00 59 11 ゆとりどもには2972の素晴らしさがわからないかw -- 2008-10-13 01 00 13 2008-10-13 00 55 50 れいむ達の頑張る姿を見せ付けられただけのような気持ちになる -- 2008-10-13 01 00 56 その頑張った結果がこれだよ! をたのしむもんなんだぜ? -- 2008-10-13 01 01 57 いぢりでも文句言う奴居るからな -- 2008-10-13 01 02 15 ゆとりは大味な物しか受け付けないから困る 薄味でも奥が深い物だってあろうに 名前どおりただの虐待スレになってきたな -- 2008-10-13 01 03 26 作者でもないのに楽しみ方を決めてる奴がいるぜw -- 2008-10-13 01 03 42 ヤダヤダヤダ! 潰れたガキどもを見て親が絶望するのを書いてくれなきゃヤダヤダヤダ! と、言いたいんですねわかります。 -- 2008-10-13 01 03 58 ガンバレいぢり派 ここで大攻勢だ! この流れは勝つる! -- 2008-10-13 01 04 20 「もっと詳しく書けよばーか!」って言う奴と 「なーるほど、そういうことか」って言う奴 無知でもどっちがマシですか -- 2008-10-13 01 04 54 敵はゆとりだ そういうことにしていぢり全盛の時代ですね。この日を待ってた! -- 2008-10-13 01 05 46 煽るなよw落ち着け -- 2008-10-13 01 06 28 餡子と飛び散らしてめん玉くりぬいて歯を全部へし折るのは楽しかろう 何度もそういうのみてヨーシパパもそういうの書いちゃうぞ! ってやると上手な人の二番煎じだから感想もらえないんだよね -- 2008-10-13 01 07 09 ここまで加速させた作者はしてやったりだよな。 今頃ニヨニヨしてること間違いなしだ -- 2008-10-13 01 07 22 テンプレと虐殺を両方まとめて葬るチャンスがやってきた -- 2008-10-13 01 07 59 ああいう風に必死で逃げる魔理沙を見ると、以前のれみりゃのように、 後ろから釣竿を下げたくなる -- 2008-10-13 01 08 11 家に侵入してきたれいむとまりさの一家 そしてれいむだけ開放して別の一家を連れてきたら家族は開放してやると言い・・・ -- 2008-10-13 01 09 25 もう人家はデッカイゴキブリホイホイにすればいいと思うの -- 2008-10-13 01 10 10 そういえば、虐殺好きは虐殺厨と呼ばれるのに いぢり好きはいぢり厨とは呼ばれないな 何故なんだぜ? -- 2008-10-13 01 10 56 コレを機にスレタイに偽りありの 奥深いいじりスレにしよう。 ゆとりは出入り禁止な。 -- 2008-10-13 01 11 27 扉のふちにカミソリ付けて勝手に扉開けようものなら切り裂かれる仕組み さらに窓に針を織り込んだ布で覆って窓を叩き割られないようにする そして家から10歩範囲までにまきびしを巻く え? どうやって出入りするかって? 知るか -- 2008-10-13 01 12 15 いぢりは厨と呼ばれる程活発に活動してんの見かけんからでは? 目に余りだすと何れそう呼ばれるっそ -- 2008-10-13 01 13 19 老人に優しくないバリアフルな家なら侵入も難しいだろうが -- 2008-10-13 01 13 28 いぢり派は大人しかいないからなあ スレはゆとりだけしかいないけど -- 2008-10-13 01 14 28 匠による改造前の家なら間違いなくゆっくりは出たくても出られなくなる -- 2008-10-13 01 14 33 2008-10-13 01 10 56 投下されたぬる目作品に、虐殺しろ!とかいっちゃう子は昔結構いたが ハードな作品にぬるくしろ!とかいっちゃう子はまずいないから -- 2008-10-13 01 15 11 2008-10-13 01 13 28 むっきゅ!! おにーさんはばかね!! ばりあがあるから、ゆっくりおとしよりにもつかいやすいのよ!! -- 2008-10-13 01 15 39 だからなんで絵師が直後に来るんだよ……よりによってあの人だしorz この時間帯は避けた方が良いのかなぁ。 -- 2008-10-13 01 15 50 スレで投下報告するの止めれば苦しまずに済むよ -- 2008-10-13 01 16 43 だがスレはゆっくりの食生活談義の真っ最中であった -- 2008-10-13 01 17 07 絵師に投下されたからって嘆いてる奴は何なんだ そんなにSSがダメなら投下せず推敲しときゃいいだろw -- 2008-10-13 01 18 45 直接的にぬるくしろ!っていう奴は確かにまずいないな まわりくどいのは結構いるけどw -- 2008-10-13 01 18 57 むしろ推敲しないで投下しちゃえよw レスは付きやすいかもしれん -- 2008-10-13 01 19 38 ちと話変わるんだが 人間とゆっくりが共存するようになって数年。 ある日、主人公の少年は昔の友人に招待を受ける。 友人は子役として活動中で、呼ばれた先は映画の撮影所。 久々の再開を喜ぶ中、あるベテランゆっくりのれいむが死亡する事故が発生する。 数日後、彼女の葬儀に出席した主人公は芸能界におけるゆっくりと人間の軋轢を知り 今回の死亡事故も実は仕組まれた事件であったことを知る。 警察や政府の介入を拒む芸能界、様々な陰謀が渦巻くそこで凶行に及んだ真犯人の正体とは? 友人は世話になったれいむに恩義を返すために、主人公と共に事件の真相へと臨む。 ・・・て夢を寝てたらさっき見た、結構きてんな俺。 こういうストーリー仕立ての夢は普通に見るがゆっくりが出てきたのは初めてだ。 そんなわけでゆっくりが夢に出た人って居ます? -- 2008-10-13 01 19 48 俺は毎回推敲しないで投下してるが? -- 2008-10-13 01 20 29 投下報告しなくても話題になる時もあるしね -- 2008-10-13 01 20 56 週末は激戦区だよね… それはそうと、話ぶったぎりでなんですが、 新wiki移行後にupした奴が、初めて2000アクセス越えてヘブン状態! キャラ単独の○○いじめ系だとアクセス伸びにくいようだけど、見ていただいた方々に感謝です。 (謝辞だけ言いたかったとです) -- 2008-10-13 01 21 41 虐待は心の向くままにやるものだから推敲とかすると逆に質が落ちそうで -- 2008-10-13 01 21 51 スレで延々独り言みたいに俺設定をつぶやいてる人キモいです -- 2008-10-13 01 22 14 スレの話題なんてほぼノリで決まるんだぞ 思い出したかの様に過去ネタ話始めたりするのに そんな賞賛ほしいならID換えて自分のSS賞賛して住人気を引けばいい -- 2008-10-13 01 22 37 2975 虐待していないがある意味究極の虐待とも言えるような・・・ -- 2008-10-13 01 25 29 2008-10-13 01 21 41 おめでとう! まりさたちもおはながたかいよ! -- 2008-10-13 01 25 54 鼻ねーだろこのやろ -- 2008-10-13 01 27 15 2008-10-13 01 27 15 つ 今話題の「掃除機」 -- 2008-10-13 01 29 41 人為的に作ったのかいw -- 2008-10-13 01 31 29 2008-10-13 01 29 41 天狗の仕業じゃあああああ!! -- 2008-10-13 01 31 57 掃除機に吸い込まれた赤ゆっくりの結末とな -- 2008-10-13 01 32 03 生まれたばかりの赤ん坊なら吸い込めそうだな。 ただ、今の掃除機は空気で圧縮するから結局死ぬんだけど。 -- 2008-10-13 01 32 18 つまり、れみりゃ親子に掃除機を持たせて 「うっう~~♪ すいすい~~だどぉ~~♪」 「うぎゃーー!! まぁまぁ!!!」 「う~~♪ おかちゃんたじも、まぁまぁのかでぇなうごきをみるんだどぉ~~♪」 -- 2008-10-13 01 33 15 死ななくても充分悲惨w ゴミパック内とか -- 2008-10-13 01 33 29 ケース開けると数匹がブロック状に固まって出てくんだろうか -- 2008-10-13 01 35 49 元ネタ無いとレイプアリス描く人の話は詰まらんな 絵だけは上手いのに -- 2008-10-13 01 37 28 今回もいつもどおり明示してないだけで元ネタあったらどうすんだよw -- 2008-10-13 01 38 12 2008-10-13 01 38 12 心当たりがありすぎて逆にわかんねぇw -- 2008-10-13 01 38 52 何時もレイプオチなのは分かるが -- 2008-10-13 01 39 40 あの人の絵は好きだけど さすがにレイパーがもうゆっくりに見えない -- 2008-10-13 01 40 57 俺はもうアリスの酷いツラを楽しむものだと思ってる 今回とか最高に気持ち悪くて素敵 -- 2008-10-13 01 42 14 まともなアリスは、ゆっくりの中でも思いやるということが出来るのに -- 2008-10-13 01 44 02 あの人は俺の中でありす愛で絵師 良くも悪くも -- 2008-10-13 01 45 14 まともなありすがレイパーに変貌する系の話が好きです -- 2008-10-13 01 45 45 レイパーが増えるのは理論的に正しいw てかアレは繁殖能力異常に高めた加工場の改良種じゃないかと思ったり -- 2008-10-13 01 46 11 あの人の、想像妊娠ネタを漫画化したやつの続きが見たい。 -- 2008-10-13 01 46 35 2008-10-13 01 45 14 誰かはレイパー嫌いと言ってたなw -- 2008-10-13 01 47 39 レイパーありすって数匹で固まってる描写をよく見るんだが、ありす同士ではあんまネチョらんね -- 2008-10-13 01 48 14 同じ種類同士で交尾してるビジュアル自体が案外少ない、って事は無いかな? -- 2008-10-13 01 49 25 マイナスにマイナス足してもマイナスだからな >同じ種類同士で交尾 SS作者の憂鬱 -- 2008-10-13 01 49 44 2008-10-13 01 48 14 同個体=同性って概念が薄っすらとあるんじゃないか? -- 2008-10-13 01 49 52 ではありすの飾りを取って帽子を乗せて実験ですね -- 2008-10-13 01 50 56 鏡が無いから自分を棚に上げて、アヘってる他のありすを単純にキモいと思ってるんじゃない?w -- 2008-10-13 01 51 37 れいむがれいむのまむまむに屹立たぺにぺにをおしあてる れれいむの分身はれいむを荒波に漂う小船の如く蹂躙する -- 2008-10-13 01 51 44 2008-10-13 01 50 56 かなり前に小ネタでかいたおww -- 2008-10-13 01 52 24 2008-10-13 01 45 45 同意。ありすをメインにするならそっちのほうが発展性もあるしな -- 2008-10-13 01 52 43 別に書くのは困らんけど、そうする利点が今のところ特に見当たらない。 捻りも無くレイプシーンが欲しいだけならありす使えば説明も何も要らないし -- 2008-10-13 01 53 33 2008-10-13 01 51 44 きめぇ丸ならタチを射精丸、ネコをらめぇ丸と表記することで解決できるんだけどな -- 2008-10-13 01 53 48 >マイナスにマイナス足してもマイナス そこで雑種強勢てどうだろ? ハイスペックな子供が出来群れ全体の将来を期待されるが孫は残念な感じに つかこれだとチェンジリングの話みたいになりそうか -- 2008-10-13 01 55 26 明日って一般的に休みなんだっけ? 学園祭で休みだからてっきり自分だけかと…… -- 2008-10-13 01 55 38 -- 2008-10-13 01 51 44 花まりさ、とか青ありすみたいに特徴をつける手もあるけど やっぱり面倒か -- 2008-10-13 01 55 58 虐ゆっくりは基本的に雑種だろw -- 2008-10-13 01 56 02 頑張って純血種で保ってても 特に意味無いとかでもいいなw -- 2008-10-13 01 59 45 ゆっくりの子供はプランクトンの分裂体のような物だと思っている -- 2008-10-13 02 02 33 2008-10-13 01 59 45 ぱちゅりーとかがやってそうだな -- 2008-10-13 02 02 56 ぱちゅりー同士で交尾はリスク高すぎるだろ 下手すれば両方くたばりかねないのにw -- 2008-10-13 02 04 36 雑種って両方の特質を受け継ぎそうなんだけど 例えばまりさとれいむでゆっクスしても、生まれるのはまいむとかれりさとかじゃないじゃん 母体内でキッパリ分かれちゃうんだと思う -- 2008-10-13 02 05 11 2008-10-13 02 02 56 確かにやってそう 病弱をおしてよかれと思って凄い頑張ってる でも全く無意味w 大差無い餡子脳でした~って感じが好み -- 2008-10-13 02 05 56 大正天皇みたいにキ●ガイ生まれるかもしれんぞ -- 2008-10-13 02 06 49 2008-10-13 02 05 56 それどころか、ほぼ同じ性格の親から教育を受けるせいで 画一的な教育しか施されず酷く偏った知識しか持ち合わせていなかったりな -- 2008-10-13 02 07 13 -- 2008-10-13 02 02 56 むしろ体が丈夫なまりさとやるんじゃないかな? 純血主義なめーりんの話はあったけど。 -- 2008-10-13 02 07 38 ぱちゅりーの欠点を補えるのが実地の知識とサバイバルに比較的強いまりさだろ -- 2008-10-13 02 08 59 ゲスというか無知の超天然な思考が優勢の補則遺伝か条件遺伝なんだろうな でも子供が死ぬ確立はほぼ同確率ww -- 2008-10-13 02 09 40 ああ、ミスった優性遺伝子ね -- 2008-10-13 02 10 08 良い意味で人間とは呼べないシロモノになってそうだ 良い意味ならいいじゃんw 冗談は置いとくとして また害獣設定反対の人ってのは漏れなくまわりくどい…… -- 2008-10-13 02 11 35 人間も精子バンクとかやってるけど、結果はどうなんだろうな。 -- 2008-10-13 02 12 34 郷に下りたゆっくりを人間が群れに返さないから人里マジパネェという知識が伝わらず やたら殺すわ改造するもんだから進化を促して繁殖能力を異常発達させて こんなギスギスの状況に居ればどんな奴だってゲスになる位荒む -- 2008-10-13 02 13 26 精子バンクねぇ・・・やっぱ時間が経つにつれ劣化していくんかね -- 2008-10-13 02 13 45 精子も卵子も人間若いうちに使わんと腐るよ! -- 2008-10-13 02 14 35 天然の受精と確率的には変わらないよな ただ単に自分の望む人物像ってだけで -- 2008-10-13 02 15 03 2008-10-13 02 13 26 返したら返したで復讐をたくらんだり、かといって痛い目見させないと増長したりと どう転んでも結局は大変そうだ -- 2008-10-13 02 15 35 2008-10-13 02 15 03 それも両親のどの特性が何処に遺伝するかまでは選別できないから 虚弱な天才学者と美貌のダンサーの子どもが虚弱で冴えない馬鹿の可能性もあるわけで しかもそれがゆっくりとなると・・・ -- 2008-10-13 02 17 28 賢い個体が人間から聞きかじって餡子バンクを作るわけだな 頑張って痛い思いとかしながら必死に優良個体の餡子を保存するも やっぱり徒労でしたサーセンwww で憤死 -- 2008-10-13 02 17 42 天然の優性がA、自思慮が浅いの優性ががBだとして、一回に16っ匹の子供を生むと 天然で思慮なしが9、天然で多少考えるのが3、普通で思慮が浅いのが3、普通で多少考えるのが1 の割合だからな -- 2008-10-13 02 20 30 >2008-10-13 02 17 42 現代で血統書付きゆっくり(笑)とかに使えないか? -- 2008-10-13 02 21 10 -- 2008-10-13 02 17 28 頭がいいけど虚弱なぱちゅりー 馬鹿だけど強健なまりさ 痛みに耐えて生まれた子供は…ドМなてんこですた。ってSSがあったな。 遺伝子とか超越してる。 -- 2008-10-13 02 21 42 あったなあ だって餡子だしなw -- 2008-10-13 02 23 09 -- 2008-10-13 02 20 30 身体的な特徴はともかくとして性格は後天的なものじゃないかな… それだけに「親に似る」のだろうけど。 -- 2008-10-13 02 24 25 またゆとりが釣れましたー 2972はホント良い餌だなw -- 2008-10-13 02 24 45 2008-10-13 02 17 42 ゆっくり達からしたら、優良って 頭が良くて、元気 って所だと思うけど、これってちょうどイラッと来るど真ん中なんだよなww -- 2008-10-13 02 25 02 2008-10-13 02 21 10 ゆっくりんピースの血統書付き優良ゆっくり それを誇りに思って生きてきたが…… 実は全くの無根拠でした~、って感じか ある程度頭良いとより悲惨でいいかも -- 2008-10-13 02 26 25 2008-10-13 02 24 45 懲りずに自演やってるようにしか見えない -- 2008-10-13 02 27 35 2008-10-13 02 24 25 いや、ゆっくりのあの楽天的な性格を上手く現す言葉が思いつかなかったもので…… 言いたいことは、ゆっくりからは殆どまともなのが生まれてこないってことです -- 2008-10-13 02 27 47 2008-10-13 02 26 25 いや、人間が血統書付きのゆっくりの餡子を集めて新たな子を作ろうとするわけだよ。 でも出来るのは失敗作ばかり。その失敗作は潰されず野に放たれて…とか。 -- 2008-10-13 02 28 55 -- 2008-10-13 02 26 25 ゆっくりんピースよりもきもんげがやりそうな気がする。 「希少価値を高めるんや!!」って感じで -- 2008-10-13 02 29 20 2008-10-13 02 25 02 更にゆっくりにとっての「頭が良くて、元気」 更に更に虐スレゆっくりにとっての「頭が良くて、元気」 きっとブッ飛ばしたい事うけあいw -- 2008-10-13 02 30 13 えーりん辺りがやってみて「所詮餡子脳は餡子脳ね」って結果により放逐されそうだw -- 2008-10-13 02 30 48 スレの連中のゆっくり評が酷いとかいうレベルじゃない 経験や学習できず教育も出来ない完全なる無能とかもうね… 経験し、学習し、生きる事を教育し それでもなお足りぬ、その中で弱者が足掻く様こそ楽しいのに… 経験学習しなきゃ出来るネタ減りまくるんだよね。 なんでこんな単純なこともわからないの?馬鹿なの?SS読んだ事あるの? もう死ね -- 2008-10-13 02 58 26 まぁ、俺達と同じだよな 作者は書いたり描いたりして、技術やネタの広がりを作り 読む方も読む方で数をこなして成長する それが出来なきゃこき下ろしてるゆっくりとさほど変わらんってこった -- 2008-10-13 03 00 18 俺のSSは成長したんだろうか… -- 2008-10-13 03 02 11 最近新規のSS作家が増えてるけど、評価や意見貰って今後のSSの形みたいなの出来るじゃん そこで声高に同じこと延々と粘着して叫んでるのがいると、そういう系統のに偏らないかちと心配 そう言う人たちばかりじゃないだろうし、俺が穿った考えしてるだけかもだけどね 愚痴スマソ -- 2008-10-13 03 05 02 2008-10-13 03 02 11 自分が楽しければ少なくとも作りたいものが思うように書けてるから成長してんでは? 自分は初投稿より成長した気がするが、最近は下る一方の気がして( A`) -- 2008-10-13 03 07 10 思い悩む事は思い悩まない事よりも重要 根拠も無く「成長してる!」と言い切ったら「多分何とかなるよ!」のゆっくりブレインだ -- 2008-10-13 03 09 56 大丈夫、そんな大勢が気に入らないていう天邪鬼が必ずいるから -- 2008-10-13 03 10 36 天邪鬼てか少数派って民主主義だと目の敵にされるが、そういうのあってこその多数派だよね -- 2008-10-13 03 13 54 今日はゆとりと新参ばっかだな なんかあったか? -- 2008-10-13 03 20 44 散々お世話してあげて一晩明けたら「おじさんだれ?」とか抜かすゆっくりも好きだぜ -- 2008-10-13 03 21 20 2008-10-13 03 20 44 連休の中日だからじゃないか? ……空きっ腹で酒が回ってきたから今日はドロップアウト…… -- 2008-10-13 03 22 53 人家に侵入して痛めつけられて二度と来ないと約束する→人家だけ覚えていて人間と痛めつけられたことや約束は忘れて次の日また来る 都合の悪いことだけ忘れるゆっくり ところが恩であっても忘れる時あるから何を忘れてても不思議じゃないな -- 2008-10-13 03 23 51 やたら細かいことまで覚えているゆっくりあきゅうとか -- 2008-10-13 03 27 06 ゆっくりあきゅうはただでさえ短い寿命のゆっくりな上に、基本の天寿がマッハで燃え尽きそうだ -- 2008-10-13 03 30 56 記憶を持ってまたゆっくりあきゅうに生まれるわけですね。 虐待死とかしたら大変なコトにw -- 2008-10-13 03 36 52 2008-10-13 03 23 51 そこで「全て覚えている。でも、忘れたように振舞わなければ生きられない」 という解釈を入れるとまた見方は変わってくる訳で 全ては使い様でしかない。 -- 2008-10-13 03 38 34 -- 2008-10-13 03 30 56 その代り親の記憶をすべて引き継ぐくらいはやってのけるかも。 ああでもぱちぇ以上に生かせるかどうか微妙だ。 -- 2008-10-13 03 45 24 別にバカとは言わないが、ゆっくり基本的に話聞かない確率高いからなぁw -- 2008-10-13 03 46 33 ゆっくりを単純に賢いとか愚かとかで語る風潮が嫌い。 あれの根本は「軸が我々とは違う」だろうに。 俺らの基準前提の話で優劣の評価付けてもしょうがないだろ。 -- 2008-10-13 03 46 40 しょうがないからやらなくていいってわけでもないだろ! -- 2008-10-13 03 58 34 やらなくていいだろ。 相違点を見つけ、それによる影響を考えるとかならまだしも 「あいつは無能だから」とか「あいつは馬鹿だから」で その根本を理解せずに思考停止するような連中ばかりなんだから。 -- 2008-10-13 04 02 10 妄想設定の押し付けだ -- 2008-10-13 04 06 59 お前の基準前提の話でああだこうだ言われてもなあ -- 2008-10-13 04 09 16 まぁ単純に愚か扱いしてるSSは大抵ハズレなのは間違いないわなw -- 2008-10-13 04 23 38 無能と決め付けていい相手は逆噴射式の彼女だけです -- 2008-10-13 04 27 00 2008-10-13 04 23 38 なにやっても「愚かだから」で済んじゃうからな。 ひねりも何もあったもんじゃない。 -- 2008-10-13 04 29 06 俺は…俺は根本を理解しているっ スレの思考停止してる連中とは違う、違うんだ! …俺だけがゆっくりの全てを真髄をわかっている -- 2008-10-13 04 30 25 ひねりの無い駄作ばっかり書いてる思考停止野郎は追い出そうぜ ゆっくり界の発展を妨げないとも限らないし -- 2008-10-13 04 33 25 爆釣り用の針ですね。 -- 2008-10-13 04 35 57 早速痛いところ突かれた駄作書きがかかったか。 -- 2008-10-13 04 37 21 じゃあ代わり映え無くゆっくりが酷い目にあってる話しかないここの作者は全員退場ですね -- 2008-10-13 04 40 34 いや、上で自分だけの基準を前提に他人を 根本を理解せず思考停止する連中とか言ってる方だけは残ってもいいと思います。 -- 2008-10-13 04 47 50 ふんふんふーん とーってーもあーりすーは とかいーもんー♪ -- 2008-10-13 05 03 55 吐下胃歯 -- 2008-10-13 05 08 26 お前ら全員消えろよ -- 2008-10-13 08 05 10 野犬と同lvにするだけでだめなのか -- 2008-10-13 08 10 26 いま自分の書いたSSのアクセス数を見ていたんだが… 新しいSSほどアクセス数が多いってどういうことなんだろう? -- 2008-10-13 08 55 22 古いSSは前のwikiで読了済みだからじゃね? -- 2008-10-13 09 02 29 なるほど、納得 確かに新wikiに移ってから書いたSSはそんなにアクセス数の差がなかった -- 2008-10-13 09 06 41 ゆっくり絵で厚塗りもどきやってみたけど、あんま合わないな。 なんかこう、雰囲気にマッチしないというか……。 やっぱりアニメ塗りが一番合うかな? -- 2008-10-13 09 25 03 絵本のイメージで塗ったら結構しっくりきた覚えがある。 ただ、虐待の雰囲気と少し離れるかも? -- 2008-10-13 09 53 22 あんまり色と色の間をぼかさない方がいいかも。 人間塗ってる感覚でぼかしてたら見た目の質感が饅頭大福じゃなく人肌になってしまった。 やっぱ見た目の質感って大事だよなー。 -- 2008-10-13 10 00 07 ここってssの書き方の勉強をするには最高の場所だとふと思った。 勧善懲悪の書き方、虐待お兄さんみたいなゲスの書き方、起承転結の書き方、 テンプレとは何か、受けるにはどうすればいいかなど どういう作品が批判良くて、どういう作品が駄目なのかわかる。 かなり参考になる。 -- 2008-10-13 10 04 34 リアルだとただの生首だしな -- 2008-10-13 10 34 52 やはり休みの間に大物投下が来てたか ただでさえスルーなのに上げるのキツイわw -- 2008-10-13 10 40 57 俺の家に巨大なススメバチの巣ができてた 危ないと思う前に「あぁ、にんっしんっゆっくりってこのくらいの大きさなのかなぁ」と思った -- 2008-10-13 11 18 14 ちょwでかすぎじゃね?w -- 2008-10-13 11 35 01 二階の屋根にあるから正確な大きさはよくわからんがだいたい横幅がジャンプ2.5冊分くらい高さがマガジン3冊分くらいだ 逆に笑いがこみ上げてくる -- 2008-10-13 11 37 33 とりあえず役所に処理してもらおうぜ -- 2008-10-13 11 38 03 ですよねー -- 2008-10-13 11 39 36 冬眠するし今の内がいいぞ -- 2008-10-13 12 08 08 むしろ爆破すべき -- 2008-10-13 12 14 04 ちょww -- 2008-10-13 12 14 23 発破をかけるんですね -- 2008-10-13 12 22 27 そんなでかい巣があったらご近所の人も怖いだろうな…… -- 2008-10-13 12 23 54 戦う時だ -- 2008-10-13 12 28 05 隣の家は20mくらい離れてるから気付いて無いんじゃないかな -- 2008-10-13 12 28 37 -- 2008-10-13 12 23 54 不用意に近づかない限りは安全だよ。空家に作られた時はご近所全員スルーだった。 もっとも人が住んでいる状況ではそんなことは言ってられないから 駆除業者か役所に言ったほうがいいけど。 -- 2008-10-13 12 29 44 ゆっくりだと思って思う存分虐待するんだ! 巣を -- 2008-10-13 12 31 14 下手に触れるとマジパネェ空飛ぶサソリと言う位だし 先日100匹にめったざしされて死んだ山菜取りの人が出たし -- 2008-10-13 12 32 18 ID i3uFbS3v0 うわぁ・・・ -- 2008-10-13 12 33 12 30匹くらいだったら10m遠方からジェット殺した事があるがあれは無理、遠いし高いしデカいし多いし死ねる -- 2008-10-13 12 33 56 わかった。家ごと燃やす(・▽・)b -- 2008-10-13 12 42 21 ゆっくりが床下に住み着く→数が多いので業者を呼ぶ→「ひゃあ、家ごと虐待だぁ」 -- 2008-10-13 12 49 26 ゆっくりを家にでもしてるのかよw -- 2008-10-13 12 50 04 なんという幻想ブレイク工業w -- 2008-10-13 12 50 54 yga_uljp00215.png 素晴らしい -- 2008-10-13 12 51 17 そういえば蜂の巣の処理ってタダでやってもらえんのかな? -- 2008-10-13 12 52 34 役所でやってるところもあったような -- 2008-10-13 12 55 52 借家が家ならしゃくやにやってもらうと良いよ -- 2008-10-13 12 57 22 俺いじめを画策するなよ -- 2008-10-13 12 58 45 むしゃむしゃしあわせ〜と幸せそうな面してなきゃゆっくりじゃねぇ! 俺はせっかくだから癖は残しておくぜ! 小突く為に -- 2008-10-13 13 03 07 215.png うっぎゃあああああああああ!!ネタ被ったああああああああああ!! -- 2008-10-13 13 03 40 赤ゆっていう表現は、バカっぽさが出てて可愛いなあ -- 2008-10-13 13 34 46 しかし「赤ゆ」って何度も言ってるといつの間にか「あきゅ」になってしまって困る -- 2008-10-13 13 39 12 赤ゆっくりという表現は虐スレ発か? 他ではあまり用いられていないように思える 某絵サイトだと赤ゆっくりってタグがついてることがあるが -- 2008-10-13 13 42 17 「赤ゆ」をはじめて見た時はゆっくりれいむの事かな?と思った -- 2008-10-13 13 44 37 垢ゆ「おきゃーしゃん!しゅりしゅりしようね!」 親ゆ「ゆげえ!すごくきたないこがいるよお!?」 赤ゆA「ゆげ!おねーちゃんがきちゃなくなっちぇるよ!」 赤ゆB「くちゃいよ!きちゃない!」 垢ゆ「どぼじでぞんなごじょいうのぉおお!?れーみゅきれいなのにいい!!」 -- 2008-10-13 13 53 38 志村、字が違うw -- 2008-10-13 13 54 44 天のイタズラか、変換ミスで生まれてしまった垢まりさ。 いくら洗っても体の垢は次々とわいてくる。 親に捨てられ、同族にののしられる毎日。 うーん、ネタが広がらん。 -- 2008-10-13 13 55 58 亞粥「おがーしゃんだずげでぇぇぇぇ!」 親ゆ「ゆゆ!おいしそうなおかゆがあるよ!」 赤ゆA「ハフハフうめ、これむっちゃうめ!」 赤ゆB「あまあまー♪」 亞粥「どぼじでりぇーむたべちゃうにょぉぉ?!」 -- 2008-10-13 13 56 05 赤ゆA 「かりぐみであつめたたべものは、ぜんいんにぶんぱいするよ!!」 赤ゆP 「りーだーのわるぐちをいうゆっくりは、ゆっくりしんでね!!」 -- 2008-10-13 13 56 47 中に詰まってるのが餡子じゃなくて垢なんだろきっと。 -- 2008-10-13 13 57 39 赤湯「おねーちゃん、いっしょにゆっくちちようね!」 垢ゆ「すごくゆっくりできるよー」 -- 2008-10-13 13 57 47 あーかーゆ「ゆっきゅりをころちゅのはいちゅだっちぇにんげんだ」 -- 2008-10-13 13 58 09 2008-10-13 13 57 39 それをうっかり出荷して営業停止に・・・ -- 2008-10-13 13 59 11 -- 2008-10-13 13 55 58 垢がこびり付き過ぎると逆にてかてかと輝いてくる。 そんな頃に人間に捕まる垢まりさ 垢まりさを一目見たきもんげはこう言った。 「こいつは売れるで!!」 輝くゆっくりとしてガラスケースに入れられて見世物小屋に入れられる垢まりさ 匂いが漏れないように密封された空間で長い余生を… -- 2008-10-13 14 00 01 そーいや汚いまりさのSSあったっけ -- 2008-10-13 14 01 09 カビが生える奴だっけ? -- 2008-10-13 14 03 56 それそれ ゆっくりいじめ系775 風呂嫌いの結末 -- 2008-10-13 14 06 20 台風の所為で数日間外に出れなかったゆっくり一家 「ゆ~~♪ きちんとたいよーさんがでてきたよ!!」 「ゆっきゅりししゅぎだよ!! ぷんぷん!!」 「さっそく、おふろにはいってすっきりしよ~~ね!!」 「ゆゆ~~♪ ゆっきししゅりゅよ~~♪」 かっこいいといいながら濁流の中に入っていく一家 -- 2008-10-13 14 16 53 fuku2985 垢ゆが描きたくてやった あまり反省はしていない -- 2008-10-13 14 19 33 2008-10-13 14 16 53 「しゅごいよ! かわさんがぐるぐるしてりゅよ!」 「かっこいいよ! ゆっきゅりできそう!」 「みんな! ぐるぐるかわさんといっしょにゆっくりするよ!」 一家入水 「ゆぎゃああああ!! ながされるうう!!」 「どうじでえ!? ゆっぐりでぎないいいい!!」 「おぶええええ!! どろみずまずいいい!!」 こうですか? わかりません! -- 2008-10-13 14 25 09 「かわさん!! かわいいれいむたちをゆっくりさせてーー!!!」 -- 2008-10-13 14 25 56 yga_uljp00215の 「はじめてのおうち宣言」 がかわいかったです リスペクトしてぇ~なぁ~ -- 2008-10-13 14 41 20 川「よしきた、かわいいれいむはゆっくりさせてやろう」 ………… 川「かわいいれいむは一匹もいないから全員ゆっくりさせない」 れ「どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」 -- 2008-10-13 14 46 47 SSリレーみたいになってきたなw -- 2008-10-13 14 50 26 赤ゆ「りぇーみゅはかわいいよ!」 川「そうだな、君はかわいいな」 赤ゆ「だきゃら、しょとにだしちぇね!」 川「可愛いゆっくりは、いっしょにゆっくりしようね。はーい、すりすりだよ」 赤ゆ「ぼごご・・!ぼべえええ・・!ぼぼ、おぼりぇりゅぅう!!」 -- 2008-10-13 14 55 46 激しい濁流に飲まれ、川深くに沈んでいくゆっくり一家 だが、薄れゆく意識の中で、母れいむはこの困難を脱する方法を思いつくのだった! その方法とは…… 次の人よろしく -- 2008-10-13 15 05 49 赤ゆ「りぇいむをおぼれざぜようどずるがわじゃんどはゆっぐじでぎないよ!ゆっぐじじね!」 ただの罵倒であった。 川「何故そのような事を仰る!かような事を申すゆっくりとはゆっくりできぬ!飲み込み溺れさせてくれるわ!」 赤ゆ「ゆぎぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 駄目であった。 -- 2008-10-13 15 07 01 名前は饒速水琥珀主ですね -- 2008-10-13 15 07 58 「ゆゆ!! ぷく~~すればうかべるはずだよ!! おちびちゃんたち、ぷく~~♪するよ!!」 「「「「ぷっく~~~~~♪」」」」 「ぼぼじでびぶぶの~~!! (どうしてしずぬの~~?)」 「おばあばんのおぼつぎーー!!!!」 -- 2008-10-13 15 12 49 ああ、なんという事だろう。 何の罪もないゆっくりが、一匹、また一匹と濁流に溶けていく。 やがて、全てのゆっくりが溶けてしまう頃には、川は平穏を取り戻していた。 それはまるで、ゆっくり一家という生贄を捧げた事により、 川の神が機嫌を直したかのようだった。 台風が過ぎ去った空には、まぶしい太陽が燦々と輝いていた。 即興SSリレー:ゆっくり一家と濁流 完 -- 2008-10-13 15 16 49 「まりさはぼうしがあるからうくことができるよ!れいむはゆっくりすいししてね!」 -- 2008-10-13 15 17 22 ほの暗いそこから、ゆっくり魔理沙に忍び寄る魔の手。 穏やかなみみなもは、一転して狂気の渦に飲まれるのだった。 次回ゆっくりしていってね!!! どうぞお楽しみに!! -- 2008-10-13 15 22 07 2008-10-13 15 17 22 よっしよし。 おじさんと一緒にカニ取りに行こうか -- 2008-10-13 15 23 46 つうかお題とかリレーとかの企画は立ち消えか? -- 2008-10-13 15 25 44 いざまとめるとなると、いろいろめんどうだもんね 東方SSコンペだと、お題を募集して、そこから無理そうなのを排除、その後 機械でランダムに選んでるみたいだけど。 そこまでやる人がここにはいるのかどうかどうかどうか…… -- 2008-10-13 15 41 41 いっそページ作って、小ネタ兼リレー置き逃げ場とか -- 2008-10-13 15 42 04 チル裏でも、上のリレーみたいに 誰かがネタ投下 ↓ 誰かがノリで続ける ↓ 誰かがノリで閉める で、いいんじゃない? 気楽で面白そうだし -- 2008-10-13 15 59 52 yga_uljp00214 なにこれ、ゆっくりのつもりなの? 新種のスライムじゃん ゆっくりが嫌いなんかなぁ -- 2008-10-13 16 06 58 キモイゆっくりを売りにしてるんだから絵柄で叩くなよ -- 2008-10-13 16 10 37
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※虐待のレベルはそこまで高くないです。 ※れてぃさんは頭のよいゆっくりかもしれません。 イラッシャイマセユックリシテイッテネ!!! うふふ。ユックで働いてるれてぃよ。 名前の通り、れてぃ種で、胴つきのプラチナバッジ持ちゆっくりよ。 みんなからは白岩さんとか、れてぃさんとか呼ばれているわ。 今日は、ゆくドナルドでのカウンターのお仕事を説明するわ。 誰に説明するのかって?うふふ。わかってるでしょう? あなた達のことよ。 まず、カウンターのお話の前に、 私のような胴付きゆっくりが、なんで人間さんと同じ風に働くことが出来るのかということ。 それを疑問に思う人がいるかもしれないわね。 よそのことはわからないのだけれど、ここの町では、 ゆっくりの労働について、条例が設けられているのよ。ふふふふ。 たしか、『ろうどうゆっくり法』って名前らしいわ。 その規則によると、 1、労働することが出来るゆっくりは、胴付きゆっくりに限る。 2、労働することが出来るゆっくりは、プラチナバッチに限る。 3、労働することが出来るゆっくりは、3歳以上のものに限る。 4、それ以外は、労働基準法に準拠する。 っていうことらしいわ。ホントはもっといろいろあるらしいけど、これだけ覚えていれば困らないわ。 胴付き、プラチナ、識字能力ありのゆっくりなら働けるらしいわ。 実はとっても難しいのよ、うふふ。 わたしも働けるようになるまでは、ほんとうに大変だったわ。うふふ。 もう一つ気になったことがあるかもしれないわ。 幼児以下の体格の胴付きゆっくりがどうして人間さんと一緒に働いているのかっていることかしら? 私の体格だと、普通はレジの前に立つのもむずかしいわ。うふふ。 え?ふとましいからなんとかなるんじゃないかって? うふふ。そういうこといっちゃうのね?うふふ。あとで覚えてなさい、ふふふふ・・・ 確かに不思議な話でしょ?でも、のーびーのーびなんてしてないわよ、うふふ。 ゆっくりだけが乗れる便利な乗り物があるでしょう? そう。すぃーよ、すぃー。ふふふ。 当たり前だけど、普通のすぃーにはのってないわよ。ふふ。 そうね、タッパのあるすぃーにのってるわ。 だいだい私の身長の半分よりちょっとだけ大きいかしら。 ゆックにいる間は基本的にそれに乗ってお仕事してるわ。自分でいうのも変な話だけど、 私は類まれなるすぃードライビングテクを持っているのよ。ふふふふ… そういう訳で、私は人間さんと同じ職場で働くことが出来るのよ、ふふふふ。 なんて考え事している間に、お客さんがいらっしゃったわ。 お客さんが、カウンターに近づいてきたらまず挨拶をするのよ。 「いらっしゃいませ、こんばんわ。ゆっくりしていってくださいね、ふふふふ」 ここで違和感を持つ人もいるかもしれないわね・・・。 お持ち帰りする人もいるのに『ゆっくりしていけ』っていうのは変な話だから・・・。 ゆっくりしてったら、お昼休みがもったいないわ!とか思うサラリーマンの人もいるでしょうし・・・。 でも、ここはファーストゆっくりフードの専門店。ゆっくりの定型文を言わないで、ゆっくり屋さんを名乗ることなんて出来ないわよ、うふふ。 その一言でクレームが来たって言う話は聞いたことないもの。ユックが潰れるまでこの風習は続くと思うわ。 カウンターのメニュー表を見て、お客さんが悩んでいるわ。 この間に、店内でお召し上がりになるか、お持ち帰りなのかをきいておくわ。 「店内でゆっくりしていかれますか?うふふ」 「えっと、お持ち帰りで。じゃぁ、べーこんまりちゃバーガーのセットで・・・」 注文された品物をPOSと言う電子端末に入力していくわ。商品の絵が描かれているからなかなか間違えることがなくて助かるわ。 あら、セットが入ったのね。セットはゆっくりサンド、ゆうかにゃんポテト、ドリンクの3つで構成されるお得な組み合わせよ。 ちなみに単品でバラバラに注文してもセット価格になって安くなるわ。知ってた?うふふ。 「セットのドリンクはこちらから選べますが、いかがなさいますか?ふふふふ」 「あまあまコーラで。おめめ多めでお願いします。」 ドリンクが注文されたら、ストローをコンディメントとしてカウンターに出しておくわ。 「かしこまりました。以上で御注文はよろしいですか?フフフ・・・」 「はい」 POSの会計のボタン、お持ち帰りならOUT会計というところを押すわ。すると、オーダーリストが、レジの引き出しの横から出てくるの。 このオーダーリストを見て、ランナーって言う取り揃えを行う人が、お客さんに商品をお渡しするの。 その人たちは「ちぇぇぇぇぇん!!」とか叫ぶことはないから安心していいわ。えっ、そんな心配してないって?あらやだ、わたしったら・・・ふふふ。 で、POS画面を見て、お会計をお客様にお伝えするわ。 「お会計、450円です。ふふふ」チャリーン 「500円お預かりします、ふふふ。お釣り50円とレシートのお返しです。一歩右側でゆっくりお待ちください。」 次のお客さんはいない様ね。じゃあ、ちょっとセットの商品の説明をしようかしら。 べーこんまりちゃバーガーは山盛りのベーコンと、餡子のほとんど入ってない子まりちゃ、そして各種トッピングが 絶妙なハーモニーを奏でるゆくドナルドの隠れ人気商品よ。あまったるいゆっくりサンドとはちょっと異なるおいしさに出会えるわ、ふふふ。 ゆうかにゃんポテトっていうのは、まぁフライドポテトのことね。 加工所が、のうかりんの畑と契約して品質の良いジャガイモを使っているらしいわ。普通のジャガイモの数倍の大きさがあるらしいわ。 で、なんでゆうかにゃんポテトなのかっていうことなんだけど・・・。 どうやらこの商品の売り文句に 「ゆうかにゃんがつくった『おしお』で味付けたゆうかにゃんポテトをみんなで食べてほしいにゃん!」 っていうことらしいの。一応ゆっくりであるゆうかにゃんが、塩の生産者になるなんて考えられないけどね。 この塩ってもしかして、塩じゃなくてあの『しお』なのかもね・・・。なんかほんのり甘みがするし・・・。 ゆくドナルドのドリンクは基本的に氷を使わないわ。まぁ頼まれればいるのだけれどね。うふふふ。 その代わりとして、冷凍ゆっくりのおめめを使うのよ。ふふふ。 加工所製の特殊な機器のなかに、冷凍庫に保存されている大小さまざまなゆっくりを投入するの。 すると、どういう原理で動いているのかは知らないけれど、「ゆぴぃ」という声が聞こえて、ゆっくり達が機械の中で目を覚ましているのがわかるの。 「ざぶいよぉぉ!!」とか「みゃみゃあちゃちゃめちぇー!」とか色々な声が聞こえるんだけど、しばらくすると、激しく何かが回転する音が聞こえ始めるわ。 「ばでぃざのおべべがぁぁぁぁ!!!」「おがぁぢゃぁぁぁぁん!!!!どごぉぉぉ!!!!」「ぐらいよぉぉ!!!!」 なーんていういかにもアマギられましたって声が聞こえたら、アイスおめめの補充が終わるわ。 後は、ドリンクを作る際に、投入されるおめめの量もボタン一つで管理できるから、機械にカップをおいてボタン操作するだけでドリンクはできるわ。 そういえば、おめめを取られたゆっくり達ってどうなっているのかしら? 噂によると中で圧縮されて、加工所のクオリティのあまり高くない食用ゆっくりの餌になるって聞いたけど本当かしら? でも加工所のことだからゆっくりをただ痛めつけたいだけでこの機械を作って、 おめめを取られたゆっくり達はあの機械のなかで、死ぬまで惨たらしい虐待を受けているっていう話も聞いたことがあるわ。 ただ、機械を動かしている最中は四六時中ゆっくりの叫び声がするっていうのは確かね。ふふふ。 どうやら全部揃ったみたい。ランナーの人がこっちまで来たわ。 「お待たせしました。べーこんまりちゃバーガーのポテトMセットです」 「あ、どもあざーす」スタスタ 「ありがとうございました、またゆっくりしていってくださいね。」 「ありがとうございました、うふふ。」 なかなか早く商品が渡せて気分がいいわ。 ゆくドナルドはファーストフード店だからいかに早く商品を出せるのかって言うのはすごく重要なことよ。ふふふ ウィーン またお客さんがいらっしゃったみたい。あら、わたしの知り合いだわ。 「いらっしゃいませ、ゆっくりしていってくださいね。こちらでゆっくりしていかれますか?」 「れてぃ!ゆっくりしていってね!あたいここでたべる!」ピョーンピョ-ン 「こら、ちるの!暴れないの!あら、れてぃちゃんごめんなさいね。店内で食べるわ」 「ふふふ。かしこまりました。」 店内でお召し上がりの時はトレーをカウンターに出しておくわ。 今カウンターの前で元気に飛び跳ねている胴付きゆっくりは、わたしの友人のゆっくりちるのよ。 ちるのはわたしみたいに働いてはいないわ。今ここにいる飼い主のおねえさんが頑張ってお小遣いをあげているらしいわ。 ちるのはちるのでお姉さんのことが大好きらしく、お姉さんからのもらい物であるお金をあまり使いたくないらしいの。 私とふたりで遊んでいるときもあまりお金の使うことはしないわ。っといっても私達がお金を使うのはご飯のときぐらいなのだけど。ふふふ 「あたい、あいすたべたい!」 「かしこまりました、ふふふ」 「じゃあ、私はこのヒャッハーセットの赤ゆファイブで。ソースはコーヒーで。あと飲み物はゆっくり美茶ね」 「かしこまりました。ヒャッハーセットのお道具はこちら1番から8番までございますが、どれになさいますか?」 「うーん・・・。無難に2番のキリとピンセットで」 「かしこまりました。御注文は以上でよろしいですか?」 「はい。」 「お会計430円です。ふふふ」チャリーン 「ふふふ、ちょうど頂きます。こちらレシートです。一歩右側でゆっくりお待ちください。」 コンディメントをだしながら、また商品の説明をしちゃうわね。 ヒャッハーセットは赤ゆファイブとれいむサンド、れいぱーサンドのメイン商品、ゆうかにゃんポテトのSサイズ、ドリンクのSサイズで構成されるセットよ。 赤ゆファイブは冬眠状態の赤ゆっくりをレンジでチンすることで解凍。 元気な赤ゆっくりをお客さんのお好みで虐待して食べられるのが売りの商品よ。パックする箱に仕掛けがあるから、 よほどのことがない限り、赤ゆっくりは逃げ出すことができないわ。ほどよく甘くしたら、コーヒーソースや紅茶ソースをつけて美味しく召し上がれ。 実はわたしはこの商品が一番すきなの。ふふふ。すぐおいしい・・・。すごくおいしい・・・。 飲み物とゆうかにゃんポテトはさっき説明したからいいわね。 あと、ヒャッハーセットにはおもちゃの代わりにコンパクトなゆっくり虐待道具がついてくるの。 赤ゆファイブを食べるときにも、家に帰って思う存分ヒャッハーするのにも使えるわ。ふふふ。 ヒャッハーセットはもう揃ったみたい。 あとはアイス、まぁソフトクリームね。 ドリンカーっていうさっきからドリンクを作っている人が、ソフトを作るわ。 ソフトクリームはコーンをソフトの出る位置においてドリンカーが自分でとぐろをまいて作るわ。わたしはとっても得意よ。ふふふふ・・・。 このソフトクリームの中身なんだけど、ゆっくりありす、ゆっくりぱちぇのクリームを混合して、各種の材料を追加したものよ。 ただし、機械の構造上、ソフトクリームのアイスはなぜか先端に装着されているゆっくりありす・・・のぺにぺにの部分から出てくるわ。 ふふふ、これがホントのありすソフト・・・。ふふふ・・・。どうやら冬が近づいたみたいね、ふふふ・・・。 ドリンカーの人がちるのに近づいていくわ。ちるのの身長だと、カウンター越しだとどうしても見下ろして渡さなければいけなくなるわ。 でも、子供や精神的に幼いゆっくりたちにはゆくドナルドで特別な思い出を残して欲しいの。 だからちるのの近くまで行って、しゃがんで、彼女と同じ目線になって、商品を渡すわ。 「はい、どうぞ!」 「ありがとー!あいすったらさいきょうね!」 ふふふ。ちるのの笑顔が見られてとっても嬉しいわ。ふふふふ。 「お待たせしました、赤ゆファイブのヒャッハーセットです!」 「ありがとねー」 「ありがとうございました!ごゆっくりしていってください」 「ありがとうございました、ふふふふ」 あら、もうアップする時間だわ。 「白岩さん、おつかれ。相変わらず素晴らしいホスピタリティだよ。」 「ふふふ、ありがとうございます、マネージャー。」 「じゃあ、次の人も来たからアップしていいよ!」 「ふふふふ、わかりました、ヒャッハーです。」 POSでUPのボタンを押して、今日はあがるわ。 「白岩さんホントおつかれさま」 「ふふふ、マネージャーこそ本当にありがとうございました」 ここのゆくドナルドにはいい人が本当に多いわ。ゆっくりの私にこんなに優しくしてくれるんだから。 遊びに誘ってくれたり、アップしてからご飯を食べに行ったり、ホント楽しかったわ。 初めて働いたときは不安だらけだったけど、ここを選んで良かったわ。 本当にありがとう・・・。ふふふ・・・・・・。ありがとう・・・。 <終わり> <おまけ>? 「おつかれさまーーっす!!!」 「はいはいおつかれおつかれ」 「そういえば、れてぃさん今日アップするの早かったっすね?なんかあるんすかね?」 「さぁ?俺もわからないよ。マネージャーなんか知ってますか?」 「・・・」 「?どうしたんすか?そんな恐い顔して?」 「白岩さんは今日がラストインだ。もうここに来て働くことはない・・・。」 「!!!そんな!!!自分達にはそんなこといってないっす!!!信じられないっす!!!」 「いや、どうやら本当みたいだ。れてぃさんのいた痕跡がもう無くなっている・・・。マネージャー、どうしてれてぃさんはやめたんですか?」 「・・・わからん。何も教えてくれなかったよ…。ただ、あまりにも思いつめていたので止められなかったよ・・・。」 「そうなんですか・・・」 「・・・いやっす・・・」 「?・・・どうした後輩?」 「自分はこんなの認めないっす!絶対絶対ぜぇぇぇぇぇったい認めないっす!!!」 (れてぃさん・・・。どうしてやめたんだい・・・?悩んでいたなら俺たちに相談してくれてもよかったのに・・・) <あとがき> やっと書けたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!! れてぃさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん愛してるよぉぉぉぉ!!!!!!!! 実はですね。自分もうこのゆくドナルド3を書き終えることができないんじゃないかとおもっておりました。 というのもですね、なんだかれてぃさんが上手く動いてくれないんですよ、これが。 でも、昨日たまたまどろわを開いて、エッチなことに定評がある某絵師さんの レティさんの絵を見た途端、不思議な力が沸き起こってなんとか書き終えることができました。 もう少し早くどろわを見るべきでしたね、自分。 ゆくドナルド、もう少しだけ続きます。というかここで切ったらなんか半端な気がするので・・・。 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 948 ゆくドナルド ふたば系ゆっくりいじめ 1045 ゆくドナルド2 ふたば系ゆっくりいじめ 1182 れいむと・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 1262 豆れみりゃとこうまかん
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※独自設定注意。山盛り出てきます。 ※人間に因る虐待表現はほぼ0です。 ※何故か書く度に長くなる罠。しかも前後編。 ※今までの話とは繋がっていません。……今のところ。 書いた奴:一言あき 本日の激務を終え、片道一時間程の郊外に構えた4LDKの我が城へ帰り着けたのは午前三時。 これで明日は朝九時出社だと言うのだから、ブラックにも程がある。 「ただいまー」 サラリーマン夢の一戸建てではあるが、ここに住んでいるのは俺一人。 田舎暮らしが性に合うらしく両親はこちらに出向こうともしないし、俺は独り身なので妻も子供も居やしない。 だが俺の帰宅の挨拶に、誰もいない筈の家の中から応えが来る。 「おにーさん、ゆっくりおかえりなさい!」 家の奥からぽいんぽいんと跳ね寄って来たのは、半年程前から俺のペットになったゆっくりれいむだ。 「きょうもおしごとごくろーさま!ごはんはどーするの?」 「あぁ、帰りにコンビニ寄ってきたから……」 「またそんな『じゃんくふーど』ばっかりだとからだこわすよ!きをつけてね!」 「……俺のオカンかお前は。風呂は沸いてる?」 「ぬるくなってるから、おいだきしたほうがいいよ!すいっち、いれてくるね!」 「頼んだ。……ああ、忘れてた。頼まれてたお土産買って来といたからな」 オール電化の恩恵で、ゆっくりでも操作できる風呂場に向かった背中に放った俺の言葉に、目を輝かせて振り返るれいむ。 「ゆっ!ありがとうおにーさん!ゆわ~い!」 一層軽快な足取りで跳ねて行くれいむを見送りながら、俺はビニール袋から買ってきた弁当とビール、そしてお土産の小壜を取り出す。 ビールで喉を潤し、揚げ物中心のカロリー過多な弁当をもそもそ喰っていると、追い炊きのスイッチを入れたれいむが戻って来た。 目をキラキラさせて俺の言葉を待つ様はご褒美をねだる子供そのもので、思わず苦笑いしながら俺は小壜を掲げてれいむに見せる。 「ほら、これだろ?今開けてやるから待ってろ」 「ゆっくりしないでさっさとあけてね!……ゆっ!?」 無意識のうちに口走ったのだろう、言い切ってからはっとした顔になるれいむ。 先程までの輝いた顔が嘘であるかのように意気消沈してしまう。 「……れいむ……お前な……」 「ゆぅ……ごめんね…………かってにおしゃべりしちゃうんだよ………」 嘘ではない。ゆっくりの本能なのか、こいつらは思ったことをそのまま口に出してしまうのだ。 調べた所、本来気心の知れた仲間同士で生活するこいつらは気遣いと言うものを知らないらしい。 おまけにとても物覚えが悪く、持って回った言い方が通じないため本音や直球で会話するのだそうだ。 人間で言う空気の読めない発言や、自分勝手な発言が多いのはその所為だ。 逆に空気が読めるゆっくりは本音を隠すのが上手いゲス候補なんだとか。 しかし、このれいむは普通のゆっくりとは違う。 こいつはとある事情で俺に頼らなければ生きていけない。それが解ったとき、 『お゛に゛い゛じゃ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!ごべん゛な゛じゃ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!』 と、こいつはボロボロ泣きながら何度も俺に頭を下げ、餌を貰う代わりに家の雑用をすると言い出したのだ。 雑用とは言ってもゆっくりの出来る事はたかが知れているが、この家でなら大概の事はスイッチを入れるだけで済むので、れいむでも結構使えるだろう。 そんな出来の悪い小間使いを雇う程度の気持ちで飼い始めたれいむだが、存外役立っていた。 基本午前様の俺を出迎え、風呂やら郵便物の受け取りやら、こいつが出来る範囲の事を一生懸命やり遂げようとしてくれる。 何より一人暮らしの身には、たとえゆっくりでも同居人が居ることが何よりも安らぐのだ。 世間一般で言われるゆっくりの評価が当て嵌まらない程出来の良いれいむは、最早俺にとって家族同然の存在だ。 しかし、そんなれいむでさえゆっくりの本能には逆らえないのか、たまにこんなゆっくり出来ない事を口走ってしまう。 そしてその都度、こうやって落ち込むのだ。 「まあ仕様がないさ。ゆっくりの宿命みたいなもんだろうよ、気にすんな」 俺の慰めに、れいむは力無い笑いを浮かべる。 「……でも、れいむはふつうのゆっくりじゃないよ。れいむはもうほかのこたちといっしょにゆっくりできないのに、こんなところだけゆっくりのままなんて……」 泣き出しそうなれいむを、俺は小壜の蓋を開けながら励ます。 「何、時間はまだまだあるさ。大体、生まれて半年経ってない子供が悟った事言うなよ。それに……」一旦言葉を切り、部屋の奥に目を向けながら続ける。 「仲間ならもうすぐ増えるさ。あいつ、どうやら成功みたいだしな。」 それを聞いたれいむの目が再び輝きを取り戻す。 「ほんとう!?あのこ、れいむとおなじになるの!?」 「お前と同じって訳にはいかないが、少なくとも普通のゆっくりとは違うわな。ほら、開いたぞ。丁度良いし、これで乾杯するか!」 「ゆわ~い!ありがとうおにーさん!」 俺はビールの缶を、れいむは口に銜えた小壜を合わせて乾杯する。 「「かんぱ~い!!」」 ビールを喉に流し込む。晩酌代わりの一本だが、今の俺には高級シャンパン並みの美味さに思えてくる。 俺は『タバスコ』の小壜をラッパ飲みする『真っ赤な髪』のれいむを見ながら、あの日の事を振り返っていた。 『激辛れいむと珈琲ありす 前編』 その日、俺はいつものように激務を終えて疲れた体を引きずり、午前様の帰宅を果たした所だった。 「ゆっ!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!!じじいははやくでていってね!!」 「れいむはあかちゃんがいるんだよ!!じじいはあまあまをもってきてね!!あとしんでね!!」 だが、誰もいない筈の家の中で待っていたものは、割れた窓ガラスとぐちゃぐちゃに掻き回された室内、そして頭に茎を生やした汚い饅頭共だった。 「きこえないの!?ばかなじじいはさっさときえて「お前が消えろ」ゆ゛べじっ゛!!」 「ばり゛ざぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?!?!?」 只でさえ疲れていた上に饅頭の相手などしていられない。黒い帽子を被った饅頭に思いっきり足を振り下ろし、素早く生ゴミになってもらう。 「生ゴミは静かで良いな。んじゃ、ゴミの始末はよろしく。あ、こいつらそれまで人質な」 「でい゛ぶの゛あ゛がじゃ゛ん゛がえ゛ぜぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 赤いリボンを付けた掃除機が騒音を撒き散らすが、俺は掃除機がさっさと仕事を終えるよう、掃除機に生えていた雑草をもぎ取って人質にする。 尚も抵抗する掃除機だったが、俺が雑草に付いてた実を潰そうとすると大人しく仕事を始めた。 その姿を見ている内にふと思い付き、俺は茎を刺している花瓶代わりのグラスにあるものを混入する。 俺がそんな事をしている事に気付かないまま仕事を終えた掃除機が、また「あ゛がじゃ゛ん゛がえ゛じで!!」と喚き出したので適当に痛めつけてからガムテープで拘束。 身動きの取れない掃除機の目の前に、俺は茎を刺したグラスを置いてやった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!でい゛ぶの゛!!でい゛ぶの゛あ゛がじゃ゛ん゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」 掃除機の顔色が真っ青になる。その目線の先に居たのは、グラスに注がれたタバスコの所為で黒ずんだ実。十個近く実っていたプチトマトサイズのそれが、一個を残して全滅していた。 辛いもの、渋いもの、苦いものはゆっくりにとって劇物だ。一個残っただけでも奇跡だろう。 「良かったな、一個は無事だぞ」 「よ゛ぐも゛あ゛がじゃ゛ん゛を゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛!!じね゛ぇ゛!!じじい゛ばじね゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛!!」 再び騒音を立て始めた掃除機を隔離するため、玄関に置いてあった魚の居ない水槽をひっくり返して被せ、俺は眠りに付いた。 翌朝、会社に出かける前に茎の様子を伺うと、もう目鼻が判別出来るくらいに育っていた。おそらく今晩辺りに生まれるんだろう。 「でい゛ぶの゛ばでぃ゛ざを゛がえ゛ぜえ゛え゛え゛!!でい゛ぶの゛あがじゃ゛ん゛を゛がえ゛ぜえ゛え゛え゛!!」 一晩中喚き散らしていたらしい掃除機の水槽にグラスを入れておく。ガムテープで固定された掃除機は動けないからグラスを割られる心配は無いだろう。 「赤ちゃんと仲良く語らってな。それじゃ、行ってきますっと」 「ぐぞじじい゛ばじね゛ぇ゛え゛え゛え゛!!じね゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」 何か言ってるが、相手している時間がなかったので軽く無視して出社する。 何時ものように激務をこなし、何時ものようにコンビニに立ち寄り、何時ものように午前様で帰宅。 そして俺の帰宅を待っていたかのように、飲まず喰わずで喚きっ放しだった為か瀕死の掃除機の目前で、茎に付いていた実が震えてぽとりと落ちる。 「……で、でいぶの………あか……ちゃ……………ん……………?」 「……何だこれ?」 目を丸くする俺と掃除機を余所に、落ちた実は二、三回伸びをするように体を震わせて、勢い良く目を開ける。 「ゆっ、ゆっくちしちぇいっちぇね!!」 ご挨拶と言う奴なのだろう、舌足らずな甲高い声で定番の台詞を吐いたそいつは掃除機と同じれいむ種のように見えた。 だが、掃除機は黒髪なのに対してこいつは見事な赤毛をしていた。それも染毛剤による赤毛でなく、アニメとかに出てきそうな不自然な、それでいて自然な紅。 親と同じ色のリボンが隠れて見えなくなるような、完全な赤毛であった。 「…………ゆ?」 呆然としていた俺と掃除機の様子に小首を傾げる赤れいむ。ご挨拶の返事が返ってこないので不思議がっているらしい。 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!」 「……解った、ゆっくりしてけ」 もう一度繰り出されたご挨拶に、俺は思わず返事してしまった。 途端に、赤れいむが目を輝かせて俺に跳ね寄って来た。 「ゆっ!おちょーしゃん!」 「……ゆ゛っ゛!?」 「……何?」 間違いない。今、こいつは掃除機じゃなく俺を見て『おとうさん』と呼んだ。おいおい……。 まさか刷り込みって奴か?生まれた直後に見たものを親だと思うってあれ。 ゆっくりの場合は最初の挨拶に返事を返した奴が親だって事か?危ない習性だな、それ。 「……俺はお前の親じゃないぞ?お前の親はこっち」 「お、おちびちゃん………、れいむがおちびちゃんのおかーさんだよ……?そっちのじじいじゃないよ………?」 爺って、まだそんな事言ってるのかこいつは。ムカついたので掃除機を叩き潰してやろうと振り上げた拳は、続く赤れいむの言葉に行き場を無くした。 「ゆっ!ちぎゃうよ!おきゃーしゃんはりぇいみゅに『ちねぇ!!』にゃんていわにゃいよ!!」 「ゆ゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛!?!?!?」 そうか!こいつは茎に付いている時に聞こえた言葉を覚えているんだ。 そして本当の親がずっと垂れ流していた呪詛を聞いていたんだろう。 そりゃあ、子守唄の代わりに恨み言を聞かせる親なんざ親だと思いたくないわな。 「ち、ちがうよ!れいむはおちびちゃんにいってたんじゃないよ!!こっちのじじいにいってたんだよ!!」 「そりぇにおきゃーしゃんはしょんなゆっくちできにゃいことをいわにゃいよ!!!」 「ゆ゛ぎゅ゛う゛う゛う゛う゛う゛っ゛!!」 「まあ、そりゃそうだな。普通なら『じじい』なんて呼ばれてゆっくりできる訳無いって解るもんな。偉いぞ、ちび」 「おちょーしゃんにほみぇりゃれたよ!!ゆわ~い!!」 「じじいはだまっててね!!おちびちゃんはれいむのおちびちゃんなんだよ!!」 「あ、そうだ。ちび、お前ご飯まだだったろ?今喰わせてやるよ。この茎で良いんだよな?」 「でい゛ぶの゛ばな゛じを゛ぎげぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 喚き散らす掃除機を無視して俺は赤れいむの餌を準備する。とは言っても生まれたての赤ゆが喰うものは決まっている。 先程まで自分が実っていた茎。こいつが赤ゆの初めての餌になるらしい。胎生型とかだと自分の餡子を喰わせてやったりするようだが、植物型はこれが定番だ。 でも待てよ?タバスコに浸かっていた茎だぞ?赤ゆが喰っても大丈夫なのか? 不安になった俺はとりあえず掃除機に毒味をさせる事にした。 「そんなに言うなら、お前がやるか?確か茎を噛み砕いて柔らかくしてやるんだよな?」 「とうぜんだよ!!れいむのおちびちゃんなんだから、れいむがごはんをあげるにきまってるでしょお!?」 「五月蝿いぞ。喚くんじゃねえ」 こいつらは飾りが無くなったり欠けたりしただけで育児放棄するらしいのに、こんな明らかに異相の子供を見捨てないなんて見上げたもんだ。 そこだけは認めてやっても良いかもな。 そんな事を思いながら、俺はグラスから引き上げた茎を掃除機の口の中に押し込んでやった。 「むーしゃ、むーしゃ………ゆ゛げぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 咀嚼を始めた直後、掃除機が大量の餡子と一緒に茎を吐き出した。 「ゆわぁああああああ!?」 「うわ!汚ねえ!!吐き戻しやがった!!」 やはりあの茎はタバスコを吸い上げていたようだ。咀嚼した途端に口内に入って来た劇物に体が過剰反応を引き起こしたんだろう。 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛………」 掃除機が痙攣を起こし始めている。これはもう駄目だな。 「ちび、お前の親が死に掛けながら砕いてやった飯だ。きちんと喰ってやれ」 「ゆぅ……ほんちょうにおきゃーしゃんにゃの……?」 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛………」 「ああ、本当だ。お前の為に死に掛けてるのが何よりの証拠だろ?だから俺はお前の親じゃない。呼ぶんなら『お兄さん』にしとけ」 大体俺はまだ二十代だ。お父さんと呼ばれる年じゃねえ。 俺の言葉にようやく納得したのか、赤れいむは痙攣を繰り返す掃除機の傍に寄り、ガムテープの隙間から見える素肌に頬擦りを始めた。 確か、『すーりすーり』だったか?手足の無いこいつらのコミュニケーション方法だった筈だ。 「おきゃーしゃん……ありがちょう…………りぇいみゅ、がんびゃってゆっくちしゅりゅよ……」 頑張ってゆっくりするって、矛盾してないかそれ? 内心浮かんだ疑問を口に出さず飲み込んでいる間に、赤れいむは噛み砕かれた茎に近付く。 茎に齧り付こうとした所で、痙攣する掃除機が「ま゛……ま゛っ゛で………お゛ぢびじゃ゛ん゛……」とそれを止めた。 「……おきゃーしゃん……?」 「………その……くきさんは………からいからいだよ……………おかーさんの……あんこさんを…………たべてね………」 ああ、そう言えばそうだった。こいつ、茎を齧ってこうなったんだっけ。 しかし増々見上げた根性だ。自分の子供が知らずに毒を食べようとするのを止める為に、残った力を振り絞ったか。 その上自分の餡子を食べさせようとするなんて、いや人間でも中々いないんじゃないのか、こういう親。 結構良い親子になれたかも知れないな、尤もこいつを許すつもりは毛頭無いが。 「わきゃったよ……あんきょさん、ゆっくちりぇいみゅにたべられちぇね……、むーちゃむー……ゆげぇえええええっ!!!」 「おちびちゃぁあああ゛あ゛あ゛ん゛!?!?!?……ゆ゛ふ゛っ゛!!!!!!」 「わ!何だ何だ、何事だ!?」 餡子を口に含んだ途端、今度は赤れいむが餡子を吐き出した。 それを見た掃除機は余りのショックで今度こそ昇天したらしい。 そりゃそうだ。身を挺してまで助けようとした我が子が死に掛けたんだからな、しかも自分の餡子で。そりゃショック死位するわな。 しかし……何なんだこりゃ? 赤れいむは幸い致死量まで吐いた訳じゃないらしいが、吐いたものが問題だ。 赤い。何か見事に赤い。親の餡子と比べるまでもなく別物だ。 どうやら赤れいむの中に詰まっているのは餡子じゃないらしい。と、いうよりあの赤さはどこかで見覚えが……? 「!そうか、おいちび!そっちの餡子は喰うな!!餡子を避けて茎だけ喰え!!」 「……ゆ、ゆぅ………?」 「お前は親と違って辛いものしか喰えないんだよ!甘いものがお前にとって毒なんだ!!」 他のちびは耐えられずに死んじまったが、こいつは自分の中身を変える事で生き延びた。 その代償に、他のゆっくりと同じものが喰えなくなったんだ! 「ゆ……むーちゃむーちゃ……ち、ちあわせぇ~!」 やっぱりそうだ、茎だけならこいつは吐かずに喰える。 まさか、俺は気付かないうちにゆっくりの品種改良に成功してしまったっていうのか? なんてこった、面白いじゃないか! ゆん生初の食事を終えた赤れいむに、俺は事情を説明してやる。 流行病に罹ったれいむとまりさが、己の身も顧みず人里へ助けを求めに来た事。 その病は生まれる前の子ゆっくりにある治療を施す以外、助かる見込みが全く無い事。 その治療法でさえ助かる可能性はごく僅かである上、副作用で普通のゆっくりでは無くなってしまう事。 しかも治療の為には、ゆっくりでは到底払い切れない高額の費用がかかる事。 それを聞いた親まりさが自分の身と引き換えに、子供達の治療を要求した事。 その熱意に打たれ治療を施すも、赤れいむ以外の姉妹は治療に耐え切れず死んでしまった事。 全てを見届けるため、病気が進行して危篤状態だった親れいむが無理を押して赤れいむの誕生に立ち会った事。 そして、赤れいむにご飯をあげようとして毒性を持った茎を食べ、餡子を吐き出して死んでしまった事。 俺はある事ない事取り混ぜて、赤れいむに説明した。 一時間以上掛けた洗脳にとりあえず赤れいむは理解を示し、次いで自身の現状を問うて来た。 親を殺した猛毒の茎を食べて、自分は大丈夫なのかと。 「おそらく、これがお前の副作用なんだろう。普通のゆっくりなら甘いものが最大の栄養源だからな。それが逆転したんだ」 「………りぇいみゅ、ちぬの?きゃらいきゃらいしゃんは、どくなんでちょ?」 「いや、多分お前の体質自体が変わってるんだよ。要するに、お前には辛いものが毒にならない代わりに、甘いものが毒になるんだ」 「……ゆぅ………」 「まあ、この治療法で助かっただけでも御の字だろうさ。お前の姉妹は十匹近く居たんだぞ?それがお前残して全滅だ」 「……おにぇーちゃん……」 話が姉妹の事になった途端、赤れいむが涙ぐむ。天涯孤独になった事を今更実感したんだろう。 「生き残れた事を幸運に思えよ。でないと、親も姉妹も何の為に死んだのか解らないだろ?」 「……にゃんで?」 「お前を助ける為に命を張ったに決まってんだろが。そのお前がいつまでもグジグジ泣いててどうするよ。 頑張ってゆっくりするんだろ?だったら泣いてる暇なんか無いだろうに」 「…………ゆん!わきゃったよ!りぇいみゅ、がんびゃってゆっくちしゅりゅよ!」 泣いた烏がもう笑いやがった。と、思ったらよく見ると泣くのを我慢して無理に笑っているらしい。 (結構根性あるなこいつ) そう思った俺は暫くこいつの面倒を見る事を決めたのだ。 回想と食事を終え、烏の行水を決めた俺はゴミを捨てるついでに奥の様子を伺いに行く。 納戸の扉に平仮名で『ちりょうしつ』、その上に漢字で『実験室』と書かれたここに、れいむは殆ど近付かない。 扉を開けた途端に漂ってくる甘い香りが怖いらしい。れいむを怖がらせないよう、俺は素早く中に入って扉を閉める。 そこにあったのはわざわざ持ち込んだスチール棚に並んだガラス瓶やグラスの山。その中に満たされているのは様々な液体。 タバスコ、ラー油は言うに及ばず、古今東西の調味料や酒類、お茶の類いに至るまでがここに集められている。 そしてそれらの液体に浸かっているのは、貴重な休日に野山を駆け巡って収集して来た赤ゆっくりの茎だ。 ここは『新種のゆっくりを作り出す実験』をしているのだ。 勿論れいむには本当の事は教えていない。『これは治療だ』と言い張っている。 こうして実験するのももう何十回になるのか、未だ成功したのはれいむ一匹だけ。 茎が生えてから大体一週間くらいで生まれるらしいが、そこまでたどり着かずに黒ずんでしまう。 黒ずんだ赤ゆが放つ甘い匂いでむせ返りながら、俺はあるマグカップの前に立つ。 他の茎と同様に黒ずんだ赤ゆが鈴生りに実る中、一匹の赤ゆだけが寝息を立てている。 赤いカチューシャからしてありすらしいが、おそらく誰もそうだと思わないのではないか? 何故なら、ありすの特徴的な金髪が濃い茶色に染まり切っていたからだ。 俺は持って来たポットの中の液体をマグカップに注ぐ。 芳醇な香りが一瞬赤ゆ共の死臭を押しのけるが、すぐに混じって判別が付かなくなる。 マグの中で湯気を立てているのは、砂糖やミルクの一切入っていないコーヒーだ。 今の所、このありすが品種改良の成功例第二作となるのだろう。 この茎は出来立てホヤホヤのレイパー被害者から採取して来たもので、今日で五日目になる。 そろそろこの部屋から出しておいた方が良いかも知れない。 俺は黒ずんだ実ゆを毟り取りながら、マグカップをリビングへ運んだ。 「れいむ、そろそろ生まれそうだからリビングに出すぞ」 「ゆっ!あかちゃん、ぶじにうまれてきてね!」 フローリングの床に直接マグカップを置く。頼りなく茎にぶら下がるありすを、れいむが心配そうに見守っている。 「……おうたは禁止な。やるんだったら俺が居ない時にしてくれ。近所迷惑にならないように閉め切っておくから」 「ゆん!れいむ、うるさくしないよ!」 念のために釘を刺し、俺は短い睡眠を取るため自室に向かった。 振り返ると、れいむがマグカップの前に陣取る姿が見える。どうやら一晩中付いているつもりらしい。 (……随分とご執心だな。あれが噂に聞く『ぼせい(笑)』ってやつかね?) そんな事を思いつつ、俺は眠りに付いた……。 れいむは空調に合わせて揺れる実ゆを見守りながら、これまでのゆん生を振り返っていた。 れいむの一番古い記憶は、絶え間なく聞こえてくる『しね……しね……』と言う呪詛である。 生まれ落ちる寸前の一番ゆっくりするべき時期に聞かされたそれは、れいむの中に呪いとなってこびり付いた。 (りぇいみゅはいりゃないこにゃの?おきゃーしゃんはりぇいみゅがきりゃいなの?) ゆっくりのにんっしんっとは即ち中枢餡の発生である。そして中枢餡の原料は、親となるゆっくりの餡子そのものだ。 すっきりー!と呼ばれる行為で分泌される精子餡を受けた餡子が変異したそれが、胎生ならまむまむと呼ばれる器官に、 植物性なら茎を通して実ゆと呼ばれる外殻の中に移動した時点で、ゆっくりはその生態の大部分を形作る。 即ち、にんっしんっした時点で聴覚・嗅覚・触覚を肌で感知する統合感覚、『ゆっくりしたい』と願う本能、そして基本的な知識と自我は既に出来上がっているのだ。 ゆっくりが生まれる前の赤ゆにやたら話しかけたり、おうたを聞かせたりするのはそれを本能で理解しており、赤ゆをゆっくりさせようとするからなのだが…… このれいむは親の励ましやゆっくり出来るおうたの代わりに、最もゆっくり出来ない呪詛を聞かされ続けたのだ。 れいむは怯えた。まだ見ぬ親に、れいむをゆっくりさせない呪詛に。 (おきゃーしゃん、りぇいみゅいいこにしゅるよ!わがみゃみゃもいわにゃいよ!おきゃーしゃんのいうとおりにしゅるよ! だきゃら、だきゃらりぇいみゅをきらわにゃいで、りぇいみゅをころしゃにゃいで………!!) 恐怖に怯えながらも無事生まれ落ちたれいむが最初に見たものは、全身を茶色い帯でぐるぐる巻きにされたゆっくりと、大きな胴付きゆっくりだった。 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!」 「……解った、ゆっくりしてけ」 産声代わりのご挨拶にお返事が無かった事を不審に思ったれいむが再度ご挨拶をした時、お返事を返してくれたのは胴付きの方であった。 お返事を返してくれた方が親に違いない。そう感じたれいむは胴付きの方へ駆け寄って呼び掛けた。 「ゆっ!おちょーしゃん!」 「……ゆ゛っ゛!?」 「……何?」 その言葉に激しく反応したのはぐるぐる巻きにされたゆっくりだった。 「……俺はお前の親じゃないぞ?お前の親はこっち」 「お、おちびちゃん………、れいむがおちびちゃんのおかーさんだよ……?そっちのじじいじゃないよ………?」 『おとーさん』が親である事を否定する脇から、恐る恐るといった様子でぐるぐる巻きのゆっくりが話しかけてくる。 しかし、れいむはその声に聞き覚えがあった。 それが生まれ落ちる寸前まで聞こえて来た呪詛と同じ声だと気付いたれいむは即座に否定した。 「ゆっ!ちぎゃうよ!おきゃーしゃんはりぇいみゅに『ちねぇ!!』にゃんていわにゃいよ!!」 「ゆ゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛!?!?!?」 れいむの言葉に仰天して顔色を失ったぐるぐる巻きのゆっくりだが、すぐに言い訳を始める。 「ち、ちがうよ!れいむはおちびちゃんにいってたんじゃないよ!!こっちのじじいにいってたんだよ!!」 だが、その言葉はれいむの怒りを逆撫でしてしまった。 (おちょーしゃんをじじぃってよんだにぇ!!もうゆるしゃにゃいよ!!) ゆっくりは舌足らずながら、生まれた直後から言葉を使ってコミュニケーションをとる事が出来る。 それは即ち『会話に必要な経験を既に会得している』事を意味している。 人間や動物でさえ『学習』しなければ会得できない『経験』を、ゆっくり達は餡子を繋げる事でクリアしているのだ。 生まれたての餡子脳に蓄えられた僅かな語彙の中から、『じじい』と言う言葉が蔑称である事を理解していたれいむは、 更なる怒りを込めて目の前の汚物に言い放つ。 「そりぇにおきゃーしゃんはしょんなゆっくちできにゃいことをいわにゃいよ!!!」 「ゆ゛ぎゅ゛う゛う゛う゛う゛う゛っ゛!!」 「まあ、そりゃそうだな。普通なら『じじい』なんて呼ばれてゆっくりできる訳無いって解るもんな。偉いぞ、ちび」 悶絶する汚物と裏腹に、正しいご挨拶が出来た事を褒めてくれる『おとーさん』。 生まれる前から死に怯え、親との対面に恐怖すら抱いていたれいむにとってそれは何物にも勝る福音だった。 だが、そんなしあわせー!な時間は長くは続かなかった。 生まれて初めての食事、その一連の騒ぎの中で自分があの汚物の娘である事を突付けられてしまったのだ。 『おとーさん』の冷たく突き放したような言葉、自分を犠牲にしてまでれいむをゆっくりさせようとしてくれた親らしきゆっくり。 それらが全てあのぐるぐる巻きのゆっくりが母親である事を証明している事を受け入れたれいむは、茶色い帯の隙間に覗く母の頬にすーりすーりする。 「おきゃーしゃん……ありがちょう…………りぇいみゅ、がんびゃってゆっくちしゅりゅよ……」 そして母の忠告に従い美味しそうな匂いがする茎を避け、何故かゆっくり出来ない雰囲気を醸し出す餡子をむーしゃむーしゃした時、悲劇は加速した。 「あんきょさん、ゆっくちりぇいみゅにたべられちぇね……、むーちゃむー……ゆげぇえええええっ!!!」 口内に走る激痛、同時にこみ上げてくる吐き気と悪寒に、れいむは自分の餡子を吐き出してしまったのだ。 もし『おにーさん』の的確なアドバイスが無ければ、れいむのゆん生はそこで終わっていただろう。 一命を取り留めたれいむは、『おにーさん』から事情を聞かされた。 にんっしんっしたゆっくりが罹るというと言う流行病に感染した両親が、せめて子供達だけはと自分の身と引き換えに治療を依頼したと言う事、 治療が成功したのはれいむ只一人であり、それを見届けた母が錯乱してあんな奇行に走った事。そして…… 「………りぇいみゅ、ちぬの?きゃらいきゃらいしゃんは、どくなんでちょ?」 れいむの中身が、母の命を奪った毒物で出来ている事を。 『おにーさん』によれば、それでれいむが死んだりする事は無いが、通常のゆっくりにとってのご馳走である甘味が猛毒になる為、普通のご飯は食べられなくなったらしい。 「まあ、この治療法で助かっただけでも御の字だろうさ。お前の姉妹は十匹近く居たんだぞ?それがお前残して全滅だ」 この病に感染した大人のゆっくりはまず助からないそうだ。 生まれる前の赤ちゃんだけは助けられるらしいが、万に一つの確率でしかない。実質、不治の病で死の病なのだという。 れいむは心の中で両親と姉妹に何度も謝罪した。 そんな事も知らず、れいむは母を罵倒した。心の中で汚物扱いさえしてしまった。命を懸けて自分の誕生を見守ってくれていたのに。 父はゆっくりの身では購い切れない治療費の為に自ら加工所へ向かったそうだ。そこまでして助けてくれた事に、れいむの胸が熱くなる。 十人近く居た姉妹は治療に堪え切れず永遠にゆっくりしたという。見た事も無い姉妹が自分の代わりに犠牲になったようで、れいむの心に罪悪感となってのしかかってくる。 だが、涙を流して死んでしまった家族達に詫び続けるれいむを、『おにーさん』は一喝した。 「お前がいつまでもグジグジ泣いててどうするよ。頑張ってゆっくりするんだろ?だったら泣いてる暇なんか無いだろうに」 「…………ゆん!わきゃったよ!りぇいみゅ、がんびゃってゆっくちしゅりゅよ!」 『おにーさん』の励ましを受け、れいむはそのゆん生の第一歩を踏み出した。 しかし、れいむのゆん生はいきなりの挫折を迎えた。 自分を治してくれた『おにーさん』の厚意によって当面の住居と食事を確保したは良いが、その『おにーさん』が全然ゆっくりしてくれない。 毎日、朝早くに慌ただしく出かけて行ったっきり深夜になるまで帰ってこないのである。 如何にれいむの聞き分けが良くてもまだ生まれたての赤ゆだ。 本来なら付きっきりで面倒を見なければいけないのだが、そんな事おかまい無しで『おにーさん』は出かけてしまう。 留守の間はここに居ろ、と入れられた水槽の中で一人寂しく遊びながら、れいむは不満を募らせていた。 (りぇいみゅいいこにしてりゅよ……わがみゃみゃもいわにゃいよ……おにーしゃんのいうとおりにしてりゅよ……。 ……にゃんで、おにーしゃんはりぇいみゅとあちょんでくりぇにゃいの……?) 我侭の一つも言わず、ゆっくりの常識からすれば有り得ない『赤ゆだけのお留守番』を続けるだけの日々。 日を追う毎にれいむの不満は膨れ上がっていく。そしてその不満はとうとう爆発した。 「……おにーしゃぁああああん!ゆんやぁああああああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 突然泣き出したれいむに吃驚した『おにーさん』。慌ててれいむを宥めながら話を聞く。 「……ぐすっ……おにーしゃん……なんで、りぇいみゅをおいちぇいくにょ……?りぇいみゅのこと……きらいなにょ………?」 りぇいみゅをおいちぇ、どきょにいきゅの……?いっちょにゆっくち、しちぇくりぇにゃいにょ………?」 「あん?何処にって……会社だよ。仕事をしに行ってるんだよ」 さも当たり前のように返された言葉に、れいむは顔を上げて質問を重ねる。 「……おしぎょちょ……?」 「あー………、お前らで言う狩りみたいなもんだ。もっと難しくてややこしいがな」 「にゃんで、しょんにゃこちょしゅりゅにょ……?」 「そりゃ俺が人間だからだよ。人間は仕事をしなきゃ食って行けないんだ」 その答えに、れいむは頭だけで器用に首を傾げた。 「……にんげんしゃん?」 『おにーさん』が詳しく調べた所、どうやられいむの餡子脳に焼き付いたゆっくりの常識は相当曖昧になっているらしい。 今まで人間とゆっくりの区別がついていなかったのかよ、と『おにーさん』は呆れたが、どうやら原因は彼にあるようだった。 「実験もとい治療の副作用だな。こんな結果が出るとは俺も思ってなかったが」 治療の為に母親の頭から切り離されたため、本来生まれ落ちるまでに受け取る筈だった記憶や経験が一部受け継がれていないのが原因らしい。 「ゆぅううううん!じゃあおにーしゃんはにんげんしゃんなんだにぇ!」 「ああ、そうだ。んで、お前はゆっくりって訳だ」 たっぷり時間を掛けた説明により、れいむにもようやく『おにーさん』達が『人間さん』と呼ばれる種族で、ゆっくりとは違う生き物らしいことが理解出来た。 そして『人間さん』は毎日お仕事をしなければいけないと言う事も。お仕事って何をするの?と尋ねるれいむに、『おにーさん』は苦笑しながらこう応えた。 「そうだな、お前にも解るように言うなら『他人をゆっくりさせる』事だ」 その答にれいむは仰天した。他人をゆっくりさせる!?その為に、『おにーさん』は毎日ゆっくり出来ないのに!? その疑問を素直にぶつけて来たれいむに対し、『おにーさん』はこう返したのだ。 「いいか、れいむ。俺は野菜を作れないし、服だって作れない。家なんて尚更だ。でも、野菜を作る農家の人や服を作る職人さん、家を建てる大工さんが出来ない事を俺は出来る。 だから俺が出来ることで誰かをゆっくりさせてあげて、同じように俺の出来ない事でゆっくりさせて貰うんだ。それが、仕事をする、働くって事なんだよ」 そう言ってお仕事に向かう『おにーさん』の背中を呆然と見送りながら、れいむの中にある思いが芽生えていた。 そうだ、いつまでも泣いてばかりは居られない。父や母、そして姉妹が分けてくれたゆっくりのおかげで生き残った自分には、やらなければならない使命がある。 人間さんが他人の為にゆっくりしないで頑張るように、れいむもまた皆をゆっくりさせねばならない。自分が貰ったゆっくりを、皆に返さないといけないのだ。 命と引き換えにしたゆっくりを、十人分以上も貰ったのだ。これから先の生涯全てを掛けても、はたして果たせるかどうか解らない。 (……しょりぇでも!りぇいみゅはやりとぎぇてみしぇりゅりょ!!おきゃーしゃん、おちょーしゃん、おにぇーちゃん、りぇいみゅをゆっくちみちぇちぇにぇ!!) れいむは知らなかったが、それは『ゆっくりがえし』と呼ばれる行為だった。 ゆっくりさせて貰った分、相手をゆっくりさせるという最も原始的なゆっくりの価値観であり、現在を生きるゆっくり達から失われてしまった美徳である。 図らずもれいむは両親から受け継ぐ筈だった記憶の代わりに、祖先の価値観を復活させた『先祖返り』を起こしていたのだ。 とはいえ、ゆっくりはゆっくり。どんなに壮大な目標を掲げようが、生物界で最弱を誇る饅頭に出来る事などたかが知れている。 『おにーさん』のお仕事を手伝おうにも何がなんだかさっぱり解らなかったし、ご飯を集めてこようにも何処に何があるのかすら知らなくてはどうにもならない。 れいむの意気込みは早々に頓挫した。 「お゛に゛い゛じゃ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!ごべん゛な゛じゃ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 しかし自分が何も出来ない無能であると知ったれいむが号泣しながら『おにーさん』へ謝った時、彼はこう言ってくれたのだ。 「お前、まだ赤ゆだって事忘れてないか?何も出来ないなら、出来る事を覚えりゃ良いんだよ。 第一、子供の仕事は勉強だぞ?お前はまだ何も勉強してないだろうが。俺が教えてやるから、勉強してみろ」 『おにーさん』が教えてくれたのは、お家の中に沢山ある『ぴこぴこさん』の使い方だった。 『ぴこぴこさん』は大抵黒い小窓とセットになっており、使う度に小窓に何かが表示される。 『おにーさん』が言うには小窓に浮かんでいるのは文字と言う物で、『ぴこぴこさん』が何をしてくれるのかを教えてくれるらしい。 だが、文字はとても種類が多く、れいむがどうにか読めるようになったのはアラビア数字が精々。 最終的には二桁まで数える事が出来るようになったものの、平仮名や片仮名は幾つか読める程度以上にはならなかった。 それでも、れいむの赤ゆ言葉が抜ける頃には殆どの『ぴこぴこさん』を扱えるようになっていた。 「これでぴこぴこさんはつかえるようになったよ!」 「ぴこぴこじゃなくてリモコンだっての。……まあ、これだけ使えるなら留守番くらいは出来るか」 手狭になった水槽から出されたれいむに与えられた仕事は『おるすばん』である。 流石に来客の応対などは不可能なので、主にやるのは『おにーさん』の帰宅に合わせて風呂の追い炊きやエアコンのスイッチを入れる程度だが。 『おにーさん』からは『家の中を汚したり物を壊したりしなければ何をしてても良い』と言われていたが、れいむはなるべくリビングから出ようとはしなかった。 (おにーさんのたいせつなおうちは、れいむがまもるよ!!) そんな使命感に駆られ、れいむはリビングのサッシから毎日お外を見張っていたのだ。 決してリビングで日向ぼっこをしていたり、専業主婦よろしく昼ドラに見入っていた訳ではない、と思う。多分。 れいむが留守番を任されるようになってから一ヶ月余り経った頃、事件が起きた。 「ゆっ!ここをれいむたちのゆっくりプレイスにするよ!」 「「「「「ゆ~♪」」」」」 遅刻寸前だった『おにーさん』がうっかり閉め忘れた玄関から、野良らしきれいむの一家が侵入して来たのだ。 「ここはおにーさんとれいむのゆっくりプレイスだよ!!かってにはいってきちゃだめだよ!!」 「ゆん?おかーさん、あそこにへんなれいむがいるよ?」 「ゆ?……ゆっくりできないれいむはゆっくりしねぇ!!」 全く無遠慮に、我が物顔で上がり込んでくる一家を押しとどめようと姿を現したれいむに向かい、全力で体当たりしてくる親れいむ。 生まれて二ヶ月しか経ってないれいむが抵抗できる筈も無く、呆気なく吹き飛ばされてリビングの中央まで吹き飛ばされた。 「ゆぎぃ……いじゃいよう………」 「おちびちゃん!あんなへんなかみのけさんのれいむにちかづいちゃだめだよ!かみのけさんがあんなふうになるよ!」 「かみのけさんがあんないろになるのはゆっくりできないよ!」 「へんなかみのけのれいむはゆっくりしないでしんでね!」 れいむの髪は真っ赤に染まっている。勿論天然だが、明らかな異相を持つれいむをこの一家は『ゆっくりできない』と認定した。 しかしれいむは殺されなかった。病気か何かだと思われたからだ。 痛みに悶えて動けないれいむを尻目に、一家はリビングの様子に目を奪われていた。 カーペットが敷かれたリビングはとても広く、今まで暮らして来たお家とは雲泥の違い。 日当りの良さそうな窓際に置かれたムートンの座布団はふかふかで、実に座り心地が良さそうだ。 お城の形に積み上げられた積み木はカラフルで様々な形が用意されており、いくら遊んでも飽きないだろう。 車輪の付いた滑り台の階段は緩やかで、子ゆっくりでも簡単に登れるようになっている。 犬用の給水器に蓄えられたあまあまジュースは一家全員でも飲み切れまい。 その側に置かれた餌皿には、見た事も無いゆっくり出来そうなご飯が山盛りにされていた。 まさに一家が思い描いた理想の『ゆっくりプレイス』がそこにあった。 余りの感動にしばし無言になっていた一家だったが、一番小さな子れいむが鳴らした腹の音で我に帰る。 「ゆっ!みんな、あそこのごはんさんをいっぱいむーしゃむーしゃしようね!!」 「ほんとう!?あんなにいっぱいむーしゃむーしゃしていいの?ゆわ~い!」 「あんなごはんさんはみたことないよ!おいしそうだね!」 親れいむの言葉に一番大きな子まりさが喜び、恐らく次女であろうれいむがその味を想像して涎を垂らす。 そして一回り小さな子まりさ二匹と子れいむが餌皿に向かって駆け出した。 「まりしゃがいちばんさいしょだじぇ!」「まりしゃがさきだじぇ!!」 「おにぇーしゃんずるい!れいみゅもむーちゃむーちゃしたいよ!」 その姿に苦笑しながら、親れいむも食事をするべく餌皿に向かう。 その足を止めたのは、背後から聞こえて来たか細い声だった。 「……だめだよ……それは、れいむのごはんさんだから………たべちゃ、だめなんだよ………」 「なにいってるの!れいむはしんぐるまざーなんだよ!かわいそうなんだよ! そんなれいむからごはんをうばおうとするれいむはゆっくりしないでしんでね!!」 痛みで涙目になりながらも、赤髪のれいむは餌皿に向かう一家を制止する。 が、親れいむには只の強がりにしか見えなかった。 潰してしまいたいのを我慢しながら、親れいむは餌皿に目を向ける。 視線の先では一着を取ったらしい子まりさが、大きく開けたお口でご飯に齧り付く所であった。 「ゆっくちいただきます!むーちゃむー……ゆげぇえええええ゛え゛え゛え゛え゛え゛っ゛!!」 「ま、まりさぁああああ!?!?!?」「おにぇーしゃぁああん!?」「ゆわぁあああ!?まりさのいもうとがぁあああ!!」 だが、そんな微笑ましい光景が即座に地獄に変わる。 餌に齧り付いた子まりさが突然、明らかに致命傷な量の餡子を吐き出したのだ。 仰天した親れいむが駆け寄るが、子まりさは既に「ゆ゛っ゛……ゆ゛っ゛……」と虫の息。もう助からないのは一目瞭然だった。 それでも一縷の望みを懸け、親れいむは給水器のジュースを勢い良く吸い込んだ。 「……ゆ゛っ゛!?!?!?」 最初に感じたのは違和感。舌先が痺れるような、ちっともあまあまじゃない感覚。 一瞬遅れて襲って来たのは、全身を打ち抜く途轍も無い衝撃であった。 「ぶべぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛っ゛!!!!!な゛に゛ごれ゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛っ゛!!!!!」 口に含んでいたジュースを思いっきり吹き出す親れいむ。その飛沫は、子れいむの周りに集まっていた子供達に直撃した。 真っ赤なそれが無防備な子供達に降り掛かる。次の瞬間、子供達は魂消るような絶叫をあげて苦しみ出した。 「ゆぎゃああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!い゛じゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛い゛い゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛っ゛!!!!」 「おべべがぁ!!りぇいみゅのきれいなおべべがぁああ゛あ゛あ゛!!!」 「いだい!いだいぃい!!とって!これとってぇええ゛え゛え゛!!」 「おぎゃあぢゃぁあああん!!いだいよぉおおお!!はやぐべーろべーろぢでぇええ゛え゛え゛!!」 阿鼻叫喚に陥る一家。山盛りになった『激辛スナック菓子』と『タバスコの希釈液』という劇物がもたらした悲劇であった。 「ゆ……だからいったのに………」 赤髪れいむがぽつりと漏らす。耳聡くそれを聞きつけた親れいむが鬼の形相で詰め寄った。 「おばえの、おばえのしわざだね!!ゆるさないよ!!」 「れいむのせいじゃないよ……、れいむはとめようとしたんだよ……。 それより、このままじゃおちびちゃんたちがしんじゃうよ、きっちんにいけばおみずがあるから、それであらえば……」 「ゆっ!だったらゆっくりしないでさっさとおみずさんをもってきてね!!」 「きっちんのながしだいは、れいむたちじゃとどかないよ……、はしごさんをもっていかないと………」 痛む体を引き摺って、赤髪れいむはキャスター付きの滑り台へ向かった。 実はこの滑り台、赤髪れいむの手が届かない所をカバーする為に用意された足場なのだ。 ゆっくり用の遊具の中で、足場代わりになりそうなものがこれしか無かった為である。 車輪が付いているので、赤髪れいむでも一生懸命押せば動かす事が出来た。 「ゆんしょ、ゆんしょ……」 とはいえ、それは万全の体調だった場合の話。 倍程も違う親れいむに突き飛ばされた赤髪れいむに、そんな力は出せなかった。 「なにやってるの!ぜんぜんうごいてないよ!このぐず!!れいむはぐずはきらいだよ!!」 そして赤髪れいむの怪我の元凶である親れいむは手伝おうともしないで、必死に踏ん張るれいむに罵声を浴びせるだけだった。 そうこうしている合間にも、子供達の苦痛の声は続いている。そしてとうとう、一番小さなれいむが痙攣を起こし始め、 「……もっちょ………ゆっくち……しちゃかっ………」 その言葉を最後に、遂に動かなくなってしまった。 「ゆ゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!お゛ぢびぢゃ゛ん゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 番だったまりさが残した大切な忘れ形見の、あまりにもゆっくり出来ない最後に母れいむは絶叫する。 何故、どうしてこうなった?母れいむの脳裏で渦巻く疑問。 まりさが死んでご飯が獲れなくなり、周りの草花を喰い尽くして虫さえ寄ってこなくなったお家の代わりを探しているうちに見つけた大きなお家。 随分慌てた様子で人間さんが出て行くのが見えた。恐らくこのお家がゆっくり出来なくなったので他のお家を探しに行ったのだろう。 だったらこの空き家は自分達が貰おうとお家宣言した途端、突然現れた変なれいむに邪魔をされた上に大切なおちびちゃん達を殺されてしまった。 そうだ、全てこの気持ち悪いれいむの所為に違いない! あまりにも身勝手な、真実とは程遠い捏造された記憶から導き出された結論に突き動かされ、親れいむは赤髪れいむに躍りかかった。 「げずな゛れ゛い゛む゛ばゆ゛っ゛ぐり゛じな゛い゛でじね゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」 「ゆっ!?」 醜く歪んだ凶相を振りかざして勢い良く跳ね上がって踏み潰そうとする親れいむの姿に圧され、赤髪れいむは咄嗟に転がって避ける。 目標を見失った親れいむは、そのまま先程まで赤髪れいむが動かそうとしていた滑り台に激突した。 赤髪れいむより大きな質量を叩き付けられた滑り台が、与えられた運動エネルギーのままに勢い良く走り出す。 その車輪の先にいたのは、未だにタバスコに苦しみもがく子供達であった。 「ゆ゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ごろ゛ごろ゛ざん゛ごっ゛ち゛ごに゛ゃ゛い゛で゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」 慌てて横へ転がり、逃げ出す子れいむ。 そして逃げ遅れた子まりさ達が気付いた時には、滑り台は目前に迫っていた。 そして、 「ゆべっ!!」 まだ小さな子まりさを引き潰し、その皮と餡子を車輪に巻き込み、 「ゆがっ!!」 大きい子まりさを跳ね飛ばして、ようやく滑り台は止まった。 「ゆ~おそらを……づみ゛ぎざん゛どい゛て゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!ゆ゛びゃ゛っ゛!!!!!」 跳ね飛ばされた子まりさを受け止めたものは、お城の形に積み上げられていた積み木だった。 ガラガラと崩れ落ちる積み木に埋もれるまりさを一先ず置き、親れいむは車輪に車輪に巻き込まれたまりさの元へ向かう。 何故なら、それだけの大惨事にも拘らず、まりさはまだ生きていたから。 「おぎゃあじゃああああん………いぢゃいよぅ…………たぢゅけでぇええ…………」 とはいえ、最早助からないのは明白だった。 生まれて間もない赤ゆの柔らかい肌が仇となり、体の大部分を車輪に巻き込まれてしまった為に動く事すら敵わない状態。 溢れた餡子が車輪に押し戻され、塞がれていたのも不運であった。 自力で這い出す事も出来ず、傷口を車輪で塞がれているので失餡死すら出来ず、まりさに出来たのは母に助けを求める事だけだった。 「おぢびじゃあああああん!!いまたすけるからねぇえええ!!」 「ゆっ!だめだよ!いまうごかしちゃったら……!!」 赤髪れいむの制止すら聞かず、親れいむはまりさの上に鎮座している滑り台を退かそうと動かした。動かしてしまった。 「ゆ゛ぐぁ゛w゛ぜd゛r゛f゛t゛g゛y゛ぶじごl゛p゛!!!!!!!!!」 声にならない叫び声をあげ、まりさがぷくーっ!したかと思った次の瞬間、餡子を散らして爆ぜた。 何が起こったのか理解できずに硬直した親れいむに、返り餡が浴びせられる。 ほかほかの、まだ温かい餡子が親れいむの金縛りを解いた。 「お………おちびちゃぁあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ゛!!!!!!!!!」 先程までの絶叫を超える、とんでもない声量の絶叫に窓ガラスがビリビリと震える。 親れいむが滑り台を動かした事で体内の餡子が押し出され、まりさの体が内圧に堪えられずに破裂したのだ。 赤髪れいむの制止を聞いていれば、あるいは助かる可能性があったのかも知れない。 よりによって親れいむは自分でその可能性を摘み取ってしまったのだ。 しかし親れいむはそれを認めなかった。 餡子をフルに回転させ、自分の子供を殺した犯人を捜す。 瞬き程の時間を掛け、親れいむは赤髪れいむが犯人であると確定した。 「こぉおおおのぉおお!どげすがぁあああああ!!!」 「ゆ゛っ゛!?」 鬼の形相で睨みつけてくる親れいむに、赤髪れいむの全身がすくみ上がる。 「おちびちゃん!このげすをころすよ!てつだってね!………おちびちゃん?」 自分の呼び掛けに返答が無い事を不審に思った親れいむが、積み木のあった場所に目を向ける。 そこにあったのは、全身を積み木に貫かれたまりさの姿だった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!」 最早何度目かも解らない親れいむの絶叫が響き渡る。 積み木は前日に赤髪れいむと『おにーさん』によってお城の形に積み上げられていた。そこにまりさが突っ込んだのだ。 屋根に使われていた三角錐、城壁に使われていた立方体に直方体、塔に使われていた円柱や角柱。 怪我をしないよう角を丸く削った配慮も意味を成さず、方体に削られ、円柱に打たれ、とどめに中枢餡を三角錐に貫かれたまりさは悲鳴を上げる間も無く即死したのだ。 一先ず置かれた時にはもう死んでいたのは幸いだったのだろう、親れいむに見捨てられる瞬間を目撃しなくて済んだのだから。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!でい゛ぶの゛お゛ぢびぢゃ゛ん゛だぢがじん゛じゃ゛っ゛だぁ゛あ゛あ゛あ゛!!!…………ゆっ!?」 相次ぐ愛娘の死に狂乱していた親れいむがふと気付く。 親れいむのおちびちゃんはまりさ、れいむ、まりさ、まりさ、れいむ、の順番である。 その内死亡が確認できたのはまりさ、まりさ、まりさ、れいむ、だ。 (……そうだよ!れいむにはまだれいむににたおちびちゃんがいるよ!) そう、次女に当たるれいむはまだ無事な筈だ。先刻、滑り台がぶつかる寸前に逃げ出したのを親れいむは目撃している。 だが、先程の呼び掛けに返事を返してくれなかったので忘れていたのだ。 まさかタバスコにやられてしまったのか?不安になった親れいむが視線を巡らすと、親れいむから若干の距離を置き、子れいむがこちらの様子を伺っているのが目に入る。 「おちびちゃあああん!!ぶじだっ「こっちくるなぁああああ!!」ゆ゛っ゛!?!?」 我が子の無事を喜び駆け寄ろうとした途端に拒絶され、親れいむの足が止まる。 よく見れば子れいむは警戒心を露にしており、親れいむの事を仇を見る目で睨みつけていた。 「ど……どうしたの、おちびちゃん?れいむはおかーさんなんだよ……?どうしてそんなめでみるの……?」 恐る恐る問いかける親れいむに、子れいむは憎悪の篭った昏い瞳を向けて吐き捨てる。 「ゆっくりごろしのゆっくりできないおやは、ゆっくりしないでしね!!」 「どぼじでぞん゛な゛ごどい゛う゛の゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛!?!?」 愛娘から浴びせられた罵声に目を剥いて驚愕する親れいむ。 しかし、子れいむは親の言葉を一蹴した。 「どうしてって、よくいえるね!れいむのいもうとたちをころしたのはおまえじゃないかぁあああ!!」 そう、自分の所行をまるで理解していない親れいむの凶行を、子れいむは全て目撃していたのだ。 毒を食べる様命令して妹まりさを殺し、自分達に痛くなる液体をぶち撒けて妹れいむを死なせ、滑り台で姉まりさを跳ね飛ばした上に妹まりさを轢き、とどめまで刺した。 いや、それ以前にこの地獄のような場所に子れいむ達を連れて来たのは他でもない、この親れいむである。 既に子れいむには目の前のゆっくりが親であるという認識は無い。姉妹を殺し、自分をも苦しめた仇敵にしか見えなかった。 一方、親れいむは娘の拒絶に困惑していた。 一体何を言っているのか?親れいむが子供達を殺しただなんて、とんでもない言い掛りだ。 第一、子供達を殺したのはあの気持ち悪いれいむであり、一緒に制裁しようとして無事な娘を呼んだのに。 そこまで思考が及んだ時、親れいむの脳裏に閃くものがあった。 (……ゆ?もしかして、おちびちゃんはあのげすのなかまなの?) それは証拠も何も無い思い付きだが、親れいむはその仮定をあっさり肯定してしまう。 途端に親れいむの視界から娘が消えた。その代わり、ゆっくり出来ないゲスれいむが目の前に居る。 体の奥底から湧き上がる憎悪に身を任せ、親れいむは先刻まで愛娘と信じていた子れいむに踊り掛かった。 「ゆっくりできないげすはしねぇええええええ!!」 突然跳ね上がった親れいむを、子れいむは滑り台の時と同じく転がって避けようとする。 「ごーろごーろするよ!!……い゛じゃ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 子れいむが転がった途端、余りにも堪え難い痛みが全身を貫く。皮のあちこちにタバスコが染み込み、火傷と同じケロイド状態になっていたのだ。 何かが触れる度に悶えて転げ回れば転げ回る程、被害は拡大していく。 痛みに霞む子れいむの視界に、上空から親れいむのあんよが急速に近付いて来る様が映し出される。 「ごっ゛ぢぐる゛な゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 激痛で満足に動けない体では避ける事も出来ず、子れいむは親れいむの踏み付けを喰らうしか無かった。 「ゆ゛びぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!い゛じゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛い゛い゛い゛い゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛!!!!!!」 一回り大きな親れいむの体が子れいむを押し潰す。だが、子れいむは生きていた。 中途半端に避けた所為で、体の大部分を潰されても中枢餡は無事だったからだ。 どうあっても助からないのは目に見えていたのだが。 「ゆっくり!!できない!!くずは!!ゆっくり!!しないで!!しねぇ!!!」 「ゆ゛ぎっ゛!!い゛だい゛っ゛!!や゛べで!!ぢん゛ぢゃ゛う゛!!でい゛ぶ!!じん゛じゃ゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!」 親れいむが子れいむの上で飛び跳ね始める。子れいむにとどめを刺すつもりなのだ。 「や゛べで!!お゛ぎゃ゛あ゛じゃ゛ん゛や゛べでぇ゛え゛え゛え゛!!」 「うるさいよ!!おやにしねっていうげすは!!れいむのおちびちゃんじゃないよ!!」 微妙に中枢餡を外して執拗に繰り返される踏み付けに、子れいむが先程までの遣り取りを棚に上げて助命を懇願するが、母れいむは耳を貸さない。 子れいむは必死で逃げ出そうとするが、動き出すよりも先に母れいむの攻撃が当たる為に動く事もままならない。しかしその時、双方にとって不測の事態が起きた。 「ゆわあっ!?」 「ゆ゛っ゛!?」 子れいむの執念が通じたのか、親れいむが足を踏み外して無様に転げ落ちたのだ。その隙に子れいむは這いずるように逃げ出す。 「ゆ゛びぃ゛……ゆ゛ぐぅ゛………」 子れいむの体は半分が潰され、餡子が半分程も流れ出した状態であった。 こうなっては最早手の施しようは無い。むしろ一息に潰してしまった方が余程慈悲深いだろう。 それでも、子れいむは母から逃げるように這いずり始める。 激痛に顔を歪め、一歩ごとに餡子を漏らしながら、それでも尚見せる生への執着を、 「どこへいくの!?にがさないよ!!」 粉微塵に粉砕するべく、親れいむは猛然と子れいむに襲い掛かった。 満身創痍の子れいむと殆ど無傷の親れいむ。普通に見ればもう結果は見えているも同然であったが、それでも子れいむは歩みを止めない。 いよいよ母の兇手が届こうかという正にその時、子れいむはギリギリで目的の場所に辿り着いた。 「ゆ゛わ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!」 「ゆぎゃああああぁああ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!?!?!?」 親れいむが再び転げ回る。しかし今度のは自爆ではない。 「ゆ゛ぎぃ゛い゛い゛い゛い゛!!でい゛ぶの゛あ゛ん゛よ゛がぁ゛あ゛あ゛!!でい゛ぶの゛びぎゃ゛ぐがぁ゛あ゛あ゛あ゛!!」 親れいむが勢いよく踏みつけたのは、子れいむが最後の力を振り絞って引き寄せた積み木だった。 そう、子れいむは姉まりさの命を奪った積み木を目指していたのである。 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛……ざまあみろ、おねーちゃんといもうとのかたきだ……ゆぶぅっ………」 壮絶な笑顔を貼付け、子れいむはみっともなく転げ回る母を一頻り嘲笑うとそのまま力尽きた。 瀕死の体に鞭打ってまで求めたのが本当に敵討ちだったのだろうか?最早それは誰にも解らない。 ただ一つ確かなのは、子れいむ達姉妹が全滅した事で親れいむがしんぐるまざーからただのゆっくりに戻った、という事だけであった。 赤髪れいむは目の前で置きた出来事が信じられなかった。 母と娘が互いを罵り合い、そして殺し合った光景が。 「なんで……どうして……、おかあさんなんだよ………おちびちゃんなんだよ………かぞくなんだよ………」 見知らぬ自分の為に加工所へ行った父、知らずにとはいえ自分の為に毒を食べた母。 無償の愛を受けて生まれた赤髪れいむにとって、子を殺す親の存在なぞ理解の範疇に無い。 まして『ゆっくりがえし』を目標に立てている身からすれば、親を殺す子は居てはいけないもの。 混乱の極地に陥り、ただ震えているしか出来なかった赤髪れいむの漏らしたつぶやきを、親れいむは激痛の極地に居ながらも聞き逃さなかった。 「お゛ばえ゛ぇ゛……お゛ばえ゛の゛ぜい゛だぁ゛あ゛あ゛……でい゛ぶの゛お゛ぢびぢゃ゛ん゛が……み゛ん゛な゛じん゛じゃ゛っ゛だじゃ゛な゛い゛がぁ゛あ゛あ゛あ゛…………!!」 「ゆ゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛!?!?」 とんでもない言い掛りだが、赤髪れいむにはそれを否定することも抗議する事も出来なかった。 角の丸められた積み木にあんよの大部分を引き裂かれ、先程の子れいむを彷彿とさせる大怪我を負いながら。 鬼の如き形相で睨みつけ、地獄の底から響くような声で呪詛を叩き付けてくる親れいむの姿に、一切の思考が麻痺してしまったのだから。 「ぞごぉ゛お゛お゛お゛う゛ごぐな゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……………お゛ばえ゛だげばゆ゛る゛ざな゛い゛よ゛ぉ゛お゛お゛お゛…………」 「ゆんやぁああああああぁああああああっ!!こないでぇえええええぇえええええええ!!」 幽鬼のようにずり、ずりと這い寄ってくる親れいむ。その余りの迫力に赤ゆのようにしーしーを漏らしながら、赤髪れいむは涙を流して怯えるだけ。 金縛りになった赤髪れいむの目前に立ち、親れいむは鬼の形相のまま彼女に迫った。 「じぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛ね゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!」 「ゆぎゃぁあああああ゛あ゛あ゛あ゛!!……ゆ゛げぇ゛っ゛!!」 恐怖が限界に達したのか、赤髪れいむが餡子を吐く。血よりも尚真っ赤な色をした餡子が返り血のように親れいむに降り掛かる。 「ゆ゛ぎべぎゃ゛お゛ごお゛お゛お゛う゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛!?!?!?!?」 次の瞬間、名状し難き悲鳴を上げて悶絶したのは、親れいむの方であった。 全身を苛む痛みを一瞬で吹き飛ばす激痛に転げ回り、先程赤髪れいむが漏らしたしーしー溜まりに親れいむが突っ込む。 「ゆ゛じゃ゛ぎゃ゛ぎごげぐぐぐぎぼぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!!!!!」 破けたあんよから覗く親れいむの餡子を、赤髪れいむのしーしーが強烈な痛みで灼いていく。 灼熱する痛みに脳裏を真っ白にして悶え苦しむ親れいむに度肝を抜かれ、赤髪れいむは立ちすくむのみ。 「どぼじで…………でい゛ぶが…………ごん゛な゛べに゛……………、も゛っ゛ど………ゆ゛っ゛ぐり゛………じだがっ゛………………」 たっぷり苦しみ抜いた後、末期の言葉でさえ自分の罪を認めないまま、親れいむも先立った子供達の後を追う。おそらくあの世でも殺し合うのだろうが。 後に残された赤髪れいむはそのまま『おにーさん』が返って来るまで呆然としていたのだった。 『ゆっくりは、ゆっくり出来ないと判断したものを排除しようとします。 ゆっくり出来ないものには個体差がありますが、大きく分類すると『自分の命を脅かすもの』と『自分を不快にさせるもの』に分かれます。 前者は言うまでもありませんが、後者は矯正が必要な場合が多々ありますので、注意が必要です。 ゆっくりは異相の同属を認めません。自分と同じようで違うものを見せられて不安になってしまうからです。 お飾りを無くしたゆっくりが排除されるのも同様で、自分がお飾りを無くした様に感じられて不安になる為です。 ですので、同属への攻撃癖を矯正する場合は不安を取り除く方向で教育しましょう。 また、ゆっくりは自分の罪を受け入れる事をしません。悪い事をした、と認めてしまうとゆっくり出来ないからです。 その為往々にして『自分は悪くない、全部あいつが悪い』と責任転嫁してしまう事がよくあります。 まずは自分がやった事を認めさせる事から始めましょう。 この際にお仕置きは控えましょう。苦痛から逃げる為に口先を合わせて来る事がありますが、心の中では事実を認めていません。 一方的に責め立てるのでは無く、こんなことをしたらゆっくり出来なくなる、と認識を変えさせる事を第一にしましょう。 悪い事をしたら、誰が、どのようにゆっくり出来なくなるのかを理解できるまで説明してあげてください。 根気のいる作業ですが、この基本の躾が出来ないとゆっくりはゲスになり易くなってしまいます。 何事も基本が肝心、ゆっくり躾けていきましょう』 ~新ゆっくりバッジ認定協会監修『ゆっくりの躾け方 バッジ取得マニュアル』より抜粋~ 長い回想から目覚めたとき、れいむは自分に掛けられたタオルケットに気が付いた。 どうやら回想しながら眠ってしまったらしい。時計に目をやれば朝の八時、『おにーさん』はもうとっくに出掛けてしまってる時間だ。 起き抜けで霞む目を瞬かせると、頬が何やらごわついているのを感じる。 (ゆっ、れいむ、ないたままねちゃったんだ……。 れいむがなきながらねてるのをみて、おこさないようにしてくれたんだね……。ありがとう、おにーさん……) 涙に暮れる様を見られて尚落ち着ける程、れいむの肝は太くない。その事を慮ってくれたのだろうとれいむは察していた。 あの野良れいむ親子の襲撃において、親れいむを悶絶死させたれいむの体液を調べた『おにーさん』は、残酷な事実をれいむに告げたのだ。 「れいむ、お前……多分、子供が作れない体質になったんだ」 『おにーさん』に因れば、れいむの中身は豆板醤と呼ばれるものに近いらしい。餡子と同じく豆を原料にしているからだろうか。 ただ、一般に出回っている豆板醤の辛さを大きく上回っており、殆ど唐辛子ペーストと呼んで良い程なのだと言う。 それ故れいむから排出される全ての体液が辛味を帯びているのだ。親れいむが死んだのはその所為だ。 問題はそれが『全ての体液』に含まれている事にある。しーしーやうんうんだけじゃなく、汗や涙に唾液、そしておそらく精子餡にも。 すーりすーりやぺーろぺーろ等、ゆっくりのスキンシップには体を触れさせるものが多い。それは即ち汗や唾液に触れる機会が多いということ。 ゆっくりにとっての劇薬で構成されている今のれいむには、それらが一切出来ない。 それだけではない。子供をにんっしんっするならパートナーとのすっきりーっ!が必要だ。すっきりーっ!で放出される体液は精子餡だけではない。 まむまむから分泌される潤滑液や快感に伴う発汗、ぺーろぺーろ等の前戯で交わす唾液等、互いの体液が満遍なく混じり合うのがすっきりーっ!である。 そんな行為をれいむが出来る訳が無い。更にいえば、れいむの中身に触れた精子餡は例外無く死滅するであろう事も解っている。 つまり、れいむは子供を生む事も生ませる事も出来ないのだ。 あのれいむ親子のように、いや自分を生んでくれた両親のように自分のおちびちゃんとゆっくりする事が出来ない。それはどんな拷問よりも尚深い苦しみだった。 この体質を治せないのかと尋ねても、『おにーさん』は「それは出来ない」と即否定した。 「お前の体質は実験、もとい病気の治療に因るものだ。こればかりはどうしようも無いな」 身も蓋もない断定に、れいむの絶望は深くなるばかり。 今でこそこうして昔話にも出来るが、当時は自殺しなかったのが不思議な位の荒れようだった。 ……いや、本当は今でも引き摺っている。 れいむが『おにーさん』のお家から一歩も外に出ないのは、あの野良の親子のように迫害されるのを怖れるだけではない。 もし、お外で優しいゆっくりと電撃的な出会いを果たしても、すっきりーっ!はおろかすーりすーりすら出来ない身ではどうしようもないのだから。 『おにーさん』をゆっくりさせようと頑張るのも、もしかしたら番を迎える事すら出来ない事の代償なのかも知れなかった。 時折、あの親子の事を思い出す事がある。 想像を絶する殺し合いを始めるまで、あの親子はとても仲良さそうにしていた。れいむには到底望めない家族の団欒があった。 その度にれいむは涙する。恐怖からではなく、羨望で。 『おにーさん』もその事は知っている。だから今日も涙に濡れて眠るれいむを起こさないでくれたのだろう。れいむは『おにーさん』の温情に感謝する。 リビングに置かれた茎の上で、空調に揺れるありす。 このありすはれいむとは違う体質になる可能性が高いらしい。その為ぺーろぺーろもすーりすーりも禁止されている。 この子はどんな子になるんだろう。れいむの様に生きてるだけでゆっくりを殺しうる危険なゆっくりになるのだろうか。 それとも、他のゆっくりとも一緒にゆっくり出来るゆっくりになるのだろうか? 「ゆ~♪ゆんゆんゆ~♪ゆっくりうまれてね~♪」 TVの児童番組で覚えた下手糞な子守唄を歌って聞かせながら、れいむは思う。 (おちびちゃん、ゆっくりしたこにうまれてね。れいむがゆっくりできないぶん、みんなをゆっくりさせてあげてね!) 父母と姉妹から貰ったゆっくりを、この子にも与えよう。そしてその分この子が誰かをゆっくりさせてくれるなら、れいむは最高にゆっくり出来る。 ありすが身震いを始める。生まれる前兆だ。 さあ、まずはどんなおはなしをしようか。 そんな事を思いながら、れいむはありすの誕生をゆっくり見守っていた。 ※と、いう訳で一言あきの「餡子ンペ09」参加作品です。 テーマは3.改造「失敗作の末路 or 無双 or リハビリ」。 ……実はこれ書き始めたの十月だったりします。 「遅ぇよ!」「長ぇよ!」等のお叱りはご勘弁を。本人が一番気にしてますんで。 ……後編も順調に滞っています。本当に十二月中に書き上がるのだろうか…… いや、書き上げなきゃ駄目なんですが。頑張ります。 お読みいただき、ありがとうございました。 ……冒頭のお兄さんの独白、実は実体験だったり。 時間か筆力、勝手に生えてこないかなぁ…… 今まで書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 274 嘘つきゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 277 騙されゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 301 勘違いゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 314 仕返しゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 410 お尋ねゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 557 捕まりゆっくり 挿絵:キリライターあき
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『ゆセロ』 今、僕は友人の部屋に来ている。 「新しいボードゲームを買ったから遊ばない?」 そう言って友人が僕を呼んだのだ。 「ゆセロ」それが友人の買ったボードゲーム。 独特のマニアックさが漂う厚いマニュアルをパラパラめくる。 「要するにルールはオセロなわけだ」 「そのとおり!」 8×8マスの盤の上で「くろ」と「しろ」のコマを使って陣取りをする。 コマとして使われるのが赤ゆサイズの「ゆっくりえーき」― 「コマが違うだけだね」 「まあゲームの進行的にはそう思ってくれていいわ」 オセロの場合は石の取り合いで色が変わる時は裏表ひっくりかえす。 一方この「ゆセロ」では、赤ゆっくりえーきの頭部のおかざりをひねる。 おかざりの前面が「黒」と「白」の2色になっているのだ。 またおかざりの底面からはピンが突き出ており、これがコマえーきの内部餡の言語をつかさどる部位に刺さっている。 このピンの刺激によってコマえーきは自分の色を発声する。 この発声もおかざりの色と連動している。 おかざりをひねって色を変えることにより「くろっ!くろっ!」の鳴き声連呼が「しろっ!しろっ!」に変化するわけだ。 「もともとは視覚障害者用に考案されたんだって」 「…その設定ってどうなのかな」 「それでは始めようか」 盤面上で配置されたえーきが鳴いている。 「しろっ!」「くろっ!」 「くろっ!」「しろっ!」 ゆセロの初期配置。これはオセロと全く一緒だ。 コマを振って僕が先手になった。 真空パックされた「黒」のコマのパッケージを開ける。 コマを一つ置く。 「白」のおかざりをひねって色を「黒」に変える。 「しろっ!」「くろっ!」 「くろっ!」「くろっ!」「くろっ!」 さあゲーム開始だ― ――――― ―ゲームは終了した。 激しく競り合ったつもりだったが終わってみれば僕の完敗。 「勝ったぁ~」 友人は極上の笑顔でコマのゆっくりえーきに笑いかける。 「えーきちゃん達~♪らぶらぶ~」 さらには一匹一匹にちゅっちゅとキスの雨を降らせる。 赤えーき達もしあわせそうな表情で友人のらぶらぶちゅっちゅに応えている。 だけど例のマニュアルによれば、「ゆセロ」の本番はむしろゲームが終了した後だと言うんだ。 つまり―― 「ヒャッハー!すーぱー虐たいむよおおお!!!」 「し?しぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい?!」 「くろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお?!!」 。 友人は手始めに盤中央の赤えーきに目を付けて、おかざりをぐりんぐりんとひねり出す。 「くろっ?」「しろっ?」「くろっ?」「しろっ?」 おかざりのピンが激しく赤えーきの言語中枢を刺激しているのだろう。鳴き声がどんどん意味不明になっていく。 「くろしろくろしろくろしくしくししkすいししくくくしし」 やがてそれも限度を超えた様で。ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…と痙攣を始める赤えーき。 「さすがに限界かな~アタマが焼き切れちゃったかな~」 お飾りを引き抜くと、ちゅぽん、と液状化した餡子が流れ出す。 「も…もっちょ…しりょ…くりょ…しちゃかっ…ちゃ……」 「なーんだぁ!まだ鳴けるんじゃない!!ちっちゃいくせにすごいね!潰すけど!!」 ぺちゃり。 盤面の64匹の赤えーきの目が恐怖に染まる。 「ん~おびえるえーきちゃんたちも、ちょっちぇみょきゃわいぃわよ~!きょりょしゅけぢょ!」 赤ゆ言葉風に友人は盤面に顔を近づけて。 赤えーき共の一匹に視線をとめて、おかざりを引き抜く。 「ぱっく~ん!」 その赤えーきを一噛みする。さらには。 「む~しゃむ~しゃ、しあわせ~!」 しあわせ宣言で盛大に食べカスをまき散らす。これを飼いゆっくりがやったらバッジ剥奪モノだ。 しかし友人には食べカスでも赤えーき共には同族の死体の破片だ。 それを全身に浴びせかけられる恐怖で震え上がって。 「くろろろろろ……」 「しろおお?しろおおお?」 「しっ…ししし…ししし……」 あーあー。しーしー垂れ流してるのもいるじゃないか。 「ゆセロセットには面白いアイテムが入ってるのよねえ~。そろそろ使ってみよっかな~」 友人は箱の中から「おかざり」を取り出した。 赤えーきが付けているものと形は同じだが、これは色が白でも黒でもなくオレンジ色だ。 栄養補助食品にこんなパッケージ 友人は赤えーきを一匹つまみ上げると、お飾りを抜いて、 「くろ!くろ!くろ!…ゆ!?」 オレンジ色のお飾りを突き刺した 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!?」 みるみる内にプチトマトサイズの赤えーきが膨れあがっていく。 「……何なのそれ?」 「これは成長促進おかざりね。中にゆっくりの成長を加速する特殊な薬剤が入ってるわけよ」 サッカーボール大にまで膨れあがったところで、友人はお飾りを引き抜いた。 「ぜんこー!?ぜんこー!?」 「はいはーい、善行しますよー!ぐりっ!」 「くろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!?」 友人はグレープフルーツを食べるときに使うようなギザギザのスプーン(どこから取り出したんだ?)でそのえーきの右目をくりぬいた。 「はい、あーん」 「僕は食べないよ、そんなの」 「もったいなーい。こんなに美味しいのにぃ」 続いて左目もくりぬくと、そのえーきを床に置いて足で蹴り上げ、ぽむぽむとリフティングを始めた。 「くろっ?!しろっ?!くろっ?!しろっ?!くろっ?!」 「やっぱりサッカーボールって白黒じゃないとね~はいパス!」 友人が不意に僕の方にえーきを蹴る。僕はそれを右手で受ける。 「岬く~ん、それハンドだよ」 「何だい岬君って」 「私が翼くんならあんたは岬くんに決まってるじゃん」 「岬君も翼君もわからないって」 「はあああああ?こんなの腐女子の基礎教養でしょおおお?」 「本当かよ。というか僕は腐女子とかじゃないし」 「僕っ子なんて全部腐女子でしょ?そうに違いない・そうに決まってる」 「なんで決めつけるんだよ。あと僕っ子って言うな」 僕が友人にボールを投げ返すと、友人はノートラップで窓の外に蹴り出した。 「飼いゆから野良ゆになっても元気に生きて行けよー!生きてたらの話だけど!」 「どうでもいいけど君は妙にボールさばきが上手いな」 「ボールは友達ッッッ!!!」 「じゃあそろそろフィニッシュに行くかな。あんたもえーきちゃん達のおかざりはずすの手伝って」 「まだ何かやるのかい……」 うぞうぞうぞ。おかざりをはずすと赤えーき達は我先に盤上から逃げだしはじめた。そこへ、 「だいびーんぐ・ぼでぃぷれぇ~す!」 友人が体を大の字に広げて飛び込んでいく。 「ゆべ」「くろぉ」「ぞっ」 「なんで全裸になってるんだ。というかいつの間に」 「餡子が付いたら服がよごれちゃうじゃない。それに全裸は淑女のだしなみでしょおおおお!?」 裸で赤えーき達をぐっちょんぐっちょんに潰していく友人の姿を僕はもうただ見ていることしかできない。 「あんたも一緒にやりなさいよ。裸になって」 「勘弁してくれよ」 「裸の女が二人でからみあってる姿もエロくていいでしょおお!?」 「僕は性的にはストレートなんだよ。レズっぽいのは遠慮しておく」 「レズじゃないよ?百合だよ?」 「君は百合というかウツボカズラじゃないのか。食虫植物というか」 「なんでウツボカズラやねん……あ、植物の『捕食種』と言いたいわけか!やったねたえちゃん、使うお題が一つふえるよ!」 まだ潰れていない赤えーきをつかむと、友人はお尻にねじ込む。 「くろくろぐ…ぐじゃいいいいい!?ぐりゃいいいいいいい!?」 形のよい友人のお尻からはみ出した赤えーきの尻がぶりんぶりんしている。 もう僕は何とコメントしていいのか。 「君それはもう痴女というかド変態じゃないか?」 「痴女でもド変態でも可愛いでしょ?♪みぎに ひだりに ゆーら♪ ゆーら♪」 「……」 「かっつやっくき~ん!フンハッ!!」 お尻の中の赤えーきの下半身がシュッポンと音を立てて飛び、僕の目の前に落ちる。 まあ確かに友人はド変態だが、そんな友人の姿を見ていると胸にほっこりとした感情が浮かんでこないこともない。 …これが「愛で」という感情だろうか? ----- (終) 一応お題は全部使った…はず。 「飼いゆと野良ゆ」「捕食種」は厳しいか?
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◆ 皆さんのSSを読み、触発されて初投稿に至った次第です ◆ 拙い文章だとは思いますが、感想フォーム等を参考に、今後の改善に努めたいと思います ◆ 性的描写あり ◆ 虐待よりもギャグの方が目に付くかもしれません、こんな筈じゃなかったのに・・・! ◆ 実は一作目が頓挫して二作目を投稿してるのは内緒 『にんっしんしたゆっくりを虐待したい。』 そう思い立ったのはつい最近のことだ。 通常の虐待に行き詰まりを感じ、僕にゆ虐を教えてくれた先輩にアドバイスを請うたところ にんっしんしたゆっくりの虐待を薦められたのである。 にんっしん虐待・・・そういうのもあるのか! やはり先人達は偉大だ。 『新しい命の誕生を踏み躙る・・・その背徳感と、目の前で赤ん坊の命をもぎ取られたあいつらの顔がたまらないのよ! 』 嬉々として語る先輩の顔は、ある意味神々しかった。 でも饅頭に命っていう概念はあるのかな? 「ただいまだぜ。れいむ、きょうもたっくさんえさをとってきたんだぜ! 」 「ゆゆっ、まりさはさすがだね! かりのめいじんだよ! 」 「ゆっへん! それほどでもないんだぜ! それよりいっぱいたべて、げんきなあかちゃんをうむのぜ! 」 「まりさ・・・」 「れいむ・・・」 「「す~りす~り・・・ゆゆぅ~♪」」 今回の虐待には、我が家の軒下に(勝手に)住んでる番のこいつらを使おう。 二匹の大きさはおよそバスケットボール程、そして都合の良いことに、れいむは胎生にんっしんをしている。 ちなみに、まりさの言う『えさ』とは僕がこいつらが餓死しないようわざわざ庭に置いておいた生ごみのことだ。 そりゃたっぷり取れるわな。 「はいはい、お楽しみのところちょっと失礼しますよ。」 「ゆゆっ、にんげんさんはゆっくりできないよ! まりさ、なんとかしてね! 」 「まかせておくんだぜ、れいむ! まりさにかかればにんげんさんなんていちころぎゃぶぅっ!? 」 やかましいので、ハエタタキで二、三発殴りつけて黙らせておく。 大抵のゆっくりにとって、『人間=ゆっくりできない』程度の認識らしい。 相手の強さを測る能力なら、イヌやネコにも備わってるって誰かの右手が言ってた気がするが・・・。 こいつらは一体どうやって野生動物として生き延びてきたのだろう。 ・・・いや、動物などと言っては生命に対する冒涜かもしれない。口を謹んでおこう。 「まりさ、まりさ! しっかりしてね! 」 「ゆぴぃ・・・からだじゅうががんがんするのぜ・・・」 ハエタタキの振動はゆっくりの全身に伝わる。 つまり、頭部のみで構成されるゆっくりの体が脳震盪を起こした形になるのだ。 加えて、ゆっくりは体全体が聴覚器官の役割を果たしているため、その衝撃は計り知れない。 まりさがおとなしくなったところで、二匹を虐待部屋に連行する。 「にんげんさん、れいむとまりさをゆっくりはなしてね! れいむはにんっしんしてるんだよ!? 」 「だから苛めるんだよ! ゆっくり理解してね! 」 「どぼじでぞうなるのぉぉぉぉぉ!? 」 軽く会話のキャッチボールも済ませたところでさぁ虐待だぁ! さて、取り出しましたるは特製アイテム「にんっしん促進薬」。 要はレイパーと名高いアリスの特濃体液汁だ。 こいつを注射器にセットし、やや内角をねらい・・・ 「ゆゆっ? おにいさん、なにそれ? なんだかゆっくりできなさそうだよ・・・」 えぐりこむように打つべし! 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!? 」 あ、いけーねいけね。針全部刺しちゃったよ。 薬は注入されたみたいだからいっか。 「ゆがぁ・・・? ぽんぽんさんがへんだよぉ・・・」 れいむの膨れ上がった下腹部が蠕動を始めた。 早くも薬が回り始めたらしい。次の段階に移らねば。 先輩によれば、通常は『まむまむ焼き』で産道を塞ぐらしいが・・・。 今回はもう少し趣向を凝らすことにする。 アイテムその2、「ゆっくり用瞬間接着剤(小麦粉製)」の登場だ。 「さーて、れいむちゃんの下のお口はどこかなー? 」 顎の中腹よりやや下辺り、不気味にひくひくと蠢く穴があった。 穴があったら入るのが男ってもんだぜ! ま、入るのは僕じゃないけどね。 「ゆぅぅぅぅ!? れいむのぷりてぃーなまむまむになにするのぉぉぉぉぉぉ!? 」 「はいはい、良い子だからおとなしくしようねー」 れいむのぷりてぃー(笑)なまむまむに接着剤を流し込む。 これで子供は産めず、出産の時には産道が広がる代わりにまむまむを激痛が襲うことになる。 あ、そうだ。あにゃるの中にも接着剤流し込もう。こいつら適当な体の構造してるからな。 尻から産まれた桃太郎なんて駄洒落にもならん。 「ゆっ・・・はなせぇぇぇ! れいむにさわるなぁあぁぁ! 」 腹部を庇っているせいか、れいむがこちらにあにゃるをぷりぷりと振りかざしてきた。 わっしとばかりにそれを掴み、興味本位であにゃるに中指を突っ込んでみる。 たまには違う穴でもいいよね! 「ゆぴ・・・? おにいさん、ゆびぬいてぇぇぇぇぇぇ! 」 「ふふふ・・・コリコリ弾力のある中枢餡に触っているぞぉ、れいむ・・・」 指を少し下げると、丸っこい感触のものがあった。これが赤ちゃんかな? あにゃるに親指と人差し指も突っ込み、可能な限りに拡大し、れいむの胎内に向かって叫んだ。 「ゆっくりしていってね!!! 」 『ゆっ・・・して・・・ね・・・』 僅かだが反応があった。胎教ってきっとこうやるんだな。勉強になった。 予定通りあにゃるも固めておく。 「ゆひゅぅ、ゆひゅぅ・・・れいむ、もうおこったよ! にんげんさん、ゆっくりしないでかくご・・・ゆぎぎぎ・・・! 」 れいむを解放してしばらくすると変化が起こった。いよいよ出産の時がきたのだ。 「うっ、うっ、うばれるうぅぅぅ・・・!? 」 下膨れた顔に、もこもこと隆起する二つのテニスボール大の凹凸。どうやら二匹の子宝に恵まれていたようだ。 れいむのまむまむが塞がれているため、出る場所がわからずに戸惑っているに違いない。 「ゆぎぃ・・・あがぢゃん、もうちょっとゆっくりじでいってね・・・」 でなければ、親の腹から生れ落ちようとはしないはずだ。 「れいむ、れいむ! いまたすけるのぜ! 」 ハエタタキに殴られて、先程まで無様に失神していたまりさが駆け寄り、必死に介抱しようとする。 が、この状態でゆっくりに出来ることなどたかが知れている。 「ど、どうなってるのぜ・・・!? れいむのまむまむはどこなのぜ!? 」 「ゆがぁぁぁ・・・でいぶのあがぢゃん、おねがいだがらうごがないでね・・・」 博識な皆様方ならご存知だとは思うが、ゆっくりの出産時に飛び出す子供の勢いは中々のものだ。 原理は知らないが、例えるならば腹の中でパチンコ玉を撃つ様、と言ったところか。 その衝撃が、内側かられいむの腹部に加えられているのだ、痛みは推して知るべし。 「でいぶのおなががぼごぼごしてるぅぅぅ! きもい! おもにはらがぎぼいぃぃぃぃぃ! 」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!? ばでぃざはでいぶのおむござんでじょぉぉお!? ごどものぜぎにんどっでぇぇぇ! 」 二匹が昼ドラめいた会話を繰り広げる中、れいむの懇願も虚しく赤ゆっくりは外に出ることを止めようとはしなかった。 れいむのもっちりでっぷりとした腹部がメリメリとひび割れていく。 出産の勢いは母胎の強度に勝ったようである。 「うがぁぁぁ! おやをぐるじめるようなあがぢゃんはうまれないでゆっぐりじねぇぇぇ! 」 同時にれいむの自己愛も母性(笑)に打ち勝ったようだ。 胎児にとっては産まれることなど無意識の行動であろうに。 「もっと・・・ゆっぐりじだがっだ・・・」 断末魔の声にかぶさり、ブチブチと母親の胎を食い破りながらも、赤ゆっくりが生れ落ちた。 「「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!! 」」 赤れいむと赤まりさの番が産声をあげたが、 「れいむ!? おへんじしてよ、れいむぅぅぅ! 」 遺された親まりさは動揺して構う余裕はなかったようだ。 エイリアンの如く産まれた子供を前に、そりゃ冷静で居られるわけがないわな。 ・・・あ、そうだ。赤ゆっくり同士も胎生にんっしんさせてみよう。 オレンジジュースに浸しながらドッキングさせれば、栄養不足で死に至ることもないはずだ。 「ほ~ら、ご飯でちゅよ~。」 「ゆぴぃっ!? 」 「ゆひっ!? 」 先程の特濃アリス汁を赤ゆっくりに注射し、溺れない程度のオレンジジュースで満たされた容器に浸しておく。 「さぁ、お次はすっきりしましょうねー。」 「れいむぅ・・・。ゆ? おちびちゃんはすっきりしちゃだめだよぉぉぉぉ!? 」 やっと気付いたようだがもう遅い。親まりさには剣山という特等席を用意しておいた。 彼女には、生れ落ちて間もない我が子同士が交尾するのを、心行くまで見ていてもらおう。 「ゆぎゃぁぁぁ!? までぃざのあんよがぁぁあ!? 」 「ほーらおちびちゃん、す~りすり~♪」 「「ゆ・・・ゆゆっ? 」」 赤ゆっくりの番に振動を与え、強制的に発情させる。 子供でも一応発情する事は先達が証明済みだ。 「にゃ、にゃんだかからだがあちゅくなってきちゃよ・・・? 」 「まりちゃ、もうがまんできにゃぃぃぃ! 」 つくづく単純な体構造してるな、ゆっくりって。 しかし普通に交尾させるだけじゃつまらないな。 まりさのぺにぺににとんがりコーンでも被せておくか。 うん、実にお洒落なルーデサックじゃないか! 滑稽だよ、まりさ。 「いれりゅよ、れいみゅ・・・」 「はやくちてぇ・・・れいみゅのきょきょのうじゅきをしじゅめてよぉ、まりちゃ・・・」 そんな僕の気遣いを知ってか知らずか、いそいそと交尾の準備を始める二匹。 この台詞回し、こいつら本当に赤ん坊か。 既に二匹の体表はぬめぬめとした粘液に覆われ、電灯の光を受けて怪しく輝いている。ぶっちゃけきもい。 人間で言う四つん這いの格好になった赤れいむのまむまむに、 赤まりさが己の股間に聳え立つとんがりコーンを荒々しく挿入する。 「ゆゆ? れいみゅのきょきょはなんだきゃきゃたくてゆっきゅりできないよ? 」 「いちゃぃいいぃ! さけちゃうううぅ!? 」 各々勝手に感想を漏らしつつも、ぬちゃぬちゃと音をたてながら体を重ねあう。 前後運動が激しくなり、聞こえてくる音が更に濁ってきた頃。 「ゆふっ、ゆふっ、れいみゅ、ちょろちょろ、だちゅよ? 」 「ぽんぽんがごりごりしゅるよ、いぢゃいよぉぉぉ!!」 「「すっきりぃいぃぃぃぃぃぃぃ!!! 」」 二匹が絶頂を迎えた。 「ゆぐっ、ぐずっ、ばでぃざの、あがぢゃんがぁぁぁ・・・」 深い悲しみに包まれた親まりさは目から砂糖水を垂れ流している。 さぁ、第二ラウンドと行こうか! 親まりさを剣山から外し、赤ゆっくりのいる容器に放り込む。 荒い息の赤ゆっくりに、再び薬を打ち込んで発情させる。 今度は己の親が性欲の捌け口となるのだ。 おっと、とんがりコーンも忘れちゃいけねぇぜ。 赤まりさのはれいむの体内に残ってしまったようなので、二匹それぞれに被せておこう。 「ゆけけけけ・・・おかしがいのありちょうなまりちゃがいるのじぇ」 「うしろはれいみゅがもらっちゃよ! 」 「やめてね、やめてねおちびぢゃん・・・ゆぎぃっ!? 」 薬のせいか、生まれ持った性質なのか、赤ゆっくりの口調はゲスのそれに近いものとなっている。 それにしても子供の交尾を見せられた挙句、その子供に犯される親の心境は之如何に。 加えて前からも後ろからも、生殖にはとても向かない異物を挿入されているのだ、肉体的な苦痛も大きい。 「ゆふぅ、まりちゃのここはゆるゆるだよ? とんでもないばいたじゃにぇ!」 「やめちぇといいながらもていこうしにゃいなんて、いんらんなのじぇ! 」 「ゆっぐ、ゆっぐ、おぢ、び、ぢゃん・・・」 突かれる衝撃で喘ぎながらも我が子に懇願する親の姿は、子供の目には映らなかったようだ。 悲しみに打ちひしがれてはいるものの 「「「ずっぎりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」 不思議とここだけは声を合わせるんだよなぁ。 先程と比べてその声には疲労が滲んでいるが。 「ゆげぇっ・・・もう、すっぎりは、いやだよ・・・」 赤ゆっくりが吸収したため、容器にオレンジジュースはもう僅かしか残っていない。 親まりさは餡子を吐き、生まれたことを、或いは生み出したことを嘆きながら絶命した。 それと入れ替わるように、赤れいむの産道がみちみちと開き始める。 「ゆぎゅ!? う、うばれりゅよぉぉ・・・」 産道からゆっくりのふてぶてしい顔が覗き、次の瞬間。 「れいみゅのあきゃちゃん、ゆっきゅりうまりぇて・・・ゆぴぃっ! 」 赤れいむの体が四散した。胎内の赤ゆの成長が、特濃汁によって異常に促進された結果である。 成体ならともかく、赤れいむの体では自分の体ほどもある赤ゆの出産には耐えられなかったのだ。 「ゆ? ゆ!? にゃにがおこっちゃの!? 」 「ゆっくりしちぇいっちぇにぇ! 」 「・・・は? 」 流石に驚いて声をあげてしまった。新たに生まれた赤まりさ(孫まりさと言うべきか)の生殖器が・・・ 「「どぼじでどんがりゴーンなのぉぉぉぉぉぉぉぉ!? 」」 ● 「ひっさつのどりるぺにぺにをくらうのぜ! 」 「ゆぎゃぁぁぁ、もうゆるぢでぐだざぃぃぃぃ!! 」 「おにぇーちゃん、すごーい!! 」 「ゆぷぷぷ、にきゅべんきはぶじゃまだにぇ!! 」 結局、意図せずして新種の開発に成功してしまった僕は、彼らを新たな虐待道具として使うことにした。 ちなみに成長した赤まりさはとんがりコーン専用の肉便器として現役を貫いている。ま、今は貫かれてるけどね。 呆れたことに、奴らはとんがりコーンを介して生殖行為を行ったため、その特徴をも子に引き継いでしまったらしい。 しかもこのとんがりコーン、あたかもドリルの様に回転するのだ。 従って、貫かれる側は体内の餡子をかき混ぜられ、五臓六腑を引っ掻き回されたような錯覚に陥るのだという。 無論、まむまむとの間に擦過傷も発生し、その痛みも尋常なものではないだろう。 「さぁ、つぎにつらぬかれたいやつはだれなのぜ? 」 さぁ、次はこいつでどんな虐待をしようか? おやつのとんがりコーンを口に含みながら、僕は新たな虐待方法を考えることにした。 * 完- <あ・と・が・き> 深夜のテンションって怖いですね、次からはちゃんとプロット立ててから書こう、うん・・・。 もっと精進せねば。